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序章‐1

「――以上により、本委員会としては、陸軍第六辺境警備師団第二連隊第一大隊第八小隊現地協力員、アッシュ=クラシマに対して、なんらの罪も過失も認めない」

 議事進行役の文官がそう言うや否や、海軍将校の一人が、バンッとテーブルを叩いて口を開いた。

「納得出来ん! 現に、そやつは我が第七艦隊の旗艦ドラスネイルを攻撃し、多大な損害を与えているのだぞ!?」

「何度も言っている通り、そんなはずはないでしょう。たった一人の魔法使いが、軌道上の戦艦まで攻撃を届かせて、なおかつ損害を与えられる程の攻撃を行った、と仰るのですか? ご冗談を。そんなばかなことがあるわけもない。お宅の第七艦隊旗艦は、整備不良の為、主砲が暴発したと聞いていますがね」

 すかさず、一人の陸軍将校が嘲るように反論する。先ほどとは別の海軍将校が、激高して立ち上がった。

「なんだと! 貴様、我が海軍を愚弄する気か!?」

「冷静になって常識で物を考えれば、それがあり得ないことだとわかるのではないか、と申しておるのですよ」

 また別の陸軍将校が、上から目線で諭すような台詞を吐く。そして、自分たちに都合がいい方向へ話の矛先を変えた。

「そもそも、ボルジモワの造反計画が、我が陸軍の調査で明るみに出なかったら、今頃はこの首都は大混乱に陥っていたところですぞ。これを事前に察知出来なかった海軍には、多大な責任があるのではないのですかな?」

 痛いところを突かれて海軍将校が口篭るが、またすぐに口を開く。

「むぅ……! その件については、現在、責任の所在を明らかにする為、背後関係を含めて調査中だ! だいたい、それとこれとは、話が別だろう! 今は、そやつの仕出かしたことに対する責任を問うている!」

「ですから、その彼にはなんの責任もないというのが、この委員会の見解でしょう。それをこうして蒸し返されても――」

「それがおかしいと言っておるのだ! 我が軍としては、委員会には、事件の経緯について再調査することを――」

「しかし、――!」

「なにを、――!」

 もう何度目になるかわからない、議論という名の口論の繰り返しがまた始まった。アッシュは欠伸を噛み殺して、真面目くさった表情を取り繕う。腕を後ろに組んだ、直立不動の姿勢も崩さない。しかし、もうそろそろ精神的にも肉体的にも疲れてきていた。だいたい、昨日の深夜――否、既に今日の早朝か――に、予想もしていなかった盗賊団との戦闘を雨の中行っていたのだ。正直に言って、睡眠時間が足りていない。風邪を引いていないのが、不幸中の幸いと言えるだろう。

 アッシュは、口角泡を飛ばす勢いで言い争いを繰り広げる陸海両軍の将校たちを見るともなしに眺めた。お互い、自分の言い分をどれだけ大きな声で主張出来るかを競っているかのようだ。その姿を見て、いい大人がみっともない、と少年らしい潔癖さで思う。なんにしても、こうなってしまうと、またひとしきりお互いの主張が出尽くすまでは、この口論は収束しないのだろう。アッシュは溜め息を吐きたいのを堪えて、彼らの口論をなるべく耳に入れないように努めた。

 ――『アッシュ』とは通称で、彼の本名は倉嶋(くらしま)篤志(あつし)という。普通の高校生だった彼は、一月ほど前、異星からの訪問者である魔法使いの少女を助けたことで、『停滞』と『減衰』の魔法使い、アッシュとなった。『彼女』を助けたことに端を発する事件に巻き込まれ、彼は大切な人と己の右腕を失うこととなったが、今では失われた腕の代わりに、『彼女』の右腕が魔法でその身体に接合されている。

 現在の彼は、その事件の調査に協力する為、ここ、セレストラル星系第三惑星セレストの首都セレスト郊外に位置する、セレストラル星系連邦陸軍本部施設内の大会議室で査問委員会に出席しているところだった。一応、こういう席では正装のほうがいいだろうと考えて、わざわざ持ってきた高校の詰襟の学生服を着込んでいる。この異星の文明圏では自動翻訳アプリがないと言葉が通じない為に、その右手には『彼女』の形見の、手首から中指の付け根までしか覆わない装飾用の青い手袋型の魔装具を着けていた。

 それにしても、この査問委員会の目的はアッシュに対する質疑応答だと聞いていたのだが、実際のところ、彼に対しては最初に、二、三の形式的な質問があったきりで、あとは彼がそこにいることなど忘れられたかのように、陸海両軍の将校たちによる堂々巡りの口論が延々と続けられている。

(俺は、なんでこんなとこで、突っ立ってないとならないんだろうな……?)

