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episode:0 「突然ですが転生したらしいです。」

初めて書く小説なので途中で訳分からなくなると思いますがよろしくお願いします(>人<;)

ーーー大阪ーーー


「ふぁあ〜寝っむ…」


私の名前は西野鈴花。至ってどこにでもいる大学生。今日も大学に向かおうとしているが眠すぎてシャットダウンしそうだ。


「よっ!鈴花おはよっ!」

「わっ!ビクッた〜(笑)おはよぉ〜春香。」


この子は私の友達、田所春香。軽音サークルで知り合い、それからずっと一緒。私の親友だ。


「ねぇやばいよ…今日の講義連続で続いてる…。」

「頑張って。(笑)」

「他人事みたいに言わんでよ〜。」

「だって私関係ないじゃん。(笑)」

「うわああん!鈴花冷たぁい!」

「今度のライブのベース完璧?」

「ん〜微妙かな〜…鈴花こそギターとボーカルどんな感じ?順調?」

「同じく微妙。」

「だめじゃん。(笑)」


そんな話を毎日しながら登校している。なんてことのない日常…のはずだった…。


「キャアアッーーーーーーー!!!」


遠くの方から叫び声が聞こえてきた。そっちの方を向くとすごい形相の男が包丁を持ちながらこっちに向かってくる。


「ねぇ鈴花…やばくない…こっち来る!」

「春香!行くで!逃げるよ!」


必死に大学の方へ逃げた…。だが途中でヒールを履いていた春香が転んでしまった。男がものすごい勢いでこっちに向かってきた。考えるより体が動いた。


「鈴花!」


(刺された。痛い…熱い…頭がぼーっとする。)


私を刺した男は警察に取り押さえられている。


「いやあ”あ”あ”あ”!鈴花!!しっかりして!!目閉じたらあかん!!誰か!救急車呼んでください!なんで助けたんよっ…!」

「はぁ…はぁ…いたぁ〜い。(泣)」

「当たり前やろ!アホ!これ以上喋んないで…血が…っ。」

「葬式は…豪勢にやってね…約束やで…。」

「何アホみたいなこと言ってんねん!死んだら絶対恨んでやる!」


(あっ…声を出そうとしても出ないや…。死んだわ。ごめん春香…今度のライブ頑張って私の代わりに歌ってね。あ〜でも心残りが…推し…最後にお顔を拝見したかった…。)


そこで私の意識は途切れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(ん?あれ…私助かった?じゃあ…ここ病院?いや…にしては豪華やな…。ここがどこか分からんけど…とりあえず起きよう…。)


「ん…?どこも痛くない…え?何この声…え?何この体?!何がどうなって…。」


クローゼットの隣にあった姿見で自分の姿を確認した。そこに写っていたのはこげ茶色の髪にキャラメルのような目を持つ可愛らしい少女…


レジーナ・クレメンス


私が夢中になっていた乙女ゲームに頭のみ登場するモブ of the モブである。


「え…き”ゃ”あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


(何がどうなってんの?!?!?!なに?!え…もしかして…)


「乙女ゲームのモブキャラに転生したの?!?!?」


(あ〜春香…私転生したっぽい…。(泣))

毎週金曜日17:00に投稿していきますので次回もお楽しみに!

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