第二話 君たちが忘れた真実が、すべてを奪い去る日
月曜日の昼、校内は異様な雰囲気に包まれていた。僕が公開した証拠は、一晩で数万回も拡散され、地域のニュースサイトにも取り上げられていた。「高校生の計画的冤罪事件」として、注目を集めている。昼休み、陽暉が教室に現れなかった。すでに校長室に呼び出されているという噂が流れていた。そして午後、パトカーが学校の正門前に停まった。
僕は窓から、手錠をかけられて連行される陽暉の姿を見た。彼の顔は青ざめ、もう先日までの爽やかな笑顔はどこにもなかった。周囲には、スマホを構えた生徒たちが群がっている。その様子も、またSNSで拡散されていく。
「マジかよ、鷺沼が」「灰ヶ谷、無実だったんだ」「やばい、俺、めっちゃいじめてた」
教室のあちこちから、そんな声が聞こえてきた。でも、誰も僕に直接話しかけてこない。後ろめたさと恐怖が、彼らの口を塞いでいた。放課後、生徒指導室に呼ばれた。そこには校長と顧問の先生がいた。
「灰ヶ谷くん、本当に申し訳なかった」
校長は深々と頭を下げた。
「君を疑ってしまった。そして、適切な調査を怠った。学校として、正式に謝罪したい」
「もういいです」
僕は静かに言った。
「ただ、一つだけお願いがあります」
「何だろう?」
「今回、僕をいじめた生徒たちのリストを作成してください。そして、それを適切に記録として残してください」
校長の顔が強張った。
「それは」
「彼らは、証拠も確認せずに、一人の人間を追い詰めました。それは記録されるべきです」
数日後、警察の調査結果が明らかになった。陽暉は、生徒会の資金を引き出すために、僕のPC使用記録を偽装し、サインを偽造し、証拠を僕のロッカーに仕込んでいた。動機は「生徒会での評価に対する嫉妬」と「瑠璃花への執着」。陽暉の父親が経営する会社にも影響が出始めた。「息子が詐欺で逮捕された経営者」として、取引先から次々と契約を切られていく。父親は会社での立場を失い、最終的には地方の支社へ左遷されることになった。
ある日、陽暉の母親から手紙が届いた。そこには「息子が取り返しのつかないことをしてしまい、申し訳ございません」という謝罪と共に、「家族全員で引っ越すことになりました」と書かれていた。最後には、母親が陽暉に言ったという言葉が記されていた。「あなたなんて産まなければよかった」その言葉を読んだ時、不思議と何も感じなかった。同情も、優越感も。ただ、空虚な感覚だけがあった。
学校では、陽暉は即座に退学処分となった。サッカー部の推薦入学の内定も取り消され、彼の選手としての未来は完全に閉ざされた。SNSでは、彼の顔写真と実名が「史上最低の詐欺高校生」として拡散され続けている。そして、瑠璃花。彼女の変化は、陽暉以上に悲惨だった。真実が明らかになった日、彼女は学校を早退した。次の日も、その次の日も、彼女は学校に来なかった。
一週間後、久しぶりに登校してきた瑠璃花の姿は、見る影もなかった。目の下には深いクマができ、髪もボサボサ。視線は虚ろで、まるで生気を失ったようだった。昼休み、彼女は僕の前に現れた。
「透夜」
彼女の声は震えていた。
「話を聞いてくれる?」
「何の話?」
冷たく返した。瑠璃花は泣き崩れた。
「ごめんなさい、ごめんなさい。私、あなたを信じなかった。疑って、裏切って。陽暉くんに騙されて」
「騙された?」
僕は彼女を見下ろした。
「違うよ、瑠璃花。君は自分で選んだんだ。僕を信じないことを。陽暉を信じることを。そして、僕を裏切ることを」
「でも、証拠があって、みんながそう言って」
「僕は君に、何度も無実だと言った。でも君は聞かなかった」
