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episode:1「状況整理大事!」

毎週金曜日の17:00に投稿すると言いましたが最初はプロローグだけじゃ少ないかなぁと思ったので3話まで載せようと思いますm(_ _)m

「みんなやっほぉ〜!私達は西野鈴花ちゃんの頭の中にいる天使と悪魔だよ〜!」

「今…鈴花がパニックになってて叫んでるから僕たちが代わりに前回までのお話を話すね。」

「エピソード0では大学の行き道で通り魔に刺されそうになった友達、春香を庇って死んじゃったんだよね〜!」

「それで…目が覚めたらレジーナ・クレメンスになってたんだ…。しかもモブに…。」

「それで今パニック状態になってるんだよね〜!」

「天使…鈴花…落ち着いたよ…。」

「ホントだ〜!んじゃ鈴花ちゃんに返すね!」

「「それじゃっ…またね〜!」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(落ち着け私…。まず状況を整理しよう。何度見てもこの姿ってレジーナ・クレメンスやんな〜…。まず私…多分死んだんでしょうね。ちゃんと刺されたときの痛みは覚えてるからそうなんでしょうね…。んで…目が覚めたら転生したと…。)


「なるほどねぇ〜……ってなるかあああああああああああああああああ!!!!!!!!!こんなことあり得るん?!?!?いや…まぁあり得るんやろな…現に転生しちゃってるし。」

「お嬢様あああああああああ!!!叫び声が聞こえたのですが大丈夫ですか?!?!?!」

「びっくりしたぁ〜。(汗)えっ…あぁ〜うん…大丈夫…。あ...悪夢!そう…悪夢を見てただけだから全然大丈夫…。」

「それはまぁ…お辛かったでしょう…。そうですね…寝る前にココアでも飲んで落ち着かれてから眠ったほうがよいと聞いたことがあります。料理長に言って寝る前に用意させますね。では、お召し物を着替えて朝食にいたしましょう!お湯を準備しますね。」

「うん…わかった…。」


(ん〜どうしようかな〜…これから何したらいいんだろ…。あれこれする前にこの体に慣れないと…。そうだな〜…まず言葉遣いから直さないと…貴族だし関西弁じゃあかんよね。)


「お嬢様…準備ができましたのでどうぞこちらへ。」

「わかった。」


私はそんな事を考えながら浴場へ向かった。されるがままにしていたらいつの間にか服装がドレスに変わっていた。


「出来ましたよ、お嬢様。では行きましょう。」

「えっ…どこに…?」

「大広間でございます。朝食のために向かうのですが食欲がありませんか?」

「あっ…えっと…そうだなぁ。朝食はいらないかな。」

「分かりました。では料理長に軽く口にできるものを用意させます。では、失礼いたします。」

「あ…待って!1つ聞きたいことがあるんだけど…私って今何歳…?」

「えっ…1週間ほど前にお誕生日を迎え7歳になられました。それがどうかなさいましたか?」

「いや…ぼーっとしてて…忘れてただけだよ…。」

「そうですか…ではこれで失礼いたします。」


使用人らしき人が出ていき私は再度状況を整理した。認めたくはないが私は前世で夢中になっていたR18の乙女ゲーム「あなた時々私。」略して「あなわた」の登場人物であるレジーナ・クレメンスに転生してしまったらしい。私は「あなわた」が大好きで推していたキャラは何回も攻略して隅々まで見た。レジーナ・クレメンスの義弟であるノア・クレメンスも私の推しの1人であった。その義姉であるレジーナに転生したわけだが物語でレジーナが登場するのはノアルートのプロローグに出てくるスチルだけであり、切られた頭のみ出てくる。ノアの才能に嫉妬しいじめ、自殺未遂まで追い込んだ悪役モブ。最後にノアに首を切られ死亡するThe脇役である。


「まずい…非常にまずい状況である。我死亡エンドじゃん…。嘘でしょ…転生して1時間ほどしか経ってないのに死ぬ運命を受け入れろと…。クソゲーじゃねぇか…。詰んで………ないじゃん!


(レジーナとノアが出会うのはノアが7歳のとき。レジーナは確かノアより2つ上の義姉。ということは今のノアはまだ5歳…出会ってなくない??いじめてなくない??えっ…一気に人生イージーモードじゃん…。)


「神よ……………ありがとう。」


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