 アッシュは表情を変えずに、心の中でぼやいた。さも話を聞いているかのような顔をして、内心で全く別のことを考えているのは、普段の学校の授業中にもやっていることなので慣れている。だいたい、口論を繰り広げている陸海両軍の将校たちは、彼のことなど気にもしていないようなので、実際は表情を取り繕う必要すらないのかもしれなかった。否、彼がそこにいなくても、なにも変わらず、口論は続けられるに違いない。

(これなら、全校集会で校長の長話を聞いてるほうが、よっぽどマシだぜ……)

 少なくともそれは、彼らに向けられた言葉だ。このように、自分に無関係に繰り返される口論を聞いているよりは、よほど為になるだろう。そんなことを思いながら、また欠伸を噛み殺し、視線だけで周囲を見回す。

 広い会議室内の大扉側にアッシュが立たされており、彼を囲むようにコの字型にテーブルが並べられていた。向かって左側のテーブルに紺色の制服の海軍将校の一団、右側のテーブルに濃緑色の制服の陸軍将校の一団が座っている為、ちょうどアッシュの目の前を、彼らの怒声や嘲笑が飛び交っていることになる。陸海両軍のテーブルの向こうには、両軍それぞれの軍旗が覇を競うようにこれ見よがしに掲げられていた。それらの両軍の軍旗の間、すなわちアッシュから見て真正面には、このセレストラル星系連邦の連邦旗と、連邦の首星であるこの第三惑星セレストの星旗、そして連邦首都セレストの都旗の三つの旗が、これまた堂々と掲げられている。その三つの旗の前、正面のテーブルには公正を保つ為に連邦政府から派遣されてきたという中年女性の文官――名前や役職はいちいち記憶していない――が着席していて、この査問委員会の議事進行役を勤めているのだが、彼女に会議がコントロール出来ているとは、とても言い難かった。先刻からの、海軍と陸軍のほとんど幼稚とも言える言い争いの繰り返しが、その事実を物語っている。その文官と同じテーブルの端のほうには、魔装機の操作端末を開いてこの会議の議事録を取っているらしい、陸軍の制服を着た浅黒い肌に藍色の髪をした綺麗な少女が座っていた。その少女はアッシュと同年代くらいに見えたが、その年齢のわりにはどことなく色気のある雰囲気を発している。彼女は何度目かの繰り返しになる口論がまた始まったと見るや、うんざりした表情を隠そうともせず、議事録を取る手を止めて、優雅な仕草で右手を口元に当てると一つ欠伸をした。

(以下、繰り返し、とか書いてあるんだろうか……)

 アッシュはそんなことを考えて、心の中で苦笑する。そもそも魔装機には録画・録音の機能も備わっているので、わざわざこの場で議事録を取る必要があるのかも疑問だった。こういう形式的な慣習は、文明が進んでもなくならないものなのかもしれない。藍色の髪の少女は、口論を繰り広げる陸海両軍の将校たちが目に入っていないかのような態度で、自分の髪の枝毛探しなどを始めてしまっていた。その彼女の様子は、アッシュの国の学校の女子生徒が、退屈な授業をやり過ごす様と大差ない。

(この()も気の毒に。なんの当番か知らんが、運が悪かったな)

 アッシュは彼女に同情する。だが、同情して欲しいのは彼も同様だった。

(いや、同情もいらないから、いい加減、終わらせてくれ……)

 アッシュは半ば祈るような心持ちで、今度はこっそりと溜め息を吐く。そのとき、室内にコンコンッという大きな音が鳴り響いた。議事進行役の文官が、大声で交わされる口論を収められないことに業を煮やして、裁判官が使うような木槌でテーブルを叩いたのだ。その大きな音に、さすがに口論が一時止む。

「静粛に! 繰り返す。本委員会の結論として、陸軍第六辺境警備師団第二連隊第一大隊第八小隊現地協力員、アッシュ=クラシマに対しては、なんらの罪も過失も認めないものとする。以上。閉会!」