瑠璃花の肩が震えていた。
「やり直せない?もう一度、私たち」
「無理だよ」
きっぱりと言い切った。
「君が選んだ道だ。その結果も、君が受け止めるべきだ」
「透夜」
「さようなら、瑠璃花」
彼女の泣き叫ぶ声を背に、僕は歩き去った。振り返ることはなかった。
その日から、瑠璃花への風当たりは強烈なものになった。廊下を歩けば「浮気女」「最低」という声が飛ぶ。SNSでは「無実の人を裏切った女」として叩かれ、誹謗中傷が殺到した。かつて僕が受けていたいじめが、そのまま彼女に向けられた。吹奏楽部でも居場所を失い、部員たちは彼女を避けるようになった。
「柊さん、もう部活来ないでくれる?」
部長からそう言われたと、噂で聞いた。さらに追い打ちをかけたのは、陽暉からの逆恨みだった。留置所から出てきた陽暉は、瑠璃花に電話をかけてきたという。
「お前のせいで、俺の人生は終わった。お前が灰ヶ谷に未練を見せなければ、俺はもっとうまくやれたはずなのに」
そのやり取りの録音が、なぜかネット上に流出した。おそらく、陽暉の悪質さを証明するために、瑠璃花自身が公開したのかもしれない。でも、それは逆効果だった。「灰ヶ谷も、鷺沼も、両方から捨てられた女」そういうレッテルが、彼女に貼られた。瑠璃花の両親からも、厳しい言葉を投げかけられたらしい。ある日、彼女が母親と話している場面を偶然目撃した。
「あんたは人を見る目がないのね。まともな子だと思っていたのに、がっかりだわ」
母親の冷たい声。瑠璃花は泣きながら謝っていたが、母親は背を向けて歩いていった。僕は、その様子をただ眺めていた。心は動かなかった。これが、彼女が選んだ結果なのだから。
クラスメイトたちにも、報いは訪れていた。僕は、いじめを受けていた期間中、すべての証拠を記録していた。SNSのスクリーンショット、机に書かれた落書きの写真、そして、こっそり録音していた会話の音声データ。それらを学校に提出した結果、いじめに加担した生徒たちのリストが作成された。特に悪質だった五人は、停学処分となった。
「やばい、これ内申書に載るんじゃね?」「マジで?推薦、パーじゃん」「灰ヶ谷、あいつ全部記録してたのかよ」
教室のあちこちから、そんな声が聞こえてきた。恐怖と後悔。でも、それはもう遅い。学校側は、今回の件を「重大ないじめ事案」として記録した。加担した生徒たちの内申書には、その事実が記載されることになった。進学にも、就職にも、この記録は影を落とし続けるだろう。
ある日、クラスの中心的存在だった女子が、僕に土下座した。
「灰ヶ谷くん、本当にごめんなさい。許してください」
周囲の生徒たちも、次々と頭を下げてきた。でも、僕は何も言わなかった。ただ、静かに彼らを見つめるだけ。
「もう、いいです」
その言葉だけを残して、僕は教室を出た。
数週間が経ち、僕は転校を決意した。この場所に、もう未練はなかった。新しい環境で、ゼロから始めたかった。最終登校日、絢音が校門で待っていた。
「透夜くん、転校するんだって?」
「ああ。新しい場所で、やり直したい」
「そっか」
絢音は少し寂しそうに笑った。
「私、最初から透夜くんがそんなことするわけないって信じてた。だって、幼馴染だもん」
「ありがとう、絢音。君だけは最後まで信じてくれた」
「転校先でも、頑張ってね」
「うん」
絢音と別れ、僕は学校を後にした。校門を出る時、一度だけ振り返った。この場所で、僕は多くのものを失った。信頼、友情、恋愛。でも、同時に多くのことを学んだ。人は簡単に他人を裏切る。証拠もなく、人を断罪する。そして、自分の行動の結果から逃れることはできない。
