表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バキュラ  作者: 松宮 奏
一章
8/18

剣士

「今すぐ一緒に王都へ来て頂けませんか。これはバキュラ王たっての懇願です。拒否すればどうなるか分かりません」


 控室に戻り、荷支度を始めた折、白髪の老紳士がルキアに話しかけた。


「申し遅れました。私はバキュラ王の執事をしております。オリヒアと申します」


 ルキアにとって願ってもいない申し入れだった。元より、雷地大震蔡に参加したのは王都へと向かうためだ。その為に十年間、身体と剣術、更には人身掌握術など。血の滲む鍛錬を重ねたのだ。その努力が身を結んだ瞬間だった。


 火で包まれた村。村人の悲鳴。涙に濡れた母の顔を嫌でも思い出す。


 こいつがあの憎きバキュラの執事。

 はらわたの煮えくり返りそうな強烈な怒りがルキアの心を染める。しかし、表情には出さない。


「オリヒア様。断るなんて滅相も御座いません。是非王都へと連れて行ってください。バキュラ王の剣となり、必ずや、お役に立つことを約束します」


 ルキアは満面の笑みを作り、応えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