餃子大食い選手権
「餃子大食い選手権」
モコモコ村では年一回の餃子大食い選手権が開かれていた。
「おお!すごい賑わってるぞ」
ハルトは賑わいごとが好きであった。
「わぁー餃子大食い選手権だー私も食べたい」
ハルコも張り切っていた
冬子姫は二人のやりとりを見て微笑んでいた。
「ついにこの日が来たか、実はわたしは、10年前にこの選手権で一位になったことがあるのだよ!」
自慢そうに蜘蛛のラーメンちゃんが話した。
この餃子大食い選手権には、優勝者には、なんと1年間全国餃子無料券がもらえるものであった。
「よし早速、参加申し込みに行こう」
ハルトは張り切っていた。
皆んなは申し込みをすませ、12時開催までは、まだ2時間近くあった。
「今日はこの宿に泊まりましょう」
冬子姫は宿を見つけて、皆んな今までの道中の疲れを取ることにしたのである
「やっと火山モコモコの麓のモコモコ村までついたね」
ハルコは喜んでいた。
ハルトはこの機会に気になっていたことを聞いた。
「ラーメンちゃん、この異世界の時間と僕達の世界の時間はどうなんだ?残してきた母親のことが気になるんだ!」
「そのことだが、心配することはない!あちらの世界に戻るときには、元の時間に戻ることができる。安心したまえ!」
「そうか!それならいいけど」
こうして、ゆっくりした、皆んなは、餃子大食い選手権に向かったのである。
続く