家に帰ると、スマホに一通のメッセージが届いていた。瑠璃花からだった。
「透夜、最後にもう一度だけ。やり直せないかな。私、本当に反省してる。毎日後悔してる。お願い、もう一度チャンスをください。あなたなしでは生きていけない」
長文のメッセージだった。画面を見つめながら、僕は何も感じなかった。かつて愛した人からの必死の訴え。でも、それはもう、僕の心には届かない。既読をつけて、そのまま画面を閉じた。返信はしない。彼女へのメッセージは、あの日、校内で伝えたもので最後だ。
窓の外を見ると、夕日が沈んでいく。赤く染まった空が、どこか悲しげに見えた。転校先の学校は、隣県の進学校だった。新しい制服に袖を通す時、不思議と緊張はなかった。むしろ、清々しささえ感じていた。新しいクラスに入ると、好奇の目が僕に向けられた。転校生は珍しいのだろう。でも、誰も僕の過去を知らない。ここでは、僕はただの「転校生」だ。
「えっと、灰ヶ谷透夜です。よろしくお願いします」
短い自己紹介に、拍手が起こった。席に着くと、隣の生徒が話しかけてきた。
「よろしく、灰ヶ谷。分からないことあったら何でも聞いて」
「ありがとう」
普通の会話。何気ない日常。それが、どれだけ尊いものか、今の僕にはよく分かる。昼休み、一人で弁当を食べていると、何人かの生徒が声をかけてきた。
「灰ヶ谷くん、一緒に食べない?」
「いいの?」
「転校生、一人じゃ寂しいでしょ」
彼らの笑顔は、打算のないものだった。僕は、初めて心から微笑むことができた。
その夜、前の学校のSNSを見てしまった。見るべきではないと分かっていたが、指が勝手に動いた。陽暉の近況は、悲惨なものだった。家族で地方都市に引っ越し、そこでも「詐欺をした高校生」として情報が広まっていた。サッカーを続けることも諦め、定時制高校に編入したという投稿があった。ある掲示板には、陽暉の書き込みと思われるものがあった。
「人生終わった。何もかも失った。あの時、なんであんなことしたんだろう。後悔しかない」
その言葉を読んでも、同情は湧かなかった。彼は自分で選んだ道を歩んでいる。ただそれだけだ。
瑠璃花の近況も目に入った。彼女は学校を辞めたらしい。通信制高校に転校し、家に引きこもっているという噂が流れていた。彼女のSNSアカウントは削除されていたが、友人の投稿に時々名前が出てきた。「瑠璃花、最近連絡取れない。心配」「会おうって誘っても断られる」そして、ある投稿が目に留まった。瑠璃花の元友人によるものだった。
「正直言うと、瑠璃花には同情できない。灰ヶ谷くんがあんなに苦しんでた時、彼女は陽暉といちゃついてたんだよ。因果応報だと思う」
その投稿には、多くの「いいね」がついていた。コメント欄も、同調する声で溢れていた。僕は、スマホの画面を閉じた。もう、彼らの人生は僕には関係ない。
数ヶ月が経った。新しい学校での生活は、順調だった。成績も上位を維持し、新しい友人もできた。写真部にも入り、週末は仲間たちと撮影に出かける日々。ある日、絢音から連絡があった。
「透夜くん、元気にしてる?」
「ああ、すごく順調だよ。そっちは?」
「私も元気。あのね、前の学校のこと、少し話していい?」
「どうぞ」
「瑠璃花さん、精神的に参ってるみたい。カウンセリングに通ってるって聞いた」
「そう」
「陽暉くんは、父親と絶縁したらしい。一人で生きていくって」
「絢音、どうしてそれを僕に?」
電話の向こうで、絢音が少し間を置いた。
「透夜くんに、彼らを許してほしいわけじゃないの。ただ、透夜くんが前に進めてるか、確認したかった」
