第7話
《テイムしたアラクスパイダーに名前をつけてください。》
名前かぁ、ゲームの世界とは違うからちゃんとしたものをつけたいな。てかこの子ってどんな種族なんだろ。鑑定
『アラクスパイダー』
アラクスパイダーとは、白く小さい体が特徴。温厚で敵意を示さない限り、攻撃をしてこない。敵と認識した場合は糸で拘束され攻撃が開始される。
HP 500/500
MP 1000/1000
SP 300/300
物理攻撃力 100
物理防御力 300
魔法攻撃力 500
魔法防御力 100
俊敏 500
幸運 0.5
スキル
裁縫、毒牙
温厚で白い蜘蛛。でも、怒ると怖いって感じ。
でも、魔物であるなってステータスの高さから実感してしまう個体だ。
一応スマホでも、アラクスパイダーで検索
滅多に人前に姿を見せない希少種。だが、可愛い見た目により討伐対象にされない珍しい魔物。
彼らが出す意図で作る服は丈夫で綺麗なため人気だが、人気と希少種という条件が合わさり
上流階級の貴族ぐらいしか手を出すことは難しい。オークションにかけると億をいくことも...
「君ってすごい蜘蛛さんだったんだねぇ、」
私の横で寝転がっているこの子は、激レアさんだったようだ。でも、服を作ってくれる仲間ができたということは大事なこと。
この子と一緒に服屋でもしたら友達にも会えるかもだし、そうじゃなくてもスローライフを送ることができそうだ。
「君に名前をあげないといけないね。
雪みたいに白くてふわふわしてるから
・・・
安直かもしれないけど、"スノ" はどうかな?
スウェーデン語で雪って意味なんだ。
君は丸まったら雪玉に見えるしね?」
「シュシュー!」
スノ紋章が光った。鑑定してみると、スノという名前が追加されていた。名前を受け入れてくれたようで嬉しいが、だんだん眠くなってきた、、、
もしかして、この世界は名付けをするのに相応の魔力を持っていくのかもしれない。
閉じていく視界でスノが心配そうにして、鳴いているのが見えた。
「お、やすみ、」