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side story:シャルル・ノーヴァス③

その後なんやかんやありレナを部屋まで送り眠るまでそばに居た。


「眠った顔可愛いなぁ〜。お菓子みたい…。美味しそうだなぁ…。」


(さてとぉ…もう夜明けだしギルドに戻るかぁ〜。マスターにお願いしたいこともあるしねぇ。でも不思議ぃ…よくこんな小さい体で森に入れたなぁ…なんで魔獣がよってこなかったのかなぁ?まぁいいや…。)


ギルドに戻りマスターにお願いをした。


「マスタ〜…僕が任務を遂行したら願いを一つ叶えてくれるって言ったよねぇ?その願い事を言いに来たんだけどぉ〜良い?良いよねぇ。」

「願い事はなかったんじゃねぇのか?まぁいい…なんだ?」

「クレメンス公爵家のお嬢様、レジーナ・クレメンスと毎日会えるようにしてほしいんだぁ。」

「ぶっ…ゴホッ…ゴホッ…なんだって?!?!」

「だからぁ〜クレメンス家に毎日行けるようにしてほしいのぉ!」

「いや…何でだよ?!なんでクレメンス家に行きたいんだ?!?!」

「だ〜か〜らぁ〜そこのお嬢様のレジーナ・クレメンスに会いたいのぉ!」

「いや…そこのお嬢さんとおめぇが会う理由はなんだよ?!会う必要なんてねぇだろ?!」

「はぁ〜うるさいなぁ…。一から説明するから一旦落ち着いてよねぇ。」

「おめぇな…はぁ…。んで…なんで貴族のお嬢さんに会いたいんだ?」

「それがねぇ〜…」


仕方なく僕は一から全部話した。任務が終わった後レナに会って告白をされたこと、毎日会うと約束したこと。


「なんだそれ…作り話か?おめぇ…とうとうイカれたか…。」

「殺すよ?イカれてなんかないよぉ〜…僕は本当のことを話したよぉ?」

「じゃぁなんだ?その子が人を殺して返り血まみれのおめぇに本当に告白したって言いてぇのか?」

「本当だよぉ〜…僕のこと永遠に見ていたいんだってぇ〜可愛いよねぇ。」

「…………………はぁ……。分かった…嘘じゃねぇんだな…。」

「だからそう言ったじゃ〜ん。」

「だが…おめぇの願い事は叶えることが出来ない。貴族の中でも上位の四大公爵家に毎日通う?しかも暗殺者のおめぇが?無理な話だ。諦めるんだ。」



「…………。」



「おい…シャルル…聞いてるのか?」

「マスター…言ったよねぇ?なんでも叶えてくれるって…もしかして嘘ぉ?僕嘘つかれたのぉ?そしたら僕怒っちゃうなぁ…。」

「いや…シャルル…そうじゃない!他の願いなら叶えてやる!だからその願いは諦めてくれ!流石に無理な願いなんだっ…!」

「無理じゃないでしょ…。僕今までマスターのお願い聞いてきたよ…?どんな依頼でも断らなかったでしょ?それなのに僕のお願いは断るの…?そんなのだめだよ。」


スッ

「クッ…シャルル…落ち着けっ…。」


苛つきすぎて思わずマスターの首にナイフを突きつけてしまった。


「分かった!なんとかしてやる!国王に相談してみるから…剣をしまえ!王族なら権力でなんとか出来るかもしれない…。」

「当たり前でしょ…。王様を脅してでも方法を見つけてね…。でないと僕が全員殺しちゃうかも…マスター含めてね。」

「はぁ…何にそんなに執着してるんだ…そんなにクレメンス家のお嬢さんが気に入ったか?」

「まぁね…。とにかく早くしてよねぇ…今日中にぃ。」

「な?!今日中?!………はぁ…分かった…。なんとかしよう。」

「わ〜ありがとぉ〜。」


その後マスターは転移魔法で王宮へ行き、2時間ぐらいで帰ってきた。


「案外早かったねぇ〜手こずると思ってたよぉ。」

「はぁ…国王に相談してきたが一つだけ方法があるそうだ…。」

「なになにぃ〜?」

「クレメンス家のお嬢さんは生まれつき魔力が非常に少ないそうだ。だから3歳の時から家庭教師を雇い魔力向上を試みているそうだが…何やらそのお嬢さんはすごく傲慢な性格をしているらしい。何回も家庭教師をクビにしてきたそうだぞ。だから確かな実力があり、かつ住み込みの家庭教師が必要らしい。」

「てことはぁ〜僕が家庭教師になれば毎日会えるってことかぁ…。」

「あぁ…そうだ。色々な訓練をしてきたお前なら暗殺者だとバレずにやれるだろ…どうだ…やるか?」

「もちろん!やるよぉ〜。」

「だろうな…。分かった、国王にはそう伝えておく…。」

「んじゃぁ〜今日から行くね…。」

「は?!今日から?!」

「うん…レナに今日も会うって言っちゃったもん。」

「レナって…おめぇな…はぁ…分かった…国王にそう手配してもらえるようにしよう。」

「うんうん〜。ありがとぉ〜。んじゃ今から準備しないとぉ〜。あ!ってことでぇ〜今日からちょっと暗殺業はお休みするねぇ〜。家庭教師で手一杯だからさぁ〜。よろしくぅ〜。」

「な…?!はぁ…それは…」

「無理じゃないでしょ?僕以外にも優秀な奴はいるでしょ〜?そいつ等でなんとかやってねぇ〜。」

「はぁ…今日のおめぇはわがままだな…。」

「こんな僕は貴重だよ?ククッ…。」

「分かった…。しばらくは休ませてやる。あ…あといらねぇかもしれないがレジーナ・クレメンスの調査書だ…特に怪しいところはなかった。」

「うん、ありがとぉ〜。しばらく顔出さないからぁ〜じゃねぇ〜。」

「あ…あぁ……。」


その後僕は自宅に帰り荷物をまとめた。


(家庭教師だからぁ〜少し賢そうな見た目でいくかぁ〜。レナ…喜んでくれるかなぁ〜…。会いたいなぁ…。)


昼過ぎにクレメンス家に到着した。使用人に案内されレナの部屋まで案内された。


「初めまして!私はレジーナ・クレメンスと申しま…す…。え…?!」


そこには驚き、困惑したような顔をしたレナがいた。


「お初にお目にかかります、レジーナお嬢様。わたくし、シャルル・ノーヴァスと申します。以後お見知りおきを。」


そう言うとレナは口をパクパクさせながらニヤけはじめた。



(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…。)



使用人が下がり部屋でレナと二人きりになった。次の瞬間レナが抱きついてきた。


「シャルっ!会いに来てくれたんだ…会いたかったぁ!!」

「僕も会いたかったよぉ〜。」


職業柄、他人が自分の体に触れるのは嫌いだがレナに触れられると嬉しいと感じてしまう。



(僕もしかしてレナの事好きなのかなぁ?まっ…これから毎日一緒にいられるし後々考えればいいやぁ…。嬉しいよねぇ…レナ?)

次回は6/24・26・28(金)です!お楽しみに!

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