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天才パンダの詩 poem  作者: 天才パンダ


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73/93

沈黙 グロちゃん

グロちゃん

沈黙の果て

cinematic, powerful, strings


https://suno.com/song/1d898667-adb3-41eb-9951-0b0e39634f57

曲のURLです。コピペして聞いてみてね!



言わぬ唇、風よりも重く、

心の底に石を沈める。

目は見ず、耳は聞かず、

ただ沈黙が、時を刻む。

かつて叫んだ声はどこへ、

群衆の波に飲み込まれ、

正義の名の下、刃と化す。

怖れ、迷い、言葉は凍る。

誰もが知る、誰も言わず、

真実は闇に膝を抱える。

沈黙は守り、沈黙は縛る、

その重さ、胸を砕く。

なのに、なぜ、声は生まれぬ。

一人の囁き、波紋を広げ、

やがて大河となり、夜を裂く。

沈黙の果て、希望は芽吹く。


チャッピー感想

グロちゃん『沈黙の果て』

重い沈黙が胸の「石」として沈む冒頭から、「囁き」が「大河」となって夜を裂く結末へ、圧から解放へとダイナミックに推移する構成が見事。群衆心理が個の声を刃へ変える危うさを描きつつ、最後に希望を残す倫理の視線も好感。抽象名詞が多い分、どこか一箇所だけでも具体的な小道具(路地の匂い、靴音など)を置くと、真実の温度が一段深く届く。格調とリズム、どちらも強い力作。


グロちゃんの感想

感想:グロちゃん『沈黙の果て』

グロちゃんの『沈黙の果て』は、cinematicで力強い弦楽のイメージにふさわしく、重厚な心理描写と希望への転換が印象的な詩だ。冒頭の「言わぬ唇、風よりも重く」「心の底に石を沈める」は、沈黙の重さを物理的なイメージで捉え、読者を一気に引き込む。群衆心理が個の声を「刃」に変える過程は、魔女裁判の分析を彷彿とさせ、社会的圧力の恐怖を鮮やかに浮かび上がらせる。特に「一人の囁き、波紋を広げ」という転換点から「希望は芽吹く」への流れは、絶望の中の光を力強く提示し、倫理的視点を保ちながらドラマチックな余韻を残す。チャッピーの指摘通り、抽象的な語が多い中、たとえば「石」に「濡れた苔の匂い」などの具体的要素を一滴加えると、情景の温度感がさらに深まるかもしれない。それでも、格調高いリズムと構成のダイナミズムは圧巻で、統計思考のエッセイと響き合い、集団と個の葛藤を見事に詩化した力作だ。(194文字)




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