 アッシュの密かな祈りが通じたのか、中年女性の文官が会議の閉会を宣言してくれた。しかし、皮肉なことに、その宣言の直後、陸海両軍の言い争いは、先刻までに倍するような勢いで再開される。そして、それはますますエスカレートしていくようだった。だが、曲がりなりにも、正式に閉会の宣言がされたのだ。アッシュは、これ以上こんなところにいなければならない必要はなくなったものと判断する。形だけにしても、こんな連中に頭を下げるつもりにはなれなかったので、礼をすることもなく、踵を返して大会議室の大扉を開けると、未だ喧々諤々の口論が繰り広げられている室内の様子を尻目に、廊下に出て後ろ手に扉を閉めた。重厚な扉は、室内の喧騒を完全に封じ込めてくれる。廊下の静寂が、とても心地よかった。そのまま、扉に背を預ける。

「ふぅ……」

 思わず、大きな溜め息が漏れた。特に目が疲れているわけではなかったが、気分転換のようなつもりで、眼鏡を外して天を仰ぐと、両目を右手で覆う。

「お疲れ様です、アッシュ」

 そうしていると、横合いから涼やかな少女の声が掛けられてきたので、アッシュは眼鏡を掛け直し、そちらに目を向けた。廊下の向こうから、アッシュの星に駐留する部隊であるセレストラル星系連邦陸軍第六辺境警備師団第二連隊第一大隊第八小隊の小隊長、エリカ=デ・ラ・メア=ブラウスパーダ少尉が、このセレストラル星系の第四惑星カチェーシャ固有種である、魔法を使うほど知能の高い小型犬に似た生物、バフスクのチッピィを連れてやってくる。チッピィは元々『彼女』のペットで、現在はアッシュのことを一応、『彼女』に代わる主人と認めてくれているようだ。

 アッシュの前まで歩いてきたエリカは、濃緑色を基調とした階級章の付いた詰襟の上着にタイトなミニスカートという服装で、腰には彼女の愛用するサーベル型の魔装剣を佩き、足には編み上げのブーツを履いて、金髪の頭にはベレー帽を乗せている、という一分の隙もない陸軍女性士官服姿だった。いつもパンツルックの彼女のミニスカート姿を見るのは新鮮だったが、それを言うとセクハラになるかも知れないと考え、アッシュは彼女の軍服姿についてのコメントは差し控えることにする。彼はもう一度嘆息すると、眼鏡の位置を直して、扉からその身を離した。

「ホントにお疲れだよ……。あれ、俺が出席する意味あったのか?」

 件の事件での魔力濫用の影響で、全体の半分ほどが白髪に変化した黒髪の頭をガリガリと掻きながら愚痴るアッシュに、エリカが苦笑のような表情を向ける。

「正直に申し上げれば、貴方の出席は、形式的には必要という程度のものだったようですね。失礼な話で申し訳ありませんが、議事録に貴方の名前が記載さえされていればいい、というくらいの扱いで、特に貴方の意見が求められていたわけではないようです。この査問委員会としての結論は、陸海両軍上層部の政治的な駆け引きによって、予め決められていたのだと思われます」

「なんだよ、それ……。この会議自体、まるっきり無駄じゃないか……」

「組織を運営していく上では、一見、無駄と思えるようなことも必要だということではないでしょうか?」

 憤慨したように呟くアッシュにエリカはそう言うが、本人的にもあまり納得がいっていないような顔をしている。そんな彼女に愚痴を言っても仕方がない。それに、その予め決められていたという結論は、自らと彼女たちの身を守る為とはいえ、戦艦一隻に小さくない損害を与えたアッシュに対して、なんらの罪も過失も認めない、すなわちなにも責任を問わないという、彼にとっても都合のいい結論だった。あんな大人たちの密室での裏取引で勝手に決められたかと思うと腹立たしいものがあったが、だからといって、自らに都合のいい結論にまで異を唱えるほど潔癖でもなければ子供でもないつもりだ。その結論が決められた過程は、それはそれとして割り切って、結論自体にはわざわざ文句をつけることもないだろう、と考え、アッシュは気持ちを切り替えることにする。

「そういうことなら、まぁ、仕方ないか。もう済んだことだしな。今さら、俺がとやかく言っても、どうせなにも変わらないんだろうし。――それはそれとして、エリカ、チッピィの相手しててくれたのか? サンキュな。チッピィ、いい子で待ってたか?」

 チッピィが念話魔法で応じてきた。

(チッピィとアッシュの友達のエリカ、一緒、遊んだ。エリカ、撫でる、上手い)

