閑話 コンちゃん、コロナ対策を語る
本当は、今年の始めか、昨年末に出すはずの話でしたが、後半消えたりして、なかなか出せませんでした。
今日になって、突然許可が下りましたので、更新しますね。
「ねえねえ、コンちゃん。もう、年の瀬だね。来年が近づいているけど、初詣はどうしたら良いかな? 」
現在、2020年、12月。
コンちゃんに出会ってから色々あったけど、お陰様で私は主婦となり、小説を書いては、ネット等に投稿する毎日を送っていた。
体調が悪かった時の名残で、家事をサボったり、体調不良で伏せったりもしているが、概ね元気な日々を送っている。
そして、としこさんとも、変わらず楽しく、毎週お話させてもらっている。
はっきり言って、私が甘えてしまい、好きな事を喋りたいだけ喋り倒すのを聞いてもらっている、というのが、会話の大半以上になっている。
でも、たまには、「コンちゃんへの相談」を私が聞き、返事を伝えるという、通訳的な事もする。
今日は、お仕事の関係で、あまり話せなかったのが残念だけど、
「来年の初詣は、どうしたら良いかしらね? 」
と、別れ際に言われたので、本人(本狐)に聞いてみたのだ。
『くんな』
「はい? 」
聞き違えたかと思って、聞き返す。念のため、目を閉じて、本人の姿を瞼の裏に確認すると、白い髪に、キツネ耳をつけた若い男が、この上なく明るい声で、なおかつ満面の笑みで答えた。
『来んな』
「え? 」
『だーかーらっ! 来るなってば。』
「えええええええええっ?! 何で? 」
動揺して、心の中で大声を出した私に、コンちゃんは困った顔で答える。
『えっ、いや、コロナじゃん? 』
1足す1は、2じゃん? くらいのノリで答えるコンちゃんだが、神社関係者として、それで良いのだろうか?
『てかさ、何で来ようと思ったんだ? 世の中コロナだぞ。
「忙しくて、一年に一度、正月くらいしか、行けません」
てな人ならともかく、お前みたいに挨拶・勉強・その他の理由で、神社・お寺・教会のどれかに必ず年に数回は顔を出している人間が、何で来るの? 』
「え、だって、初詣は大事なんじゃ…」
『お前って奴は、ほーんと、本っ当に真面目だなあ。まあ、そこが良いんだけどな。来れる時に、今年の分のお賽銭ヨロシク! どうしてもお願いしたい事があるなら、祈祷料送って頂戴! 』
「あ、神恩感謝で…」
『おっけー、じゃ、来れる時にどうぞって、事で! あ、近くの氏神様には、顔出せる時に挨拶しとけよ。』
「う、うん。」
次の週に、としこさんに会った時に、
「コンちゃん、何て言ってた? 」
「あ、来るな、って凄く楽しそうに言われた。」
「あー、やっぱりそうなんだね。」
マスク越しではあるけど、話は出来る。
幸せな年末を過ごしたのだった。
お読み頂き、ありがとうございます。
何かありましたら、お知らせ頂ければ、幸いです。




