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~悪性リンパ腫~

今更ながらこのお話は実話を元に構成しています。

りょうたんと出会ってからの日々を綴っています。

りょうたんと過ごした、決して長くない名もなき日々を、僕はどう書けば良いのだろう。

ぼくはまだ、その答えを持っていません。



お兄さんがお仕事から、お家に帰ってくるのがと遅くなったんだ。

お仕事しているところが前より遠くになったんだって。

それで、近くに引っ越しすることになったんだ。

だから、ゆきちゃんとあまり会えなくなるんだよ。

最後にゆきちゃんのお家にサヨナラしにいったんだ。みんな、僕のお兄さんもお姉さんも、ゆきちゃんのお母さんもお姉さんも泣いていたよ。

ゆきちゃんは僕の事を心配していたよ。

体は大丈夫って?

なんでかな?

僕は階段から落ちても平気だったし、バベシアもがんばって治したよ。

何も無いのになんでか?


でもね、

新しいお家に引っ越ししばらくして、

体が重くて、ご飯もたべられなくなって、

病院で先生に診てもらったんだ。

「悪性リンパ腫」って言われて、お兄さんとお姉さんは僕と目を合わせてくれなくて、ただギュッてお姉さんが抱き締めてくれたの。

離れるときに顔を見たら泣いていたよ。

お兄さんはただ、おしりを撫でていてくれたの。


大丈夫だよ。

りょうは強い子だよ。

僕がワンワン!って行ったら車も逃げて行くくらい

なんだから。



もう少し、もう少しと言いながらなかなか終わりません。終わってもまた、いつかりょうたんの話は書くでしょう。

ほんの少しだけでも、りょうたんが物語の主人公として皆さんのなかに生きていてくれたら幸いです。

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