人物紹介 用語をシンプル解説
ネタバレ一切なし。
「この人どこかに出たけど忘れたな」「在り来りな内容だけど試しに……」「名前の読み方なんだっけ」など、読んでいて分からない部分があれば、ここに来てください。
【メイン】
氷華乃江・・・霊力に全振りした戦い方をする自己肯定感低めの術士。中性的な顔立ちと声で偶に女性に間違われる。
氷華氷雨・・・謎が多い乃江の兄。両親を厄災で失い、一時は弟も行方が分からなくなっていた。過酷な幼少期を過ごしている。親戚と絶縁。
氷華冬・・・十歳の頃、瀕死状態だったところを乃江に助けられる。乃江と氷雨には弟のように扱われていたが、術士になると宣言してからは師匠と弟子の関係を築いた。
榊原凛・・・寡黙で不愛想の術士。乃江と仕事をしている。霊力と邪気の探知を得意とする。
三日月家・・・術士組織を創立させた景斗の内側の人達。厄災や祭りなどの大規模な部分では特別部隊として活動する。美男美女しかいないうえ、赤と黒の格好から百足と称されている。意外にも、レア度は校長先生くらい。四章にて登場。
【その他】
火神燿・・・乃江と同期。一章の「試験後の油断」
こころ・・・依頼場所で知り合った子供。二章 三日目の「昼過ぎ」
正木・・・依頼場所で知り合った。二章
東雲舜・・・三章で知り合った術士。
新海斗羽・・・三章で知り合った術士。
三好桃香・・・三章で知り合った術士。姉の涼佳が氷雨と仕事仲間。
立花 時和・・・依頼人。五章にて登場。
汀 優・・・五章にて登場。
【用語】
邪気・・・生き物から生まれる負のエネルギー。鬼を創る元となる。術士は邪気に頻繁に当たるため、術士の三割は蓄積された邪気により死亡する。
霊力・・・術の元となるエネルギー。邪気とは対照の位置にある。
術・・・霊力から創られる。火炎・風・水・氷・花・蟲・毒・空・土・地・傀儡・空がある。他にも、治癒をしたり幻覚を見せたり様々。制御できなければ自分の術に殺される。
鬼・・・負の感情から創られるモノと、生前の恨み辛みから創らるモノが主。
核・・・鬼の邪気の中心となるもの。心臓と骨の役割を果たす。
餓鬼・・・真っ黒に燃えている子供の鬼。目は赤黒い丸がはめ込まれた様でかなり不気味。無念を抱えて亡くなった子供であることが多い。
妖鬼・・・四級から一級の人外の見た目をした鬼。一歩間違えると死ぬ。異能を持つモノが半数。
香・・・鬼を呼び寄せるもの。三番、五番、九番、十三番と数字が大きくなるにつれて引き寄せられる鬼も強くなる。上の許可がないと使用不可。十三番は過去に事故があり、勝手に使用すれば重い罰が下る。
霊具・・・霊力が籠められた武器と、本人が霊力を流して武器に変える二種類がある。前者は使い熟すのに血のにじむ努力が不可欠。制御できなければ呑み込まれて死ぬ。後者は筆の持ち手のような形と大きさで、その状態を筒義と云う。凄く高い。
鈴・・・術士の階級を示すもの。落=灰色、最も低くクビ寸前。零=白色、最初の基準。壱=浅葱色。弐=藤色。参=瑠璃色。肆=青竹色。伍=梔子色。陸=琥珀色、上級色。傀=猩々緋。寥=漆黒。
上務・・・適材適所に術士の派遣、依頼の受けとり、鬼の場所絞り、報告書の受け取り、予算整理……と様々。各地域に組織が置かれており、誰でも働ける。ただ、無能と判断されると容赦なく切り捨てられる。
鬼界・・・何処かに存在している鬼だけの世界。感情も知性理性もある、人間と変わらない。そのため、互いに手をださないと過去に条約を結んだ。度が過ぎたことを起こした場合は、その関係者と三日月家のみでなら問答無用で殺し合いをしても良い。三日月家と景斗が許した場合のみ出入り許可。
厄災・・・10~15年に一度。鬼に成れなかった、密度の高い固まった邪気が変異して起こる。
大厄災・・・60年~100年に一度。原因不明。被害甚大。
【寥の術士】
大仏 火花・・・〔火炎〕遠野とよく喧嘩して楪に怒られる。食べることが大好き。
大空 遠野・・・〔地〕火花とよく喧嘩して楪に怒られる。子供と犬が好き。
桐木 楪・・・〔花〕おしとやかで上品。敬語から無言になったときが死を感じる。
冷泉 和歌・・・〔水〕一人称が「ぼく」の不思議ちゃん。三日月家の夏と仲良し。
百目鬼 薫・・・〔傀儡〕名前でよく女性に間違われるが、高身長筋肉質の男。火花と遠野の喧嘩で偶に微笑む。年長者。
春風 楓・・・〔風〕挫折知らずの生粋の天才。兄の颯に頻繁に会いに行くが、大体は行きの道中で仕事に呼び戻される。朝型で夜の活動が辛い。
(蘭 雅久・・・〔蟲〕)
【三日月家 名前一覧】
久久、琥珀、霧牙、白夜、零、沙、空。詞歩、柚香、唯瑠、魅鈴、夏、華、舞。14人+景斗。