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宴会は骨と道化師達が技を披露して盛大に盛り上がっていた。


……よし、スケルトン達は大分、メグロの経済に染み込んだな……

しかし戦争か……


『おい!誰か軍の指揮を取った事があるものはいるか?』

現在の手駒の中にはいないらしい……

うーん困ったぞ……

全面的にバックアップとか見栄切ったけど……


『将軍!軍の指揮をとった場合、魚人達を殲滅出来る自信はあるか?』


『わかりません……

個人でモンスターを狩る戦いと戦争は違います……

確かに相手の虚を突くという点では通じるものはあるかもしれませんが、

相談する相手もいなければ手探りでやる事になりますな』


……ふーむ、困ったぞ……


カジロウはワイングラスを片手に考えていた。

「カジロウ様……」

カジロウが呼ばれて振り向くとドレス姿の王女が立っていた。


「ああ、こんにちは」

「初めまして、王女のフランソワです」


「初めましてカジロウです……」

「以後お見知り置きを……あの……」


……そうか!丁度良い駒達が居るじゃないか!


「どうもご丁寧に……すみませんが、国王に話があるので失礼致します」

「お父様に?……わかりました」


そうだ、ロビンスに擦りつけて置くか……


カジロウはロビンスを探した。

ロビンスは会場の端に立ち警備の為に目を光らせていた。


「いや…ちょっと来てください……」

カジロウはフランソワの手をグイグイ引き、ロビンスの元へ連れて行く。


フランソワは困惑し、ロビンスはその姿を見てムッとした表情でカジロウ達をやや睨む。


「これは……フランソワ様にカジロウ殿、如何されました?」

「フランソワ様が私に話しかけてくれたのだが、生憎と私は国王に話があるのでな……

ロビンス……すまないが、ダンスの時間に戻る故……それまでフランソワ様のご相手を願えんか?」


「いや、そんな権利は……」

「ロビンス、この後の社交ダンスまで引き止めて置いてくれ……

お願いだロビンス……

フランソワ様も良いですね?」


フランソワはロビンスを見ている、やや頬が赤いか……?化粧か?


「はい……」

「わかりました……引き止めておきましょう」


「それでは失礼致します」

カジロウは辺りを見回し、国王の元へ歩いていく。


「あの……フランソワ様……」

「何でしょうか?……」



カジロウが歩くと貴族達はひっきりなしに話しかけてきた。


「あっ!カジロウ様……何処に?」

「カジロウ様……私の娘の……」


……ああ!うざい!

「国王!お話があります!」

「カジロウか……何様だ?」

カジロウはわざとらしく貴族達を確認した。


「貴族達……すまぬが、カジロウと密談をする……」

貴族達は諦めて去っていった。


「で?何様だ?」

「はい、国王は先程……我が国には猛将がいないとおっしゃいましたね?」

「ああ……」

「ロビンスは他の国と比べてどの位、戦争に長けてるんでしょうか?」

「難しいな……大臣!」

国王は酒を飲んで貴族と話をしていた大臣を呼び寄せた。


「なんでしょう?」

「大臣、カジロウがロビンスが他国と比べ、どの程度の力量か知りたいそうだ」

「そうですね……ロビンスには戦争の経験がありません……私には計り兼ねますが、経験が豊富な魚人達の猛将より高い……という事はまず無いでしょうね」


カジロウは顎に手をやった。

「そうですか……大臣の意見で良いのですが、将の乏しい状態で勝てますかね?メグロは……」

「……物量は勝っているので……恐らく勝てるとは思いますね……」

「しかし相手は2国ですよね?

大量の兵士を失い、間髪入れずにシブヤやセタガヤが来たら?」


国王はカジロウの話にクギを刺す。

「カジロウよ、それはないだろう?同盟国だぞ?2国の王……彼等とは仲が良い……」


「国王様……お言葉ですが、人は欲や恐怖を抱く生き物です……

【ミナトとシナガワ】を壊滅したメグロにシブヤ王とセタガヤ王が欲や恐怖心を抱き、

戦争で疲弊したタイミングを好機と狙って来るかもしれませんよ?」


「そんなこと……」

「いや、国王……カジロウ殿のいう事は一理あるかもしれませんよ?……」

「……大臣まで……そんなに信用出来ない人物では……」

「確かに両王とは友好関係にあります……カジロウは出来る準備はしたいと言っているのです……カジロウ、国王に話し掛けたのだ、打開する提案もあるのだろう?」


「はい、国王様……英霊達の墓から彼等を呼び起こしましょう……英霊達専用の墓を保有している事は存知ています……」

「国王……確かにカジロウの言う通りに英霊達を起こせば……被害は最小限に抑えられましょう……しかし決めるのは王です……私からこれ以上発言するのは控えましょう……」



「カジロウ……それは……法律で決められた歴史を冒涜する行為だぞ……」

「国王様!【シナガワとミナト】に雪辱を晴らす機会を英霊達に与えてあげてください……」


国王はしばらく考えて静かに頷いた。

「そうだな……父や英霊達も……それを望んでいるか……古い風習にとらわれてはいけない……か……」

国王は王座の下から鍵を取り、カジロウに渡した。


「カジロウよ……これで城の地下にある霊園に行き、英霊達を呼び起こすのだ……」

「かしこまりました!きっと聖スケルトン様もお喜びに……城内にスケルトンを入れる事をお許しください……国王、貴方は本当に、聖人なれるかも……」

「スケルトンの件了解したが……聖人になるだと?」

「あっ……いえ、その話はもう少し静かな時にでも……では早速……」


霊園に向かうカジロウを国王は見ていた。



……ひゃはははは!やったぞ……解決だぁ!

