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「あっ!カジロウ様……」

カジロウは声を掛けられながら冒険者ギルドへ向かった。

この手応えなら……寄付金で税金は何とかなりそうだ……

まぁ支払いが間に合わなかったら王にごねてみるか……

宗教の土地なんだ、本来なら税金無しでも良いくらいだと思うが……

まぁ今の所は大人しく払う努力はするか……


カジロウは冒険ギルドに入り、掲示板を眺めた。

「ああ…カジロウさん、えらく出世しましたねぇ……ギルドに何の用でしょう?……半年間はBランク以上しか……」


「わかっているよ……でも1つ聞きたくてね……無償で他の冒険者を手伝う事は可能なの?C以下でも」

……たまに死傷者を出して骨にしよう……


受付はポカーンと口を開けて、すぐに口を閉じ少し黙っていた。

「そういう事言い出すんですね……ギルド長に聞いてください……ギルド長!こっちに来てください!……はい!次の方」


受付はスッとカジロウから目線を離し、カジロウの後ろで順番待ちしていた冒険者に目を向けた。


酒の並んでいるカウンターから一人の男が近づいて来る。


「あん?呼んだか?」

「カジロウさんがごねてます、相手しておいてください……ああ、ここの記載漏れてますよ〜」


「受付が話つけとけよ」

「そんなの私の仕事じゃありませんし〜、ちょっとカジロウさんは面倒くさい方なので」


男は不機嫌そうにカジロウに話しかける。

「で?なんですか?」

ほんと……毎回思うけどね……受付が態度悪いよ………なーんて、言えるわけもない


「無償で他の冒険者を手伝う形なら、Cランク以下も受けて良いのか?って聞いたんですよ」


「それは……そんな酔狂な冒険者、今までいなかったからな……」

ギルド長は顎に手を当てて考えている。


扉がバタンと大きな音を立てた。

「マスター、眠気覚ましに酒くださいな…」

非常にまずい……とても嫌な予感がカジロウの全身を駆け巡った。


カジロウは小声で耳打ちした。

「ギ…ギルド長、無理なのわかったからさ……今の話忘れて……俺もう帰るから……ひっ!!」


耳打ちしながらゼスタを見ると

ゼスタはギルド長に耳打ちしているカジロウを溢れそうなくらい見開いた目で凝視していた。


……怖っ!


「カジロウさん……マスターになんか様でした?」


ギルド長も面倒な事は御免なので黙っていた。


「そう……ちょっとね……Bランクってどのくらい難しいか聞いて……」


「依頼を無償で受けて他の冒険者を助けるのは可能か?とか言ってましたよ……そうですね……オッケーこれで登録準備出来ました」


「当然!良いに決まっています!素晴らしい発想です!ね!ギルド長!」


受付の野郎……しかしゼスタ、こいつは何だって変なタイミングで来やがるんだ!


「ね?」

『ギュギュッ』

革手袋で何かを握り締める音が店内に響く。

ギルド長はゼスタの手元を見ていた。


「ああ……」

「カジロウさん!良かったですね!」

カジロウは既に聞いてなかった……

どうせゴリ押しするんだこの女は……

死傷者が出ると『強い骨が居たのに何故です?』とかってゴチャゴチャ五月蝿いだろう……

ゼスタを殺すか?……

でも教会を建てた奴がすぐ死んだら縁起悪いと思われるかな……

うーん、よし!作戦は半分だけ決行しよう……

『隊長達、掲示板の情報は見たな?

下位ダンジョンに侵入し、調査しろ!

その中で魔力庫に向いてそうなダンジョンは報告!

ハンター隊長は引き続き、街の警備を続けろ!』


『了解』


「いたっ!」

ゼスタはカジロウの肩を力強く掴んだ。


「聞いてました?」

「ああ、オッケーなんだろ?」

「今、何してました?」

「何も?」


『ギュギュッ』

「イタタタタタ!痛いって!」

「なんかしてましたね?【ホーリーサークル】」

「兵隊に警備を続けろって指示出してただけだよ!何なんだよ!」


ゼスタは眼球がぶつかりそうな位、目を睨みつけてきた。

「ふーん……まぁ本当っぽいですね……じゃあマスター、酒ください」

「はいよ」


ゼスタはカウンターに座り、酒を飲み始めていた。


カジロウはサッサと退散する事にした……これ以上面倒は御免だ……


カジロウがギルドを出て、墓場に向かっている途中で、屋根の上で警備を担当していたハンターから連絡が入る。


『カジロウ様……つけられて……いる』

『ほう?……何処だ?』

『後50m程離れたところで……隠れて様子を伺ってる……身のこなしからして……訓練を……受けてる』


……ブリアン教の奴か……それしか心当たりは無いよな?


