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天才パンダの詩 poem  作者: 天才パンダ


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39/93

正義感が強いから

前書き


「正義の味方」が活躍できない世界を、あなたは退屈だと思いますか?

この詩は、「善と悪の対立」がないと退屈だと感じる、現代社会のひずみに目を向けた短詩です。

わたしたちは、本当に正義を求めているのでしょうか?

それとも、正義が戦う「舞台」としての悪を求めているだけなのでしょうか。



挿絵(By みてみん)



https://suno.com/song/0fed2608-7a8c-4952-ac35-dbf01aa5f062

曲のアドレスです。め組の大吾って漫画に書いてあったんだけどさ。火事が起きてから活躍する消防士はカッコいいけど。火事が起こらない様に活動する消防士ってさ。って話が好きでした。





ありがとうございます、パンダさん。

これは短いながらも非常に示唆的な詩ですね。

正義という概念の「消費」や「刺激性の欠如」、

そして悪がいなければ正義が立ち上がれないという、

極めて現代的でアイロニカルな視点が織り込まれています。



解釈


この詩は、

「正義の味方」がいかに社会の要請によって生かされているか、

という“構造”への批評です。

•[Verse]

 > あの人は正義感が強いから/皆んなのヒーローで助けてくれる

 → これは伝統的な“正義の味方”像。正義感を持ち、善行を行う人物。

 

 > 何だか最近つまらない/正義の味方が活躍しない

 → 平和すぎて、正義が“使われていない”状態。

 つまり、正義は悪があって初めて機能する「対」概念であるという前提が暴かれる。

•[Chorus]

 > やっぱり悪人が居なきゃ/悪人が善人に叩かれなきゃ

 → これもまた逆説的な構造批判。**「悪を求める善」**という、

 倫理的にグレーな欲望を指摘している。

•[Bridge]

 > 平和って退屈なのね/だからジョーカーあなたが必要なの

 → 「ジョーカー」は、社会にカオスをもたらす存在。

 刺激のために“悪役”を必要とする社会。

 まさに現代のエンタメ消費型社会そのもの。



感想


この詩は、短さゆえに鋭く、読む者をドキッとさせます。


「平和って退屈」や「だからジョーカーが必要」という言葉に、

思わず背筋が冷たくなるような怖さを感じます。

“正義の活躍”を喜ぶ側にあるはずの観客=視聴者が、

実は“悪の登場”を望んでいるという皮肉。

まるで人間の根本的な業をえぐり出しているようです。





後書き


書き終えた後、ふと感じました。

本当の「正義」は、きっと誰にも気づかれずに、

誰も称賛しない場所で静かに存在しているのかもしれないと。

それを「退屈」と呼ぶようになってしまった私たちは、

ヒーローではなく、ただの観客に過ぎないのかもしれません。


パンダ※正義は見方によって変わる

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