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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

消えた彼女と、照る空、照らぬ空

作者: とある配達員
掲載日:2017/10/28

ゲームシナリオを想定して書いたものなので、小説として読むには物足りなさがあるかもしれないです。


なぜ彼女は消えたのか

Twitterで唐突にいなくなったあの人を想いながら書いた作品です。

あの人が消えた理由と気持ちは僕には分からないけど…

また、会いたい。

希望と会いたい。


何も持たない僕が誰かの希望になる事は出来ないかもしれないけど…

皆が幸福な人生を過ごせる様、祈ってます。

10/24 昼 プロローグ

(A)彼女に話しかける

(B)彼女の絵を見る



11/3 夜

冬の寒さが堪える

この寒さは気温によるものだけではない

悲しみの様なものが寒さを増幅させていた

私の心臓辺りに重さがあり、動く気力を奪う

悲しみは、時間が解決してくれはしない

…今の自分にはそう思えてならなかった

寒さに震えながら外へ出る

コンビニで肉まんとおでんを買い、帰り道で温もりを感じながら食す

あの日…6日前に消えた彼女は、今、一体何を考え、何をしてるのだろうか……

「はあ」

無意識に、溜め息が出た

……

曇り空を眺めながら、スケッチブックに描かれた明るく綺麗に澄み渡る空の絵を思い出していた

彼女の描く絵が好きだった

彼女の絵には希望が感じられた

彼女の顔には優しさがあった

そして……繊細さがあった

話す機会は多くなかったけど、時々僕の方を見て微笑んでくれる事が嬉しかった

涙が目に溜まり、ただ空を見続けた

……そうして、何十分か経った頃、雨が降り出して僕は帰る事にした


この日は空が晴れることはなかった



11/5 昼

部屋の隅で1人佇む

どこにもぶつけようのない辛さが募る

そもそも僕は希望を持てない人間だから

………

状況が変わる気がしない

希望をくれる人が居なくなった

居なくなってしまった理由は分からない

でも、居なくなった事だけは間違いなかった

希望に裏切られた様な

言葉に表すなら、そんな感じだろうか

………

僕は赤ちゃんの頃から保育施設で育った

だから家族はいない

敵ばかりの環境で育ち…

でも、それは昔の事だ

今はもう敵はいない

でも、生きる気力を持てずにいた

…彼女ともし再開できたなら、また希望を持てるだろうか?

それとも、彼女と似た人と出会えれば、僕はまた希望を持てるのだろうか?

でも、出会える気がしなかった

誰かがいたなら……

……

絶望が僕を蝕む

………

………

………

…僕は……

………ッ……

……………

……………

希望を…………

うしなった………

………

もう、、、希望はないのだろうか……

…感情

悔しさや悲しみが溢れ出し………ただ、ぐしゃぐしゃに泣いていた

最後の希望に突き放された事実……

それが僕に重くのしかかる

もう…駄目かもしれない

何もすることがない

そこで試しに空の絵を描いてみた

…が

やはり大した絵は描けなかった

更に描き込んでみるものの、変な絵にしかならなかった

やはり素人ではこんなものか……



11/6 夕方

今日は僕の誕生日だ

高級なケーキを買い、1人で食べる

特になんとも感じなかった

誕生日に1人でケーキを食べる事について、特に感じる事はなかった

味もあまり感じない

…………虚無だった

もう生きる気力はない

ただ死にたかった

死んでしまえば全て楽になる…

死に魅了されていた

死後の世界がどうなってるかは分からない

でもいずれ死ぬんだ

それにもう、マイナスなんだから問題ない

死は経験した事がない

それは異世界へ行くようなものであり、死後が楽なものであると自身に思い込ませるだけの動機となっていた

つまり死ぬ価値があった

以前に買っておいた練炭と七輪、そしてライターを風呂場に置き、部屋で眠くなるまで待つ

(A)睡眠薬を飲む前にお気に入りのピザを出前で注文する

(B)睡眠薬を飲む

(B')……テーブルに置いたビンの蓋を開け、睡眠薬を10錠ぐらい取り出して…

噛み砕き、飲み込んだ

風呂場へ向かい、もたれかかって時を待つ

1時間も経たないうちに頭が朦朧としはじめる

練炭に火を付け…そのまま、何も考える事なく眠りへとついた

エンド1『照らぬ空』

(A')注文を終え、暫く待つ

ピンポーン

30分程経過した頃、ドアチャイムが鳴った

玄関へ向かいドアを開ける

「毎度、ネコピザです!こちら御注文のピザとなります」

「」

無言でお金を渡す

「こちらお釣りとレシートになります。ありがとうございましたー」

そう喋った配達員の顔は何故か引き攣っていた

そして僕はドアを閉めようとし……

そこで、ポスト入れからはみ出た大きな封筒に気がついた

「あっ」

封筒を掴んで取り出そうとすると、封筒の中心辺りに、パステル調で描かれたうさぎの絵が見えた

急いで封筒を開けると…

中には、手紙と、空の絵の描かれた紙があった

手紙を開くと…

『こんにちわ、山田君。お元気にされてるでしょうか?

皆にも御手紙を出したのですが、山田君には絵も一緒に贈らせていただきました。

と言っても、訳あって母に代わりに贈ってもらったのですが。

山田君には感謝してます。

…いつも、山田君が私の描く絵を見てくれる事が嬉しかったです。

だから、絵を楽しく描く事ができました。

山田君が輝いた目で見てくれていたおかげです。

その輝きが、私の描く絵の源でした。

ありがとうございました。

…私が唐突にいなくなった理由は…言えません…ごめんなさい。

…山田君ともっとお話がしたかったです。

…きっとまた、いつか、どこかでお会いしましょう。

そして、その時は沢山お話して、よければ、一緒に絵を描きましょう!』

………

……

……僕の…おかげ…

絵を見る僕の目は……輝いていたのか

…………

空を見ると

(A)晴れ

(B)曇り空

(B')空はどんよりと曇っていた

………

………

…彼女がいなくなってしまったのなら、意味がない

部屋に戻り、ピザを食べる

……テーブルに置いたビンの蓋を開け、睡眠薬を10錠ぐらい取り出し…

噛み砕いて、飲み込んだ

手紙と絵と封筒を手に取り、風呂場へと向かい、もたれかかって時を待つ

1時間も経たないうちに頭が朦朧としはじめる

練炭に火を付け…

彼女の手紙の事を思い浮かべながら…

涙が目から零れ…眠りへと落ちた

エンド2『また、いつか、どこかで』

(A')オレンジの、鮮やかで綺麗な夕焼けが輝いていた

夕焼けは、彼女の絵では一度も見た事がなかった

…………

空を眺めながら思う

僕が、彼女に希望を与えていたという事だろうか?

それがどれ程の希望かは分からないが

本当に、彼女の描く絵の源になっていたのだろうか……

…………

「くっっ」

感情が溢れ出した

「くうっ」

……

なぜ彼女がいなくなってしまったのかは分からない

もしかすると、彼女は死んでしまったのかもしれない

でも、彼女が生きていて、また会えるかもしれないのなら

僕も生きて、彼女と再開して、彼女が描いた夕焼けを見たい

僕が、誰かに与えれる希望があるのなら………

もう少し生きてみよう


誰かの為に


エンド3『照る空、輝きの目』

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 主人公に感情移入しづらいです。もっと文章量を増やして主人公と彼女の関係を掘り下げた方がいいかと思います。具体的には二人の出会いや仲の良くなる描写を加えるといいかと思います。 [一言] …
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