第五話▷魔界産のパンケーキ、完成です。
前回のあらすじ
神様に命令されパンケーキ(魔界産)を作ることになりました。
しかし困った
何がって、僕はパンケーキを作ったことがないのだ。そもそもホットケーキと何が違うのか分からない
ここはレオ様に聞こう
「レオ様はパンケーキの作り方とかわかりますか?」
「もちろんわかんないよ?だから光也に頼んでるのー。」
(この鬼畜幼女が。)と薄々思いつつ
ネットで調べてみよう
そう思ったがパンケーキ≒ホットケーキだそうだ
「レオ様ー。パンケーキとホットケーキって何が違うんです?」
「えー?zzz.... ふわふわしてる方がパンケーキ...zzz」
.....焦がしてもいいから作ろう
織田流パンケーキの作り方
用意するもの
・小麦粉(仮)...40g ・卵(仮)...1個 ・砂糖...メレンゲ作れるくらい(適当) ・牛乳(仮)...20g(小麦粉みたいなのの半分)
・いちご(仮)...たくさん(ジャムとそのままで半分ずつ)・ 砂糖...いちごの半分くらい ・レモンみたいなの....絞って数滴ほど
大雑把な説明だがめんどくさいだけである。
✳︎マジの美味しいやつを作りたいならネットをみよう。
まず卵を卵黄卵白に分けます
別々なボウルに入れることにする
それで卵黄に小麦粉をふるいにかけつつダマにならないよう混ぜよう。
「あ、卵白は冷やしてからの方がメレンゲ作りやすいんだっけ。」
などと呟きながら卵白をかき混ぜ砂糖を入れていく。
メレンゲができたら少しずつ卵黄の方に入れていく。多分これであってるよな?
それからもう焼くことにした。
小型のフライパンでも別に間に合うだろうと思いながら適当に焼き始める。
ぽってりした生地をフライパンに入れる。
「あ、バターひかなきゃ」
などと呟き焼いていく。
弱火でじっくり焼いていく、焦げないようにね。
なんなら水滴垂らして蒸し焼きでもいいのかな
わかんない。
焼いてる間にもう一つの鍋でいちごジャムを作ろう。
いちごを刻んでその半分の量の砂糖を入れ煮詰めてく。
レモン汁も絞って数滴入れよう。
いちごの水分と砂糖が合わさっていい感じである。焦がさないよう気をつけなければ
どら焼きがパリッとした色になったらひっくり返す。表現がダサいな、まぁいいか。
同じように色がかかったら完成。
味は保証しないが見た目はパンケーキっぽいからいいか。
作ったイチゴジャムと切ったいちごものっけよう
できた。粉砂糖欲しかったかな。
レオ様の前に置いておこう。魔界産ですし味は保証しませんが、学校に遅刻しそうなんです。すみません。
「いってきます。」
そう呟き家を駆け出した
しばらくして
「.......う?」
そう言って目をこすりながら起きるレオ様。
目の前にはパンケーキみたいなのが置かれてる
「....うー?」
そう言って少し食べてみる
冷めてて味がわかんない。
「................」ブツブツ
何やら呟くレオ様
すると目の前のパンケーキがふわふわと美味しそうなパンケーキに変わっていくではないか
「魔法で作ったご飯なんて食べたくなかったのにー。」
どうやら魔法でパンケーキを再生したようである
「光也ー 出来立てが食べたかったよー。」
そう甘える声で窓から見える空に向かって神様は呟いた。