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天使と悪魔と普通のおっさん  作者: 佐々木 義
4/7

復活

さてさて、体感時間でいうのであれば朝の出来事から大した時間も経ってないのだが、いかんせんいろいろなことがありすぎた。

まずは朝から我が崇拝する女神を変態から助け、不覚ながら自分も死に女神も死なせてしまった。

からだ!

問題はだ!今現在だ!

なんだこれ?

僕は生きている、いや蘇ったっと言ったほうが正しいような気がする。

輪廻転生の言葉は知っている。

知っているだけだがなw

この言葉は仏教の教え的ではなかっただろうか?

まーいいや、般若心経も空で言えない僕にお釈迦さまの教えも語れるわけもあるまい。

んでもってここ西洋的な地獄だしね。

はははっ

なんで地獄かわかるかって?

だって今外なんだけれども、天使っぽいのが磔にされてズタズタだもん。

しかも逆十字にされてるし。。


あははははおっかねぇぇぇよぉぉぉぉ


「アスゥ!!」

振り返るとどでかい鎌持ったガイコツがいた

「お母さま」

そうお母さまでした。

顔面がガイコツのお母さまなんてすごすぎです。

「大丈夫?」

すごく心配してくれてる。

だがガイコツだ

「さぁ家にはいりましょう」

優しく導いてくれる。

だがしかしガイコツだ。

ついでにいうと頭から角を生やして僕をひっぱたいたのが親父殿でした。


整理の続きだが

昨日の半端ない量の記憶がインストールされ甦ったのだが、このアスモデウス君8歳の記憶の上からさらに死ぬ前の30年分の記憶が上書きされたみたいで混乱中である。名前と父母くらいのある程度は認識できるのだがあとはさっぱりです、はい。

まあ聞けば答えてくれるだろう。


導かれるままに席にすわると食事が運ばれてくる、運んでくれたのはもちのロン、メイドさんだ!しかもカエルの顔したメイドさんだ!あわわわわ


ぜっんぜん食欲がないです。

食事についてはかなり普通だった。

ぶっちぎった手足が皿に無造作に置いてあるわけでもなく、加工され調理されたお肉。

飲み物は真っ赤だったのでもしや?と思ったのだが香が新鮮な果実の匂いであったのでなんかの搾り汁だろう。この濃厚さ100パーだな。

どーーでもいいわ!!

漫才もさて置き

少しずつでも情報を聞きだし整理しなければならない。


「親父殿?」

「なんだアス?」

「僕は昨日どうしたのでしょうか?」

かなり濁した聞き方にした。

「覚えていないのか?」

「はい」

「昨日朝早くにお前は飛び出して行ったのだが、いっこうに帰ってこなんだ」

「まー俺はどーでもよかったんだが、フルーが心配だ心配だというんで探しに出かけようとした時に、啓示がきた」

「啓示?」

「ああ」

「まー警告の連絡だ」

濁された。

「さっき外で見ただろう?」

「天使ですか?」


「違う!!」

静かだが怒気が半端なっかった。

皿が数枚ヒビ割れるほどの殺気がこもっていた。

正直ガクブル状態だったが話をつづけた。

「はぐれだ」

「はぐれ?」

メタル?

いや、仲間とはぐれた天使かいな?

要約すると(はぐれ)なるものは天使でもなければ悪魔でもないそうです。

天使にも戻れず堕天もできずにいる中途半端の存在。

この世界に置いてそんな中途半端な霊的存在は異例なんだとか、「理から外れしモノ」「忌むべきモノ」なんかそんな単語がたくさん飛び出していた。

存在自体が認められていないからモノ扱いなんだろうかね?

「人間は?」

「あれはまた別だな」

「我らは今でこそ肉体を持ってはいるが、あれは有史以来から肉体、精神体、霊体をもっているからな」

「だがいかんせん脆弱だ」

人間の話はまたこんどで

「話がとんでしまいました」

「だな」

「で、探しに行こうと思った矢先はぐれだ、いよいよお前がやばいと思ってだな

、フルーと一緒にはぐれを始末してからお前の捜索をしよう思たんだがいかんせん強くてな少々手こずってる間にルキフェル様がお前を見つけ連れてきてくれたわけだ」

なるほど。

つか誰?ルキルキ君?とりあえずありがとうは心の中で言っておこう!

「しかしアス!」

「はい」

「人間を知っているのか?」

「えええええっと」

やばい悪魔なの忘れてた。

やばいやばい。

いや?やばいのか?

「はい、しってます。。」

それから親父殿の人間、悪魔、天使講座が始まった。

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