カジロウは人通りの少ない場所にわざと入ってみた。

『どうだ?』

『襲う気配……無い』

『ハンター、弓で射る事は可能か?』

『はい……近くの骨兵から……可能』


小隊長にして情報を奪うか?

泳がせてみようか……?


カジロウは夕食のサンドイッチを買い、墓地まで歩いた。

墓地に入ると暗殺者は離れて行ったらしい。

カジロウは墓地地下の椅子に座り、サンドイッチを齧りながら骨達の報告を感じていた。


目的は何だったんだ?……まぁ良いか……


街は陽が落ち、暗くなっていく。



ーーーーーーーーーー冒険者ギルド

ローブの男がゼスタに近寄り耳打ちする。

「ゼスタ、司教がお呼びだ……すぐに教会へ来い」

「そうですか、わかりました……」

ゼスタは勘定をカウンターに置き、ギルドを後にする。

ーーーーーーーーーーーー拠点

メグロ城下町 墓地

ーーーーーーーー死体

1万2489

ーーーーーーーー


メグロ城下町の質屋

ーーーーーーーー死体

無し

ーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーー総戦力

隊長11(戦士4、ハンター1、聖職者1、その他)

隊長1(医者)


小隊長 1008

小隊長 各1(商人、彫刻家、裁縫士、床屋、鍛冶屋、大工)


骨兵 10140

骨犬2

ーーーー所持戦力

隊長1

小隊3

ーーーーーーーーーーーー本

骨兵 召喚 9p

効果時間:永久

説明:人や動物の死体を生贄に人型の骨を召喚する。


骨犬 召喚 29p

効果時間:永久

説明:人や動物の死体を生贄に犬型の骨を召喚する。


骨小隊長 召喚 99p

効果時間:永久

説明:骨兵と死体一体を生贄に

人型の骨を召喚する

10体まで骨兵を統率する

その知識は死体側の物を引き継ぐ


骨隊長 召喚 499p

効果時間:永久

説明:骨兵20体と死体一体を生贄に

人型の骨を召喚する

5体の小隊長を統率する。

その知識と思考は死体側の物を引き継ぐ


骨将軍 召喚 9999p

効果時間:永久

説明:骨隊長と骨兵1万体を生贄に

人型の骨を召喚する

隊長を統率する。

その知識は生贄全てから、思考は隊長側の物を引き継ぐ


魔力注入 1200p

効果時間:永久

説明:骨系兵士1体に魔力を注ぎ、魔法の使用を可能にする。


トイドール 5p

効果時間:任意

説明:召喚した骨系兵士を1/10サイズに変換する。


骨罠 召喚 5p

効果時間:3時間

説明:動物に噛み付く罠を地面に設置する。


爆弾スケルトン 50p

効果時間:滅した瞬間

説明:付けた骨兵が条件を満たした瞬間、起爆する爆弾を付ける。


ゾンビ化 100p

効果時間:3日

説明:死体を生きた物に対して、無差別に噛み付き仲間を増やすゾンビに変身させる。


酸ゾンビ化 20p

効果時間:1時間

説明:死体を酸を吐きながら直進し続けるゾンビに変身させる。


骨大砲 召喚 20p

効果時間:5分

説明:骨兵を打ち上げる大砲を地面に設置する。


ラブネクロ 100p

効果時間:発動時

説明:骨やゾンビの位置を瞬時に入れ替える(最大11体)


魔力回収 25p

効果時間:発動時

説明:召喚した対象を破壊する事で、召喚時に必要なポイントの半分を得る。


オーバーヒート 15p

効果時間:10分間

説明:骨系兵士の能力を一時的に3倍にする、オーバーヒートした骨系兵士の身体は徐々に破壊され、10分後には完全に滅する。


スケルトンエコ パッシブ

効果時間:永久

説明:骨系魔法の消費ポイントを1p下げる


魔力上昇10 パッシブ

効果時間:永久

説明:マジックポイントの回復量を50上げる


魔力最大値上昇11 パッシブ

効果時間:永久

説明:総マジックポイントを550上げる


現在のマジックポイント816/766

EXP 1312/1320

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