「前に進めてるよ。もう、彼らのことは考えてない」
「よかった。透夜くんが幸せそうで、本当によかった」
電話を切った後、僕は窓の外を見た。青い空が広がっている。雲一つない、清々しい空だった。前の学校のクラスメイトたちについても、情報が入ってきた。いじめに加担していた生徒たちの中で、特に悪質だった数名は、希望していた大学の推薦入試に落ちたという。内申書に記載された「いじめ加担」の記録が影響したのは間違いない。
「あの時、灰ヶ谷をいじめなければ」
そんな後悔の声が、卒業間近になって漏れ聞こえてきた。でも、それももう遅い。行動には必ず結果が伴う。それを彼らは、自分の人生で学ぶことになった。
ある週末、僕は一人で海岸に撮影に出かけた。夕暮れの海を撮りたかったからだ。波の音を聞きながら、カメラのファインダーを覗く。その時、ふと思った。僕は復讐を遂げた。真実を明らかにし、僕を陥れた者たちは相応の報いを受けた。でも、それで僕は満足しているのだろうか。答えは、複雑だった。
スッキリとした気持ちもある。でも同時に、失ったものの大きさも実感している。瑠璃花との思い出、クラスメイトとの日常、生徒会での充実した時間。それらは、もう二度と戻らない。シャッターを切る。夕日が海に沈んでいく。その美しい光景を写真に収めながら、僕は思った。これでよかったのだ、と。
陽暉は自分の欲望のために、僕を犠牲にした。瑠璃花は簡単に僕を疑い、裏切った。クラスメイトたちは、真実も確かめずに僕を攻撃した。彼らは、自分たちの選択の結果を受け止めている。それは、残酷かもしれない。でも、それが現実だ。そして僕も、この経験から多くを学んだ。人を簡単に信じてはいけない。でも、完全に疑ってもいけない。絢音のように、最後まで信じてくれる人もいる。そういう人を大切にしなければならない。
海岸を後にして、駅に向かう途中、スマホが震えた。また瑠璃花からだった。彼女は、今でも定期的にメッセージを送ってくる。
「透夜、今日も一日、あなたのことを考えてた。私は一生、この罪を背負って生きていく。でも、あなたには幸せになってほしい」
メッセージを読んで、僕はため息をついた。彼女の後悔は本物だろう。苦しみも、絶望も、すべて本物だ。でも、それは彼女自身が選んだ道の結果だ。僕は返信しない。既読もつけない。それが、僕ができる最後の優しさだと思った。彼女に希望を与えても、それは残酷なだけだ。
電車に乗り込み、窓の外を眺める。夜の街が流れていく。明かりが点々と灯っている。それぞれの明かりの下に、それぞれの人生がある。陽暉は、自分の人生を自分で壊した。瑠璃花は、大切なものを失った。クラスメイトたちは、軽率な行動の代償を払っている。そして僕は、新しい人生を歩み始めている。それでいいのだ。それが、あの時僕が選んだ道の結果なのだから。
家に着くと、母親が夕食を用意してくれていた。
「おかえり、透夜。新しい学校、楽しい?」
「うん、すごく」
母は安心したように微笑んだ。転校を決めた時、母は何も聞かなかった。ただ、「それがいいと思うなら」と背中を押してくれた。夕食を食べながら、母が言った。
「透夜、前の学校で何があったか、詳しくは聞かないけど、一つだけ言わせて」
「何?」
「あなたは強い子に育ったわ。でも、強さだけじゃなく、優しさも忘れないでね」
母の言葉に、僕は少し考え込んだ。
「優しさ、か」
「そう。今は辛いかもしれないけど、いつか、許すことも大切になるかもしれない」
「許す?」
「すぐにじゃなくていい。でも、憎しみだけに囚われていたら、あなた自身が苦しくなる」
