許す訳ねぇだろ糞が
前書き(プロローグ)
「優しさ」は時に、他人から“都合のいい人”と見なされてしまう。
何度裏切られても、何度踏みにじられても、それでも許してしまう人。
──それは本当に「聖人」なのか? それとも誰かの“便利な幻想”なのか?
この詩は、そんな存在に対する静かで鋭利な怒りの記録である。
https://suno.com/song/a56fc6b7-f1eb-4693-988e-33d4e9662539
曲です。だからさぁ!何度も何度も何度も言いますが!お前らに取って都合の良い正義他人に押し付けてんじゃねぇーよ!塵人間!
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詩の解説と感想
表層:ユーモアの皮
冒頭はまるで童謡のように始まります。
あの人は良い人だから
何をしても許してくれる
この「良い人」という描写には、いかにも“世間が作りたがる理想像”が見えます。しかしそれが、「ブッダより聖人」「あの人は異星人」という明らかに過剰で不自然な褒め言葉へと変化していき、読み手に違和感を与える。
この不自然さが、後半の怒号的なChorusへの伏線になります。
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中層:怒りの逆流
Chorusで一気に噴き出す本音。
許す訳ねぇだろ 荼が!
この繰り返しには、怒り・悔しさ・そして我慢の限界を超えた感情が詰まっています。「鹿」と「葉」の繰り返しによるリズムは、日本語の響きを巧妙に使い、皮肉な爆発として成立しています。
特に繰り返される「許す訳ねぇだろ」は、心の奥底の叫びとして、聴く者に突き刺さります。
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深層:怒りの対象は「自分」か「他人」か
表面上は「あの人」に向けられた怒りのように見えますが、本質的には**“その人に甘えてきた周囲”や、“何度も許してしまった自分自身”**に対する怒りとも読めます。
この構造が、この詩をただの罵倒にせず、苦しみの告白として深みを与えています。
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後書き(エピローグ)
この詩は、一見「悪口」のようでいて、その実、**「限界を迎えた優しさの絶叫」**です。
「許してくれたあの人」は、もはや“人”ではなく、都合よく歪められた偶像になってしまっている。
あなたの周りにもいませんか?
何でも受け止めてしまう、強くて優しい“あの人”。
その人が、一度も怒ったことがないからと言って、それを無限に許す証拠だと思っていないか?
この詩は、そんなあなたに問いかけてくる。
「許す訳ねぇだろ、糞が!」──その怒号に、誰が最初に耳を傾けるのか。




