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天使と悪魔と普通のおっさん  作者: 佐々木 義
1/7

さてさて、いかがなものか。。


我が腹よ。

そこには鏡に映った30歳相応の贅肉が映し出されている。

相応なのか?三十路の平均腹周囲なんてわからないが、たぶんデブだ。いやまじデブだ。


「昔は割れたんだけどなぁぁ」

「息子も見えねーわ。。」


辛くなってくる。

さらにだ

ビーチクを全方位から包囲する陣形でチク毛が茂っている。

左右のチクチクを見守るかの如く胸毛?数本の長いバストヘアーが伸びさらに醜悪さを引き立たせている。


「おっわてんなぁ。。」


私のスペック

30歳独身。

1人暮らし。

彼女・・・それうまいの?・・・・うまいに決まっている!

だってだって!あんなこともそんなことも、ぐへへなゲヘヘなことも許し料理でき、なおかつ料理してくれるのだ。おいしくないわけがないわ!

興奮した、いや、自分を奮い立たせる為に夢中になった。話が飛んじった

職業は騎士。てへw

職業は工場勤務。


おい!工場なめただろーーーー!

おま!あれな!すげーんだぜ!工場って!

どんなすげー発明も工場がなけりゃ作られないんだぜ?

大量生産してんだぜ?エンドユーザーのみなみな様に安心安全高品質を提供してなおかつ安価にしてお求め安いよう企業努力してんだぜ?

日本のモノづくりを支えてるだぜ?

え?何を造ってるかって?

ネジだよ。


おま!ぜってぇぇバカにしただろーー!?

誇れるれるか?しらねーーーよ!

合コンでご職業はなにしてますの?って聞かれてみ?はい!工場でネジの山を削ってます!

いえねえぇぇーーー!

誇れねーよぉぉぉーー。

企業努力だぁぁ?

サービス残業のヘルスメンタルケアに努力してるんだよーーーー。


そんな過酷な労働のストレスは休日のなにもしたくない精神に影響を受けて怠惰な生活になり、こんな肉体に成り下がってしまった。


まー言いわけだね。

「さて、着替えて仕事にいきますか。」

自分の醜悪な肉体に目を背け、現実にも目を背けて怠惰で惰性的ないつもの日常を始める。



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