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はじまり



高校2年生に進級し、約半年クラスは陽と陰。

グループが明確に分かれている。


ー キーンコーンカーンコーン ♪


8時半の始業のチャイムが今日も鳴り、席に着く。

「やばぁい!」

学校はチャイムの時には着席、教室の中にいることが必須だから遅刻をしてる方々は

ダッシュで走ってる。今日も長い一日が始まる。。


-キーンコーンカー ……


「「「えっ?」」」


故障したのかチャイムが止まった。義務教育含めて10年間学校というところには通ってるけど、こんなこと今までなかったんだけどな。

スピーカー、もしくは放送室の機材でも壊れたのかな。放送関係が壊れることなんて初めて出くわした


インスタのストーリーにあげよ。


「先生、来ないね。休み?」

「マジ!ラッキーじゃん!」

「そんなわけないでしょ。だったら、副担とか代わりが絶対来るはずじゃん。」

「でも、いつもチャイムがなる前に来るだろ。」

「出張なら教えてくれるし、担任勢がだめなら学年主任とが来るよ。」


なんか、陽の方々がザワザワし始めた、最初から静かではなかったけど。

確かに先生が誰もいないのは不思議。


10分経っても来ない、SHRの時間になったけど。


「俺、様子見てくるわ!」

「えっ、じゃあ俺も行く!」


ドアを勢いよく開けていった。

なんか ”うおぉー”とか言いながら帰ってきた。


「どこにも先生いないんだけど。」

「マジで?」

「マジマジ、職員室にも校長室にも行ったし、体育教官室、進路とか全部行った。」

「まじで、先生ってストライキとかできたっけ?」

何か緊急事態な感じなのでスマホの電源を

こっそり入れて、Linkを開いてイツメンのトークルームを開く。



みゆ(そっちのクラス先生来てる~?)

蓮(ちなみに、こっちは来てない)

(こっちも来てない)ゆう

あややん(クラスどんな感じ?)

(えっとね、陽キャたちが騒ぎまくってる)ゆう

みゆ(同じ~)

クリん(うちのクラスの男子が走り回ってきたんだけど何処にもいないらしい。)

琉偉(言ってたな)

(ドタドタうるさかったでしょ?)ゆう

はると(ほんとにうるさかったw)

あややん(どこに行って確認したん?)

蓮(職員室、校長室、体育教官室、進路)

 (クラス抜けて俺もついていったw)

みゆ(だから、いなかったのか!)

琉偉(ほぼ全部じゃん。)

クリん(朝さ、先生達の車あったよね)

蓮(うん、元副担とかいつも通りブン!って勢いよく横切って行ったよw)

みゆ(ねぇねぇクラスが放送で呼ばれた!)

(なんて?)ゆう

はると(準備できたから、荷物もって体育館に来いだってさ)

あややん(こわいんだけど)

みゆ(とりあえず、いかないといけないから行ってくる)

クリん(何かあったら情報提供よろしく)

琉偉(お気お付け~)

はると(おけまる水産)

みゆ(りょうかい)



みんな了解スタンプを送っていったん会話終了。


ーキーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴った。このチャイムは1時間目の始まりのチャイム

先生たちは来ないってことでいいのかな。クリんの席に行くか。


「クリん〜、今日先生休むとか言ってたっけ?」

「ゆうじゃん、いらっしゃーい。確かに言ってなかったと思うよ?

隣のクラスの前を通った時は、普通に人いたから学校はあるのは確か。」 


「残念ながら、校門通った時先生いたよ。

てか、野球部とサッカー部が挨拶運動×チラシ配りしてたじゃん。」

「琉偉ナイス、そうだった。人の波の中で気配を消すのに必死で。」

「マジそれな?ゆうの言ってること大袈裟じゃないよ?心の中は通り過ぎるまでずっとそれ」

「いや、貴方たちはそうでも、自転車通学だったら簡単に通り抜けれるよ?」

「いや、そうでもないよー。人によって勝手にかごの中に入れてくる。みゆさんのあひる号が犠牲になってたよ。」

「「あぁ…、お疲れ様」」


挨拶運動するのは勝手なんだけど、校門両サイドにズラっと並ばれるから気まずくて嫌い。

人混みに紛れるか、友達を盾にするのが1番いい。

でも、みゆのカゴに一方的に入っていくのは隣で見てて面白かった。


-ピーンポーンパーンポーン

≪準備が整いました。2-Cの皆様、荷物を持って教室を出て体育館までお越しください。 »


「えっ!ドア開くんだけど!」

「マジ!さっさと行こうぜ!ついでに職員室前も行こうぜ!」


体育館に来い。ですか、胡散臭さ満点ですわ。


「クリん、琉偉一緒に行こー」

「「おけ」」


てか、職員室にわざわざ行くとか、

一軍陽キャ流石だわ。

でも、こういう時は指示に従った方が安全なんだけどね。

と一人安全第一の方法で冒険しようとはしなかった。だがそれが多数はであることが事実。


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