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家族ダンジョン

作者:黒羽カラス
木崎慶太(13)は小学五年生の時の交通事故で植物状態に陥った。
三年が経過しても回復の兆しは見えない。が、家族は諦めていない。

ほんわかした木崎冨子(41)は母親として身の回りの世話をする。
家の事情をそれとなく語り、帰っていく日々を送っていた。
長女の木崎茜(16)は気が向いた時に訪れ、弟の目覚めを促した。
父親の木崎直道(43)は頑迷な自身を振り返って反省の弁を述べる。
三人の心配を他所に慶太は眠り続けた。

やがて三人の家族は何の前触れもなく、ダンジョンに取り込まれる。
ぎくしゃくする関係ながらも協力してダンジョン突破を目指す。
数々の試練を潜り抜けて最深部に家族は到達した。そこには小さな支配者、木崎慶太が控えていた。
慶太は二年前に意識は取り戻していたが外部に伝える術がなかった。その状態で家族間の愚痴を聞き、気に病む日々を過ごす。
ある日、ふらりと訪れた神によってダンジョンを創る能力を与えられた。特定の人間の魂を取り込むこともできると教えられる。
慶太は家族の魂をダンジョンに取り込んだ。その間は現実の時間は、ほぼ止まった状態になる。
慶太は家族仲がよくなるようなダンジョンで様々な試練を与え続けた。
真実を家族の前で打ち明けるとダンジョンが揺れ始める。植物状態の慶太の身に起きたことでダンジョンは崩壊、家族は現実の世界に強制的に戻された。
その時、自宅の電話が鳴った。慶太の死を予感させたが駆け付けた病院では意識を取り戻した本人に、
家族は全員で喜ぶ。立ち会った神は自身の興味を満たし、再び別の神によってダンジョンは創られることになる。


KADOKAWA様が運営しているカクヨムでも掲載しています。
01 家族の想い
2021/01/17 09:02
39 これからも
2021/02/01 20:00
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