第四話▷神の朝食はパンケーキです。
「ZZzz....ZZzz.. ゴンッ‼︎ ツッーーーーー⁉︎」
ー ー ー ーおはようございます、織田光也です。寝相が悪くてごめんなさい。
昨日からレオ様っていう神様と住んでます。
何故って僕が願ったのですよ、思ってたのと違うけれどもね。
「...すーや、すーや....」
このすやすや言ってる銀髪の幼女が私の願った神様である。心を見透かすから落ち着かない。
しかし幼女なのは幸いだった。この狭い部屋で寝るにはちょうどいい。
「ほら、起きてくださいレオ様。朝ですよ。」
「え、え〜? 後3時間くらい寝かしてよ光也〜」
このように神様だからか幼女だからなのかワガママが酷い
「起きてくださいって。僕高校行かなきゃいけないんですよ。」
「だからどうしたの〜。私には関係ないよ〜 ムニャムニャ」
ボソッ「....朝ごはん作ってあげませんよ」
ガバッ‼︎「それは無しだ光也〜!」
普段は人間である僕に甘えるみたい。
神様の価値が暴落するのだが...
「ねぇねぇ朝ごはん何〜?」ワクワク ワクワク
ピロンッ お?選択肢が出てきた
朝ごはんは? ▷・いちごパフェ ・いちごのパンケーキ
僕は思った。 ( 悪魔だ ) と
とりあえず選ばないと進めない気がしたので諦めて選ぶことにした
朝ごはんは? ・いちごパフェ ▶︎・いちごのパンケーキ
「えー? 本当に作ってくれるのー?」ワクワク
思った、神には逆らえないんだなーって
でも問題がある
第一高校生が朝から作れるものじゃないし、第二にうちにそんなお金はないのだ
ここは思い切って言おう
「レオ様、お金も材料もないんです。」
「え.....?」キラキラ キラキラ
そう言いながら見つめてくる潤んだ目が良心に刺さって辛い
と、おもってるとレオ様が動いた
「しょうがないわねー」 パチンッ
そう言ってレオ様が指を鳴らすとどこからともなくパンケーキの材料らしきものが出てきた
「え....?」
「早く作って〜」ワクワク
「いや、この材料はどこから?」
「私が召喚したのよ」
いや、それは見ればわかるのだが
「魔界からね☆」
神様って何だっけ?
「あれ?レオ様って魔界....え?」
「そのことは後で説明するわ。早く作ってちょうだい。」
とりあえず作らないと怖そうなので作ることにしよう