~ただいま、模索中~
お久しぶりです。コトネです!
いやはや、もう12月の、しかも忘年会シーズンに突入しちゃってますね!
本当に不定期ですみません!
では、どうぞ!
僕のこと、まだ覚えてるかな?
『ヒカルトキ』の主人公の千広らいと。僕、千広らいとは、凡そ2話目という思いもよらない速さ、そして短さで、作者によって葬り去られようとした話の主人公なのである。
いや、こうやって、話せてるということは、神は、いや、作者はまだ僕のこと見捨ててはいないようである。捨てる神あれば拾う神あり、みたいな。いや、この諺だと、違う神様だという認識があるからいいけど、僕の場合は同一人物による仕打ちだからね。救われた気がしない。
と、こんなに辛口でいたら、作者も胸が締め付けられる思いだろうから、ここら辺にしとく。
少しは感謝の気持ちも持たないとね。感謝の気持ちは大事だよ。何においても。
さて、どういう話が始まろうとしていたか。この冒頭の余談で、更に訳が分からない状況になってしまっているだろうから、おさらいをば。
僕、千広らいとは、見晴中学の3年生、受験生である。そして、僕には2歳上の兄がいる。千広あきら。頭が良くて、かっこよくて優しい兄ちゃんだ。
だけど、いなくなった。
僕が中学1年生、兄ちゃんが中学3年生の、卒業式を終えた後。
兄ちゃんは行方不明になった。
それから2年の歳月が経ち、梅雨のじめじめとした時季がきて、僕は中学3年生の受験生となっていた。幼馴染みの百瀬あかりとは同級生で、あかりはしっかりと受験生の自覚をもって受験勉強に励んでいる。それに対して、僕は一向に受験勉強に気持ちが向かず、兄ちゃんのことを探すことで頭がいっぱいだった。
そんな僕のことを案じて、母さんやあかりに、自分のことも考えろと言われてしまった。
あかり目当ての同級生たちにホールドされてしまった。
けど、僕は兄ちゃんを探し出すと決めた。僕は兄ちゃんが生きていることを、どこかで何かで感じとっている。だからこそ、今僕がやらなきゃいけないのは、受験勉強でもなく、面倒くさい同級生たちの相手でもなく、兄ちゃんを探すことなのだと、固く決意したのだった。
…と、こんなとこ。
この続きが気になって気になって、夜毎、枕を濡らす日々の読者は流石にいないかもしれない。が、待ち望んでいた読者はいるかもしれない。その気持ちに少しでも応えたい、感謝の気持ちを伝えたいと誰かが思ったようで、また僕はこうやって話せるようになった。
ありがとう。そして、ただいま。
いや、本当にただいまって言ってほしいのは兄ちゃんになんだけど。今のところは、兄ちゃん出れてないし。
なかなか本編が進まないな、と思ったそこの君。
お察しの通り、今回はおさらいなのだ。僕のことを思い出してくれるように、おさらいのためのお話なのだ。(なんとも回りくどい。)
進める気がないのか、という訳ではない。進めるための一旦停止なのだ。
かっこいいでしょ。え、そうでもない?
まあ、このお話でのかっこいい枠は、兄ちゃんである、千広あきらだからね。僕がその枠に入れないのは知ってる。だから、今更そんなどストレートに言わなくてもいいじゃん…。
これから、かっこよくなるんだよ!僕!
期待して待ってて!
僕はこんな風にしてるけど、1つ気になることがある。それは、僕の身体の異変。
異変というよりは、違和感なのか、それともただの気のせいなのかは分からない。
ただ、兄ちゃんのことを、どこかで、何かで
感じてる。それの原因とも思える気がするんだ。
それは、胸のあたりが時々熱くなること。
何かが燃えたように、僕が呼吸をして取り込んだ酸素を使って燃えて、出来た二酸化炭素を僕の口を使って外に吐き出してるように。
ぼうっと、僕の胸のあたりが熱くなるんだ。
まるで、火を噴くドラゴンが自分の胸に住み着いていて、僕の呼吸に合わせて息をしているかのように。
熱くなる。
それこそ、「胸焼け」だって?
やかましい。
胸焼けじゃないことくらい、僕にだって分かるよ。
この胸焼けがさ、(あ、胸焼けって言っちゃったじゃないか!)起き始めたのはいつだったか忘れちゃったけど、近頃は起きてる頻度が多い気がするんだ。
兄ちゃんの動向と関係があるのかもしれないって勝手に思ってるんだけど、それも含めて、僕は兄ちゃんに会って色々聞きたいことがある。
本当に、何としてでも探し出さなくちゃね!
始まってからずっと、「探し出す!」って決意をして終わるのが、とても馬鹿っぽいけど、ご容赦ください。
多分、筆者も探してるんだと思う。色んなことをね。
読んでいただきありがとうございました!
また今後ともよろしくお願いしますっ( *・ω・)*_ _))ペコリン
ご感想等ございましたら、コメントにどしどし…来るかわかりませんが、お願いします( ・ω・)ゞ