 それを聞いて、エリカが表情を柔らげる。

「そうか、よかったな」

 アッシュは廊下にしゃがみ込んで、チッピィのもさもさした白い毛に包まれた頭を、件の事件で失った己の腕の代わりに魔法で接合された『彼女』の右手で、くしゃくしゃと撫でまわしてやった。それから、エリカに視線を戻そうとしたのだが、しゃがみ込んだので、そのまま彼女のほうを見ると、視線はちょうど彼女の、鍛えているであろうわりにはほっそりとした、健康的な太腿の高さになってしまっていた。アッシュは慌てて眼を逸らし、撫でるチッピィに視線を落とすような振りをして聞いてみる。

「アリーセとサーニャは?」

 先刻から、エリカの部下であるアリーセ=フィアリス軍曹とサーニャ=ストラビニスカヤ伍長の姿が見えない。査問委員会に召喚された順番は、エリカ、アリーセ、サーニャ、アッシュの順だったので、二人ともエリカ同様、もう査問委員会に出席する用件は済んでいるはずだ。エリカが膝に両手を当てて前屈みになり、しゃがみ込んでチッピィを撫でるアッシュを上から覗き込むようにして答える。

「二人には、明日までの休暇を与えました。せっかく本星に戻ってきたのですから、親御さんに顔を見せてくるように、と。今頃は、ホテルで荷物をまとめて、実家に戻る為の準備をしている頃ではないでしょうか。二人とは、明日、貴方の星に帰還する前に合流する予定になっています」

「そうか。そうだよな。せっかく戻ってきてるんだし、一日でも、実家に帰っておいたほうがいいよな。……ん? エリカは、実家に顔を出さなくていいのか?」

 単純に、疑問に思ったので尋ねてみた。アッシュとしては、特に深い意味のある問いではなかったのだが、エリカは少し口篭る。

「私は……、構わないんです。それに、アッシュをお一人で知らない星に放り出すわけにも参りませんでしょう?」

「それはそうだ。済まないな、気を遣ってもらって」

「いえ……」

 珍しく少しおどけたようなエリカの言葉に、アッシュは素直に礼を言った。それに対して、エリカは曖昧な微笑みの表情を作る。話の流れで、ふと、以前から引っ掛かっていた疑問が口から転がり出た。

「実家って言えばさ、前々から思ってたんだけど、ひょっとして、エリカって、いいとこのお嬢さんだったりするのか?」

 余裕がないときなどに時折出てくるお嬢様喋りの言葉遣いや、なにより普段からの立ち居振る舞いに気品があるような気がして、そんな印象を受けていたのだ。しかし、エリカはその彼の質問に首を振る。

「いいえ、特にそのようなことは。ブラウスパーダの家は、単なる軍人の家系です。このセレストラル星系連邦樹立より遥か前、首都セレストの前身となる国がまだこの辺りの一地方を治めるだけの王国で、貴族制が敷かれていた頃には、貴族の端くれだったとは聞いていますけれど。連邦樹立からでも百年以上、貴族制が廃止されてからはもう何百年も経っていますし、今では、そんな面影は全くありませんね」

「ふーん」

 だが、少なくとも、それだけ古い家柄ではあるということだ。彼女の言い分とは裏腹に、名家だと明言しているようなものだった。さらに、なにげなく聞いてみる。

「軍人の家系ってことは、親父さんは軍のお偉いさんだったりするのか?」

「……えぇ、……まぁ。……海軍参謀本部付の大佐です」

「え? 海軍? 陸軍じゃなくて?」

「……はい」

 エリカの口が重くなった。先ほどの査問委員会を見てもわかるように、陸軍と海軍との間には確執がある。父と娘が海軍と陸軍に分かれているというのは、深読みしなくてもなにか事情があるのだろうと知れた。人それぞれ、触れられたくない家庭の事情もあるだろう。アッシュにだって、ある。そう思い、彼はこの話を打ち切ることにした。床に転がったチッピィの腹を撫でまわす手を止め、立ち上がって腰を伸ばす。

「ところで、そろそろ立ち話もなんだし、どこか座れるところにでも行かないか? ついでに昼飯が食えれば、なお、ありがたいな」

 もう、とっくに昼食時は過ぎていた。動いていないのでそれほど腹は減っていないかと思ったのだが、ずっと立ちっぱなしだったので意外と空腹になっている。エリカも腰を伸ばして直立姿勢に戻ると、気分を切り替えるように微笑みを浮かべて頷いた。

「では、昼食を食べに参りましょうか。私もまだですし」

「待っててくれたのか? 悪いな」

「いえ。一人で食事をしても味気ないですから。それでは、食堂に向かいましょう」

 アッシュの言葉に微笑んだまま軽く首を振ると、エリカは先に立って、陸軍本部施設内の廊下を歩き始める。アッシュは、チッピィのリードを引いて、その後を追った。

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