どんな英霊が居るのか……楽しみだぜ!


『骨兵達を大量に城の霊園に入れろ!』

……ひゃはははは!



「……で、ですね……」

「ふふふ……ロビンス、昔……城内の庭で遊んだの覚えていて?」

「はい!覚えています!」

「ふふふ……しかし、カジロウ様はおそいですわね?」

部屋に音楽が流れ、ダンスが始まった。


「始まってしまった!フランソワ様、私はカジロウ殿を……」

「良いのよ、ロビンス……来るまで少し踊ってましょう」


フランソワはロビンスの手を引き踊りだした。


カジロウは鍵を開け、スケントン達と共に霊園に入っていた。

……音楽か……ロビンスの野郎は上手くエスコートしたかな?

カジロウは石碑を見ていた。


凄い!当たりだ!人材の宝庫だ!……これなんて魔導師じゃないか!

『王宮魔導師……没年523……カイゼンハーツ、ここに眠る』

ーーーーーーーーーーーー拠点


メグロ 英霊墓地

ーーーーーーーー死体

武官152

文官21

王宮魔導師1


メグロ城下町 墓地

ーーーーーーーー死体

スカラベキング

民0

ーーーーーーーー


メグロ城下町の質屋

ーーーーーーーー死体

無し

ーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーー総戦力

将軍1(オーラ使い)

隊長9(戦士6、ハンター1、聖職者1、シーフ1)

隊長1(医者)

隊長4232


小隊長 16927

小隊長 各1(商人、彫刻家、裁縫士、床屋、鍛冶屋、大工)


骨兵 170026

骨犬523

ーーーー所持戦力

隊長5

小隊長5

骨兵50

骨犬5

ーーーーーーーーーーーー本

骨兵 召喚 9p

効果時間:永久

説明:人や動物の死体を生贄に人型の骨を召喚する。


骨犬 召喚 29p

効果時間:永久

説明:人や動物の死体を生贄に犬型の骨を召喚する。


骨小隊長 召喚 99p

効果時間:永久

説明:骨兵と死体一体を生贄に

人型の骨を召喚する

11体まで骨兵を統率する

その知識は死体側の物を引き継ぐ


骨隊長 召喚 499p

効果時間:永久

説明:骨兵20体と死体一体を生贄に

人型の骨を召喚する

6体の小隊長を統率する。

その知識と思考は死体側の物を引き継ぐ


骨将軍 召喚 9999p

効果時間:永久

説明:骨隊長と骨兵1万体を生贄に

人型の骨を召喚する

隊長を統率する。

その知識は生贄全てから、思考は隊長側の物を引き継ぐ


大食いスケルトン召喚 2999p

効果時間:永久

説明:骨兵や死体、動物を貪り、特性を吸収するスケルトンを召喚。召喚数限定1


魔力注入 1200p

効果時間:永久

説明:骨系兵士1体に魔力を注ぎ、魔法の使用を可能にする。


トイドール 5p

効果時間:任意

説明:召喚した骨系兵士を1/10サイズに変換する。


骨罠 召喚 5p

効果時間:3時間

説明:動物に噛み付く罠を地面に設置する。


爆弾スケルトン 50p

効果時間:滅した瞬間

説明:付けた骨兵が条件を満たした瞬間、起爆する爆弾を付ける。


残留思念 150p

効果時間:1分間

説明:死体から生前の特性を引き継いだ、ゴーストを召喚する。


ゾンビ化 100p

効果時間:3日

説明:死体を生きた物に対して、無差別に噛み付き仲間を増やすゾンビに変身させる。


酸ゾンビ化 20p

効果時間:1時間

説明:死体を酸を吐きながら直進し続けるゾンビに変身させる。


骨大砲 召喚 20p

効果時間:5分

説明:骨兵を打ち上げる大砲を地面に設置する。


ラブネクロ 100p

効果時間:発動時

説明:骨やゾンビの位置を瞬時に入れ替える(最大11体)


魔力回収 25p

効果時間:発動時

説明:召喚した対象を破壊する事で、召喚時に必要なポイントの半分を得る。


オーバーヒート 15p

効果時間:10分間

説明:骨系兵士の能力を一時的に3倍にする、オーバーヒートした骨系兵士の身体は徐々に破壊され、10分後には完全に滅する。


スケルトンエコ パッシブ

効果時間:永久

説明:骨系魔法の消費ポイントを1p下げる


スケルトンマスタリー5 パッシブ

効果時間:永久

説明:骨系兵士の能力を1.1倍する。


リーダーシップ強化5 パッシブ

効果時間:永久

説明:小隊長、隊長の統率数を4増加させる。

統率中、対象にスキルを伝授する。


魔力上昇20 パッシブ

効果時間:永久

説明:マジックポイントの回復量を500上げる


魔力最大値上昇20 パッシブ

効果時間:永久

説明:総マジックポイントを2000上げる


現在のマジックポイント31286/2500

EXP 259/20525

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