母の言葉は、心に重く響いた。でも、今の僕には、まだその境地には達していない。
「いつか、そうできるかもしれない。でも、今はまだ無理だ」
「それでいいのよ。焦らなくていい」
その夜、ベッドに横になりながら、僕は天井を見つめた。母の言葉が、頭の中でぐるぐると回っている。許す、か。陽暉を許せるだろうか。瑠璃花を許せるだろうか。クラスメイトたちを許せるだろうか。今は、まだ無理だ。でも、いつか。何年後か、何十年後か。僕が本当に幸せになった時、もしかしたら、彼らを許せる日が来るかもしれない。でも、それは今じゃない。
今の僕は、ただ前を向いて歩いている。新しい場所で、新しい仲間と、新しい日々を築いている。それで十分だ。翌朝、学校に行く途中、空が晴れ渡っていた。新緑の季節。木々の葉が、朝日を浴びて輝いている。教室に入ると、友人たちが笑顔で迎えてくれた。
「おはよう、灰ヶ谷」
「おはよう」
何気ない挨拶。でも、それがこれほど温かいものだとは、以前は気づかなかった。授業が始まり、ノートを開く。新しいページに、新しい知識が書き込まれていく。まるで、僕の人生そのもののようだ。昼休み、屋上で友人たちと弁当を食べた。笑い声が響く。誰も僕の過去を知らない。ここでは、僕はただの「灰ヶ谷透夜」だ。
「なあ、灰ヶ谷。今度の休みに映画行かない?」
「いいね、行こう」
そんな、普通の会話。それが、どれだけ尊いか。放課後、写真部の活動で、公園に撮影に出かけた。子供たちが遊んでいる姿を、カメラに収める。無邪気な笑顔。曇りのない瞳。かつての僕も、こんな風に純粋だったのだろうか。人を疑うことを知らず、世界を信じていた。でも、今は違う。僕は知ってしまった。人の裏側を。醜さを。残酷さを。でも、同時に知った。絢音のような、最後まで信じてくれる人の存在も。母の無償の愛も。そして、新しい場所での温かさも。
シャッターを切る。子供の笑顔が、フレームに収まった。その夜、机に向かって、日記を書いた。転校してから始めた習慣だ。
「今日は、いい一日だった。友人たちと映画に行く約束をした。写真部でも、いい写真が撮れた。新しい生活は、順調だ」
そして、最後に付け加えた。
「前の学校のことは、もう過去だ。陽暉、瑠璃花、そしてクラスメイトたち。君たちは、僕に大切なことを教えてくれた。人は簡単に他人を裏切る。でも、それは君たち自身に、最も重い代償として返ってきた。それが、君たちが選んだ道の結果だ」
「僕は、もう前を向いている。君たちのことは、忘れないけど、囚われることもない。それが、僕が選んだ道だから」
日記を閉じて、窓の外を見た。月が明るく輝いている。君たちが選んだ嘘の代償は、僕が用意した真実の地獄だった。でも、その地獄を作ったのは、僕じゃない。君たち自身だ。僕は、ただ真実を明らかにしただけ。そして今、僕は新しい光の中を歩いている。それでいい。それで、十分だ。
数ヶ月後、ある日の放課後、僕は一通のメールを受け取った。差出人は、前の学校の校長だった。
「灰ヶ谷くん、その後お元気でしょうか。今回の件を受けて、本校では生徒の人権教育を徹底することになりました。あなたの勇気が、多くの生徒たちに大切なことを教えてくれました。ありがとうございました」
メールを読んで、少しだけ、心が温かくなった。僕の経験が、誰かの役に立つのなら。それは、意味のあることだと思えた。返信はしなかった。でも、そのメールは保存した。そして、画面を閉じて、僕は立ち上がった。写真部の仲間が、撮影に行こうと待っている。新しい日々が、僕を呼んでいる。過去は、もう振り返らない。前だけを見て、歩いていく。それが、僕が選んだ道だから。




