第8話 神様
「オキテ?オキてよご主人、スノさびしい」
スノが寝ているご主人、シズクの上に乗ってジタバタして頑張って起こそうとしている。
シズクはこの子の名付けに大量の魔力を持っていかれたため、睡眠で回復中なのんだよねー
久しぶりにアラクスパイダーの姿を見たな。
やっぱり可愛いね、作ったボクの目に間違いはなかったんだ。
「でも、この子は面白いなー
一緒に飛ばした子とかみてたけどつまんない子が多かったし。」
「お主、この世界をテレビか何かと思っているのかえ?人に異世界人の対応をさせおって
そろそろ仕事をしたらどうじゃ?
転移人だけ用意した創造神シリスよ。」
「なにさ?ウォルターのこと?いいじゃん」
せっかく面白い異世界人を見つけて見てたのに。
邪魔しないで欲しいな。てか、異世界人の対応って別にいいじゃん。仕事好きでしょ?
特に水の神様は、頼み事断ることないし。
相性のいい草木の神様を送ったんだからいいでしょうに。
「良くないわ、お主に頼まれたらほとんどの神は断れん。お主は創造神、対等に話せるあのは
破壊神の我くらいじゃ。
そして、皆のクレーム窓口も我じゃ。」
もー、嫌なら嫌ってその場で断ってよ。後からロイに小言言われまくるから嫌なんだけど。
ロイには口で勝てないし、負ける。
てか、お仕事よりお絵描きしたーい。新しい生き物を生み出したいんだけど。その方が楽しいし
「おい、聞いているのかえ?」
「はいはい、聞いてるよ。
上下関係はめんどくさいね。てかその喋り方何、嫌なんだけど。ロイはいつの間にそんな年寄りになったさ。」
「お主の代わりにいろいろ相手をしておったら老けたんじゃよ。何そう思うなら労ってくれてもええと思うんじゃが。」
、、、嫌味吐いてきたな。適当に(リストア)。
若返らせときゃいいでしょ。今は忙しいんだから。でもいつまでも寝てるのは面白くないし。
そろそろ起きてほしいな…
よし、(ウェイクアップ)
「シリス〜?若返らせときゃいいわけじゃないんだけど、」
ロイはうるさい。せっかく若返って見た目綺麗な女性になってるのに怖い。怒ったら般若。
耳にタコが出ちゃうよ。
にーげよ。枕の魔法を起動させて、空飛ぶベットでビューン。バイバイ。
さ、起きたんだからボクを楽しませてよね。
結構ボク気に入ってるんだから。