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十五話シンデレラ2

 ━━━シンデレラのあらすじ━━━


 むかしむかしあるとろこに、シンデレラという名の美しく優しい娘がいました。

 幼い頃に母親を亡くしたシンデレラは、父親が再婚した継母とその連れ後である2人の姉にまるで召使いのように扱われていました。


 この国の王子様が舞踏会を開くことになり、姉たちはきれいに着飾って出かけていきました。

 ボロボロの服を着たシンデレラはもちろん連れて行ってもらえず、それどころか、留守の間家中の掃除や片づけを命じられていました。

 シンデレラが悲しみに暮れ泣いていると、魔法使いが現れました。

 魔法使いは魔法を使い、かぼちゃとねずみをそれぞれを豪華な馬車と、立派な白馬に変え、きらきらと美しいガラスの靴を用意し、さらに美しいドレス着せてシンデレラをを舞踏会へ行けるようにしてくれました。

 シンデレラは大喜びで舞踏会へ向かおうとしましたが、魔法使いから深夜0時を過ぎれば全ての魔法が解けてしまうから0時までには帰ってくるようにと忠告されました。


 忠告を守ると約束したシンデレラが舞踏会に到着すると、あまりの美しさに王子様もシンデレラの虜になってしまいました。

 王子様からダンスに誘われ、シンデレラは時間が経つのを忘れて夢のような時間を楽しんでしました。

 シンデレラが気がついた時にはすでに約束の0時が迫っており、シンデレラは大急ぎで舞踏会を後にしました。

 シンデレラの名前も聞いていなかった王子様は必死に引きとめようとしましたが、シンデレラはあっという間に姿を消してしまいました。

 残念がる王子様の目の前には、シンデレラがはいていたガラスの靴が片一方だけ残されていました。


 王子様は舞踏会に着ていたガラスの靴をはいた女性を自分の妻にするといい、ガラスの靴にぴったり足が入る女性を探し出しました。

 我こそは、と町中の女性が残されたガラスの靴をはいてみたのですがぴったりと合う女性は現れませんでした。

 もちろんシンデレラの姉たちも無理やりガラスの靴をはこうとしたのですが全く合いませんでした。

 そこへシンデレラが進み出て、「私にも試させてほしい」と王子様の家来に願い出ました。

 それを聞いた姉たちは「お前みたいな汚い娘にガラスの靴が合うわけがない」と笑われながらもガラスの靴をはいてみると、靴はまるでシンデレラのために仕立てたかのようにぴったりでした。


 家来は王子様のいる城へシンデレラを連れて行き、数日後王子様とシンデレラは結婚し幸せに暮らしました。



 ━━━━シンデレラの家━━━━


「シンデレラシンデレラどこにいるんだい」


「お義母様、なんでしょうか?」


「なんでしょうかじゃないよ。買い物には行ったのかい?」


「すみません。まだです」


「このグズノロマだね。全くこの役ただずが━━━さっさとお行き」


 継母はシンデレラに買い物籠を投げつけて去って行った。渋々、シンデレラは買い物籠を手にお使いに出かけたのである。



 ━━━ヴェーロンの街━━━


「ここがシンデレラの話世界ストーリーワールドか」


「そして、シンデレラの唯一の街、ヴェーロンの街さ。あそこに見える城がシトロンの城だ。話ではあそこで舞踏会が行われると言う設定だ」


メリッサが詳しく説明してくれる。普段はガサツに見えるが、面倒見が良く本人が知らぬ所でファンクラブが作られ、同じ女性からラブレターを貰う程だ。

ラブレターを貰った事は否定してるが、渡されてる現場を何度か目撃してるのである。ファンクラブがある事は本人だけ知らない。


ヴェーロンの街は19世紀頃のフランスの首都パリを思わせる街並みだ。エッフェル塔はないが、その代わりにシトロンの城が堂々と建ってる感じだ。


「なんかこれでは、ただ観光に来た気分だ」


「えぇ、でもこれはこれでありかもです」


「レベルを上げたいなら街の外にベルの森とベルの洞窟があったはずだ。そこならモンスターが出るさ」


初めて見るモンスターと戦いたくてウズウズしている王子たかし


「まずは、王子様とフローラは初めて来たから観光がてら散策してはどうかしら?」


ニムエがそう提案すると━━━


「俺はそれでも良いけど」


「私もそれで大丈夫です」


「私は王子様が行く所ならついて行きます」


王子たかし、フローラとシャルルの三人がヴェーロンの街を散策に賛成し街中をみんなで廻ることになった。


散歩するかの様に散策するが近代化のせいかファンタジー感が全然無く、まだ赤ずきんの話世界ストーリーワールドの方がゲームやっていると感じであった。


「あっ、あれが市場だ。ゲーム内だから空腹感は感じないけど、食べ物の味は本物以上さ。その味を楽しみにしてるプレイヤーが中にはいるみたいだ」


まるで、その中のプレイヤーの一人みたいにメリッサは話す。


「もしかして・・・・食べた事あるのか?」


「うん?悪いか」


「別に悪くは━━━」


王子たかしが全部言い終わる前にクエストが発生した。


━━━クエスト:エラが落としたリンゴを拾え━━━


・クリア条件:リンゴを拾い、エラに渡す


・クリア報酬:???


急にクエストが始まり、王子たかしは市場をジーッと集中して見るとリンゴらしき果物を買ってる女性を見つけたのである。


「おい、王子たかしどうした?」


「タカちゃん?」


「「王子様?」」


「悪い、後で説明するから」


王子たかしはリンゴを購入するところの女性の所へ向かったのである。




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