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蛍火 ~儚き命の物語~  作者: 弱むしけむし
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序章

~序章~


?「ふぁ~あ、、今日もいい天気。絶好の渓流釣り日和だなこりゃ。

  さってっと、さっそく釣り始めますか!!」


 静かな山奥の渓流に、大学生くらいと思われる一人の青年の姿があった。身長はやや高めで細身、傍にはこの日の渓流釣りのための釣竿と餌の入った箱。そしてなぜか、愛用していると思われるウクレレが置かれていた。


~~1時間後~~


?「こんなに天気がいいってのに全っぜんつれねえじゃねえかよ今日は!!!

  仕方ない、当たり来るまでこの岩のとこの刺しといて、、

  ウクレレで弾き語って待つとしますか!」


♪「ょう~人るぃがはじ~めて~、、、、」


 陽気な彼の歌が渓流に響き渡る。歌っているときの彼の様子は、この世の何にもとらわれない自由そのものであった。


 そんな雰囲気が続く中、竿が大きくしなった。


?「お?!今日初めての当たりきたぞこれ!!しかもマジででかいやつだ!!」


 青年が竿に手をかけようとしたとき、竿が大きく引かれて川の中へと引きずりこまれてしまった。


?「おい!ちょっとまてよ!!今行くからな!!」


 渓流釣りになれていた青年も初めての経験だったのであろう。慌てて取りに行ったため、片手がふさがることも考えず、ウクレレを持ったまま竿を追いかけて行く。

 あと数メートル、あと数センチと竿との距離が縮まっていく、そしてようやく川の深さが膝まで到達したころ、竿を取り戻すことができた。


?「よっしゃ!やっと捕まえたぞ!それにしても深いとこまで来ちゃったなこれ、ウクレレ持ったまんまだし。慎重に、慎重にっと、、、」


 そういって青年が一歩踏み出そうとすると、何かに足をつかまれ、青年はバランスを崩し、大きく倒れてしまった。


?「あっ、、、がはっ、、、、?!」

?(やべえ、、息できないしどんどん深くなってる、、これまずいだろ!!!)


 抗おうとする青年の意思とは真逆に、どんどん体は流されていく。


?(俺こんなあっけない死に方するのかよ、、、、彼女すらできてないっていうのにふざけんなよ、、、、じぃちゃん、ごめんな、、、。約束守れなさそうだわ、、、、。)


 青年の存在をかき消すかのように、川の流れはさらに勢いを増していった。


アナウンサー「最新のニュースです。本日17:00ごろ、釣りに行った息子が帰ってこないという連絡を受けて、~県警が捜索に当たっています。

 捜索願が出されているのはT大学に通う22歳の男性、名前は青野あおの 秀一しゅういちさんという方です。 特徴は~」


 青年の名前は青野秀一、これは、彼の数奇な運命を追った物語である。


~序章 完~



お手に取ってくださりありがとうございます!

作者の弱むしけむしと申します!!

今作品より、なろうで小説を書いていきますので温かい目で見守ってくださるとうれしいです。

また、ご意見やご指摘、コメントを頂ければ作者の励みになるので残していただけると嬉しいです!

まだまだ未熟ではございますが、末永くご愛読ください!

週1くらいで挙げれたらいいなっておもいます!!

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