第1章:異世界に転移した俺、まずギルドを作る
まだ思いつきの段階なので文は短く書いてます
これから沢山案を出して書いて行くので期待して待っていて欲しいです。
1.目覚め
――俺の名前は御崎悠人、27歳。趣味は「組織を作ること」。特技も「組織を作ること」。前職は組織開発コンサルタント。いや、もはや職業より趣味の方が重い。
会社の人事部門を立て直したり、学生団体を設計したり、果ては怪しい宗教団体の組織構造まで依頼されて――。気づけば、人生のほとんどを「人のつながり」を構造的にいじくり回して過ごしてきた。
そんな俺が、気づけば――
「……あれ? ここ、どこだ?」
草原の上で目を覚ました。
雲ひとつない青空、草の匂い、耳に残る風の音。そして目の前に浮かぶ、透明なウィンドウ。
【転移完了しました。ようこそ、組織無限世界へ。】
「おい待て、“組織無限世界”ってなんだよ……」
しかもウィンドウの下には、さらに文字が。
【スキル:《組織構築LV99》《人材把握》《制度設計》《契約魔法》を取得しました】
「……は?」
これはつまり、転生とか異世界召喚とかいうやつか? しかもスキルが“組織構築”て。俺の趣味そのまんまじゃねーか。
だが次の瞬間、俺は笑っていた。
「最高だ。これ、完全に俺向けの世界じゃないか」
武器も魔法もいらない。俺には――組織を作る力がある。
2.ギルド設立申請
まずは情報収集だ、と歩き始めるとすぐに町にたどり着いた。城壁に囲まれた中世風の町、その名もバルフォート。
門番に少し訝しがられたが、スキル《契約魔法》のおかげかすんなり入城許可が下りた。
「この町には冒険者ギルドがあるのか?」
「あるにはあるが……最近のギルドは腐っててな。魔物より内部抗争の方が厄介だ」
なるほど。つまり――チャンスってわけだ。
まず俺が向かったのは、城下町の行政塔。そこでギルド設立の申請を行った。
「ギルド……? 新規設立? そ、そんな簡単にはできませんよ!」
窓口の若い官吏が目を丸くするが、俺は淡々と手帳を取り出す。
「こちら、組織構成案です。役職体系、ミッション、ビジョン、入会条件、評価制度、報酬設計、魔物討伐のフローまでまとめてあります」
「え……あ、これ、すご……」
俺はさらに言う。
「今の冒険者ギルドには透明性と中立性が足りない。報酬の未払い、権限の乱用、非効率な魔物討伐――。このままでは国の治安は崩壊します」
「……ど、どうぞ中にお入りください! えーと、統制局長をお呼びしますので!」
スキル《制度設計》の効果もあってか、話が一気に通る。
2時間後、ギルド設立の許可証を受け取った。
3.組織名は“ORT”(オルグ・リフォーメーション・チーム)
さて、ギルドの名前を決める段階になった。
「……“ORT”。オルグ・リフォーメーション・チーム。略して“ORT”でどうだ?」
命名の理由はシンプル。組織(Organization)を改革(Reform)するチーム(Team)。
この名前を掲げて、俺は城下の一角に“ORT”の拠点を作った。借りたのは廃業した酒場跡。ちょうどいい。奥には地下室もある。
初日は一人。だが翌日、求人の張り紙を出したら――
「俺に、入らせてくれ!」
と、3人の若者がやってきた。
・元傭兵のマッチョ男・ガルツ(腕っぷし担当)・元宮廷文官のインテリ女・リア(頭脳担当)・行き倒れの獣人少年・ノア(愛されマスコット担当)
彼らの持つスキルや適性を《人材把握》で確認し、最適な役職に割り振った。
「ガルツ、君は戦術教官だ。リア、君には内部監査部門を任せる。ノアは――広報と、癒し担当」
「癒し……?」
「組織には“無駄枠”が必要なんだ。潤滑油として」
俺は3人に、組織の理念とルールを説明した。
「“ORT”の目的は、ただ魔物を倒すことではない。世界を、より良い構造に作り替えることだ」
4.最初の戦い
結成から3日後、“ORT”に初の依頼が舞い込んだ。内容は「村を襲うゴブリンの討伐」。
王都ギルドが断ったという案件だ。
「おい、ここに出てくるってのは、かなりやばいぞ?」
とガルツが言うが、俺は構わず出撃を命じた。
「戦闘は最小限。目的は“討伐”ではなく、“根絶”だ」
俺はゴブリンの行動パターン、繁殖ルート、地形特性をデータ化し、ガルツたちに渡した。
「これが……“作戦書”か。こんな緻密なもの、見たことない……!」
リアが震える。
「俺たちはただの冒険者じゃない。“組織”として動く。だから、勝てる」
そして、“ORT”は完璧な連携でゴブリンの巣を制圧した。
被害はゼロ。報酬は全額即金。
この日、“ORT”の名は城下に広まり始めた。
5.スカウトと敵意
数日後。
「……あなたが、ORTの代表?」
城門で俺を待っていたのは、金髪の少女騎士だった。
名はリゼ=アーデン。王国騎士団の副団長。20歳にして“剣の聖女”と称される天才剣士だ。
「私はあなたの組織に――加入を希望する」
「ほう?」
「この国の軍組織は腐敗している。あなたの組織に“構造”を見た。理性と、効率、そして未来を」
リゼは俺の手を取り、深く頭を下げた。
「どうか私を、“ORT”の剣にしてください」
俺は微笑んだ。
「歓迎するよ、“聖剣隊”のリーダーとして」
その夜。王国ギルド本部から、密かに使者がやってきた。
「ORTの急成長を、王国としては見過ごせません」
敵が、動き始めていた。
次回「第2章:魔王より先に“魔王軍”を作ってみた」では、御崎が“魔王”を名乗る組織を設立し、各地の強者をスカウトする展開になります。
ご希望であればすぐに第2章も執筆開始できます!キャラ追加や展開の方向性リクエストも歓迎です。




