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第一集

自分を再び傷つけるのは、古傷の痛みを誤魔化すため。

幸せのペンキでは、人生の傷は隠しきれない。

一つの傷を、たくさんの傷で彩っていく。

最後に出来上がるのが、博物館で飾られる彫刻であってくれ。


今日の人生耐えるため

明日の希望を換金し

昨日の負債逃れんと

いまを狂気で塗りつぶす


人々の誇りは悲惨を耐えること。

英雄の勝利は悲嘆を絶やすこと。

人々の過ちは悲劇を齎すこと。

英雄の災いは奇跡を嘯くこと。


賢くあることは一人でいてもできるかもしれないが、馬鹿にならないためには他人が必要らしい。

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