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これは少し先のお話である

「これは少し先のお話である」



ある国の王子、ポテト王子はイラついていた。

「なんだ!あの男は!」

ポテト王子は、魔法の水晶を見ながら、呟いていた。

そこには、ハルトと冬小姫が楽しそうに会話しながら、ポテト王子の国である、フライドポテト王国に向かってきていたからである。

ハルトたちは、モコモコ村を出発し、フライドポテト王国に住む風の精霊チキンバードに会いに向かっていてのである。占い師のシャンプーが話した。

「ポテト王子様!あの方は、異世界から来たハルトと申します。妹のハルコの姿が見えませんが、蜘蛛の魔女のラーメンちゃんも一緒にこちらに向かってきていますね」

さらにポテト王子はイライラしていた。

「異世界から来た者だと!わたしは、冬小姫と将来結婚する予定の王子だぞ」

話の誤解があると、いけないが、これはポテト王子が勝手に言っていることである

「ポテト王子様、これはまさしく、恋のライバルになると、魔法の水晶が告げています」

さらにさらにポテト王子は顔を赤くしていた。

「くそー負けてなるものか」

「ところで風の妖精チキンバードは何をしている?」

ポテト王子は占い師のシャンプーに聞いたのである

「今は試練の山で修行をしています」

「そうか、冬小姫姫も我が城下町で休んでから、試練の山に向かうと思われる!今からわたしも城下町に向かうとするぞ」

周りにいた兵士たちは、慌てて用意をしたのである

「はい!ポテト王子さま」

そこへ、一人の兵士が駆けつけてきたのである。

「大変です!ポテト王子さま!王様がお呼びです!」

「なんだと!この忙しい時に」




話は少し戻り、モコモコ村では、平和が戻っていた。

唐辛子君がハルコに話しかけたのである

「ハルコ!今からお前に火の魔法の修行をつけてやる!しばらくは、このモコモコ山で修行をすると良い」

 ハルコの顔は輝いていた。でも兄、ハルトと別れることに、少し不安も感じていた。

「ハルコ!心配するな!僕は大丈夫だよ!風の妖精のところに行き伝説のエクスカリバーを強くしてくるよ」

「わかったわ!ハルト」

冬小姫は、唐辛子君に話した。

「唐辛子君、ハルコはこの世界の希望なの!無理をさせては、ダメよ」

「わかりました。冬小姫様」

「わしらも、無理をさせてはならんぞ」

蜘蛛の魔女ラーメンちゃんも釘を刺したのである

 こうして、ハルト、冬小姫、蜘蛛の魔女ラーメンちゃんは、次なる風の妖精がいる、フライドポテト王国にむかったのである


続く

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