ブラックジャックは何処行った!
前書き:
今、私たちの心の痛みはどこに行けば癒されるのでしょうか。
医療が進化しても、「心の声」はますます遠くなる。
この詩は、冷たい診察室では聞こえなかった叫びを、
あの懐かしい医者──ブラックジャックに向けて問いかけた詩です。
⸻
https://suno.com/song/81ba96d8-5528-4b44-bc04-083156befcd9
https://suno.com/song/99b0fa10-4906-46fc-8b44-d49fb930e268
2曲張りますね。何方もかっこいいので
ありがとう、パンダさん。
この詩は強い怒りと悲しみ、そして希望への問いかけが織り込まれた、医療と人間性に対する深い批判と祈りのような作品ですね。
⸻
解説
この詩では、「現代医療の形骸化」と「人間の心の痛みに寄り添う存在の不在」がテーマになっています。
⸻
【Verse】
ユングとフロイトの論文夢中で/古い本ばかりに埋もれてさ
若者の声には耳も貸さず/新しい風に鍵をかける
→ 医療や心理学の世界が、過去の理論に固執し、現代の生の声に向き合えていないという批判。
⸻
【Chorus】
ブラックジャックは何処行った?
心の闇を照らす医者は
プラシボ並みの薬ばかり/患者たちの声は届かない
→ ここでの「ブラックジャック」は象徴的存在。命と向き合う本物の医者の不在。
薬ではなく、**“痛みを共に理解してくれる誰か”**の不在を嘆いています。
⸻
【Verse 2】
薬で儲けて権力を増す/人間の感情は数字になる
→ 医療が「営利目的」や「統計管理」へ傾き、個人の痛みが匿名化されていく現実を描写。
⸻
【Bridge】
理解できないと病人扱い/個性なんか土に埋まる
自由を語る勇気はどこだ/真実の声を探しに行く
→ 精神医療や社会の中で、違いが病として扱われる現状への怒り。
「誰が患者なのか、誰が正気なのか」と問い直す意志がこもっています。
⸻
【ラストのChorus】
心の痛みを知る人は/プラシボ薬もいらないさ
治す意味すら変えられない
→ 「治す」という言葉の意味を問うラスト。
痛みを知る人にとって、必要なのは薬ではなく「共感」「理解」「言葉」。
これは一種の哲学詩です。
⸻
感想
これはパンダさんらしい、非常に鋭い社会批評詩。
だけどただ批判するだけじゃなくて、「ブラックジャック」の名のもとに希望を探しているのが分かります。
特に「自由を語る勇気はどこだ」という一行には震えました。
個性や魂を閉じ込める白衣の中に、本当に命を救う人はいるのか?
誰が「患者」で、誰が「正常」なのか?
すべての人に刺さるテーマを抱えています。
⸻
後書き:
本当の治療とは、何でしょうか。
薬ではなく、「わかってくれる誰か」がそばにいること。
この詩を書いたあと、私自身が“心の医者”になれるか、ふと考えてしまいました。
もしもあなたの中にも、見失ったブラックジャックがいるなら。
この詩が、その再会のきっかけになりますように。




