episode:10 「誰よりも不幸な人間。」
★ちょっとグロい表現があります!
わたくし…西野鈴花あらためレジーナ・クレメンスは現在、この世に善人よりも遥かに大勢いて息をしているだけで環境を汚しているにもかかわらず何故か存在しているク◯ゴ◯人間に絡まれています。皆様ならどういった対応をいたしますか?そして私はどういった行動を取れば良いのでしょうか…?
A:素直に従い従順な振りをする
B:反抗して戦う
C:イカれた振りをする
教えてください…どれを選べば生き残れますか?ちなみに私が取った行動は…
3つの選択肢のうち全部でございます。
どういうことかと言うと……
「おじちゃん達だ〜れ?」
「おじちゃん達はいい人だから一緒に行こうか?お嬢ちゃん?ククッ」
「分かった!おねえちゃんも一緒に行くのぉ〜?」
「おねえちゃん?お嬢ちゃん…誰のこと言ってんだ?ここには俺達二人とお嬢ちゃん三人しかいねぇぞ…。」
「え?いるよ?おじちゃんがおんぶしてるじゃん…。ほら!おじちゃんの顔の隣におねえちゃんの顔があるよ!」
そう言うとチンピラ二人は真っ青になり顔を見合わせた。
「お…おい!俺の顔の隣になにかいるか?!!?!」
「なんも見えねぇよ!お嬢ちゃんっ…冗談きちぃ〜よッ…ははは!」
「わたし嘘つかないもん!ほら!おじちゃんの肩にも怪我してるおねえちゃんがいるよ!すごく怒ってるみたい!」
「…ひっ……何が見えてんだよっ…!気味が悪ぃ……。」
「おい…もうとっとと宝石だけ盗って行こうぜ…!」
「そうだなっ!」
「おい!ガキ!さっさとその髪飾りよこせ!」
そう言って私の髪をつかもうとしたので私は思いっきりチンピラの息子を蹴った。そう…蹴ったのだ。
「あう…ッ…くっ………!」
そしてもう一人のチンピラの息子くんは殴ってあげた…。生暖かくてキモかった。
「かっ…!…うぅ(泣)……!」
そして思いっきり逃げました。でも今の私は子ども…大人の速さに勝てるはずがなく少ししたら…
「ごらあ”あ”!止まれガキがあ”!!!」
いかにも怒っているような叫び声が聞こえてきた。
(いや”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!死ぬぅううううう!!!!どうしよどうしよう!!!!どこかに隠れないと!!!!)
色々考えながら必死に真っ暗な路地裏を走っていると、ある光が見えたので必死にそこへ逃げた。そこにはキラキラ光る短剣…ボーボー燃える焚き火…そして明らかにやべぇ人間…その腕には真っ黒なドラゴンがありました。
(へけぇ?無法地帯?)
「なんだ…?おいガキ…どっから入ってきた…。」
「あ…えっと…私は…あ”っ!」
次の瞬間、背後に迫ってきていたチンピラに髪の毛を思いっきり引っ張られた。
「やっと捕まえたぜ!ちょこまか逃げやがってっ…!」
そう言ってもう一人のチンピラが殴ってきた。
「い”た”い”っ…!離してっ…!!あ”あ”あ”!」
「暴れんなっ!チッ…クソが!黙んねぇと殺すぞ!!あ”あ”もう!静かにっ………」
スッ……ぼとっ
何かが床に落ちた音がした…そして私の髪を掴んでいた手が離された。
「な…なに…えっ…。」
何が起こったのか気になり後ろを見るとさっきまで私の髪を掴んでいたチンピラは首を切り落とされた死んでいた。そして私を殴ったチンピラは現在進行系で首を切られようとしていた。
「おい…てめえら…勝手にズカズカ入ってきては騒ぐなよ…耳障りじゃねぇか…あ”あ”?おいてめぇら…このガキ…湖に沈めろ…。見られたからには徹底的に消せ。」
「「「「はっ!!」」」」
(やばい…っほんとに殺される!!逃げないとっ!)
グキッ……
「あ”あ”あ”あ”!いた”あ”あ”あ”い”!!」
逃げようと思い後ろを向いた瞬間足を思いっきり何かで叩かれた。全身に激痛が走った。足の方を見ると思いっきり血が出ていて折れているような気がした。
「あぁ…あ”あ”…クッ…待って…っ…。」
(目から涙が出てくる…痛すぎる…どうしよう…本当に殺されちゃう…っ…誰かっ…!)
足から出てくる血は止まらないし痛みと同時に吐き気も襲ってきた。だが目の前にいる人達は容赦なく私の腕を引っ張りどこかへ連れて行かれた。ほとんど引きづられているような体制だったので湖に着く頃には全身傷だらけで血が大量に出ている状態だった。結構な量の血を出したので意識が朦朧としてきた。
「あぁ……すみません…助け…て…ください……。」
「あ”?まだ生きてたのかしぶてぇガキだな…。おい…とっとと落とせ。さっさとボスのもとに戻るぞ…。」
「はい!ほらよっ…!」
バシャン…………
すがるように必死に何度も助けを求めた。だがそんなのはお構いなく私は湖に落とされた。
次回は月曜抜きの7/3・5です!(テスト週間なので...)お楽しみに!




