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あの日の冒険者は

これは筆者が感じたことであり、すべての人が感じことではありません

 「カタカタカタ、タ、タ、タッ」


今日も私はネットの世界を探検中だ。

すごいお宝を発見することもある。テレビに出ていた者の裏話や、画像に動画。時として知人の情報ですら掴んでしまう。


すごいことはまだまだある。欲しかった物、昔から探していた物が、ネット内で買い物だって出来る時代なんだ。


そんな中私はあることを目にし読んだ。

最初にタイトルとして書かれていたのは、オンラインRPGの名前だ。

内容は『ものすごくレアな宝物をゲットした』ということだ。


その内容にコメントが沢山よせられている

おめでとうと言うお祝いのメーセージ。うらやましいと言うメッセージ。

なかにはなんでお前がとか、自分はこんなに頑張っているのに。なんて嘆きのコメントだ。


他の投稿には「どこにあったの? 」

よく聞く言葉かもしれない。コメントで入手場所が書かれていて、有難うございます。アイテムが手に入りました。


ふっと私は思う。


私の生まれ育った頃はもうテレビゲームと言う物が存在していた。

遊びと言えば、テレビゲームや、外でスポーツと言う世代だ。


テレビの中では西洋の者だろう、荒野をジープで駆け抜け、岩肌に開いている洞窟を発見する。

数々の罠をくぐり抜け。その中で宝物を見つける。

その後はクライマックスだ! 宝を持ち出させないと罠が発動する。それを切り抜けて宝を持ち帰る。


そんなシーンを今でも覚えていたし、ワクワクしながら見ていた。

次の日は学校で仲間達と大盛り上がりだ。

テーマソングを口ずさみいかにも自分のことのように話す。


今の子供達も同じなんだろうか?

冒険や宝探しの話で盛り上がってくれているのだろうか?

盛り上がってくれていても、ゲームと言う枠の中では無いだろうか。


あれ?

ゲームの中でって、私たちはTVのテレビの中での話では?


そもそも宝探しって。そんな所が気になった。


宝探し。財産を他人に盗られるのがいやで財産を隠す。

それを誰かが見つける。

宝探し。財宝を積んだ輸送機が何らかの事故に遭い人目につかなくなったもの。

それを誰かが見つける。


いろいろありそうだ。


私より昔の世代はタイムカプセルと言って、将来の自分に宛てた手紙や、今持っている自分の宝物を埋めていた。

掘り出すの忘れていませんか?宝物を。それとも他の誰かに見つけられ無くなってしまいましたか?宝物が。


いろいろな物が宝物として例えられる。

これは何?共通して言えることは何?

自分が欲しいと望む物であり、自分にとって今大切な物が宝物。ってことかなぁ。


宝探しとは、欲しいと望む物を探すことになる。



「カン。カン、カーン」

今日も至る所で工事がされている。鉄同士が当たる音だ

アスファルトと土の割合は今いくつぐらいなんだろうか。道は舗装され、住みやすい家が沢山並んでいる。

土の中、川の中、海の中、山の中、どこも管理区域やら、管理人なんていて、身近に宝なんて隠すことが出来ない環境だ。


今の時代宝ならなんで隠す?大切な物はそれなりの金庫に入れれば良い。


では今冒険と宝探しするには、金庫を見つけ、自分の物にする。

それはまずいことだ。

それは昔許されても、今は許されないことなのか?

それは違う昔だって許されてはいない。

中にはもう誰の物でもない金庫があるかもしれない。でもまずいことだ。


じゃあ、今冒険しようとして宝探しってなに? 泥棒になる?

今自分たちの冒険心を満たし、犯罪のもならず、お手軽に宝探しが出来る場ってどこ?

だったらネット上に仮想の世界をつくり、宝物をつくれば良い。

またこれはこれですごい広い世界に隠したもんだと感心することができる。


それじゃネット上で宝探しだ。そのうちそんなこと出てきそうだな。いやあるのかもしれない。見つけたらあげますって。


それが時代が今だったんだと。


そんなこと思ってたら、私は変わったなって思えた。


こんな理屈じみたこと考えず、好奇心にかられ目の前の森や川に行って、何かを見つけて、はしゃぐ自分が懐かしい。


でもこれから先の宝探しってどうなっているんだろ。今の私はそう思える。


過去と今ずいぶん変わりましたね。

あなたの宝物って何ですか?

金銀財宝も宝ならガラクタも宝

それは物に入れてあげた思い出の量で決まり、あなたを語る上で大切な物では無いでしょうか。

いつまでもあなたの宝がずっと宝でありますように。

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