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戦火の南アフリカ

1930年11月

世界で一番最初に動いたのはケニア(現在のタンザニア、ケニア、モザンビークの北半分)とゴンゴ民主共和国が同盟を組み、南アフリカの同盟国であるザンビアに攻め込んだ。恐らくザンビアの鉄資源などが目的だろう。ザンビア政府は直ちに南アフリカ共和国は援軍を要請。南アフリカ共和国は直ちに出撃した。ここに第一次南部アフリカ戦争が発生した。

南アフリカ共和国は現在の南アフリカ、レソト、スワジランド、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、モザンビークの南半分を収める大共和国だ。ここの総統である真希は塩田の彼女で千佳の親友である。よって俺とけっこう仲はいい。さらに世界史もクラス4番目の成績を残し頼りになる味方だ。

アンゴラは両陣営にも立たない中立宣言をした。これによりゴンゴ民主共和国による南アフリカ共和国の直接攻撃の機会は失ったようだ。

南アフリカ共和国はイギリス由来のアフリカ最強の海軍を動員しケニアの貧弱な海軍を撃破したのちに沿岸を艦砲射撃して回ったところ海岸の平地に沿い輸送していたケニア軍の補給路はボロボロとなっていくのはまだ先の話しらしい。おれは日本軍初の大量生産された戦車で装甲は車体が全て20ミリで砲塔が全て25ミリとなっている八九式中戦車を大量に安価で輸出した。

それらのものが大量に戦線に出て行った。


南部アフリカ戦争のが起きたため俺は国際連盟のあるジュネーブにこの世界特有の瞬間移動(実際は唯の時間短縮。)で行った。そこへ着くと各国(大体俺のクラスの奴ら)の国家元首や外相が来ていた。

そしてすぐに国際連盟総会が始まった。

先頭を切って手を挙げた俺が発言権を得た。


「今回の南部アフリカ戦争についてゴンゴ民主共和国やケニア側からの説明を頂きたいと存ずる。ザンビア、及び南アフリカ共和国に攻め込んだ経緯について」


ケニアの斎藤が答えた

「今回の一連の戦闘におきましては我々は南アフリカ共和国の間接的支配にあうザンビアを解放するためのものです。」


俺は

「なるほど宣戦布告も無しに攻め込み捕虜になったザンビア軍を皆殺しにする解放軍ですか。面白いものですね。」


「なんだと!?なんの証拠がありそんな事を言うのだ。言ってみろ。」


俺は三枚の捕虜殺すケニア軍兵士の写真を見せた。

「ほら、この写真を見ると明らかに武器を捨て両手を挙げているザンビア軍兵士を撃とうとしています。」


「し、しかし未だ撃ってはいない。」

この時俺は勝利を確信した。斎藤は失言に気づいていない。


「なるほど、未だですか。興味深い事を仰います。という事はこの後撃ち殺したのか、それとも銃で脅して強制労働させようとしているのかまぁ何れにしてもジュネーブ陸戦条約で決まった捕虜の丁重な扱いはしていない。この様な解放軍は聞いたことありません。それを俗に侵略軍というのですよ。」


『そうだ!!そうだ!!』

という声が至る所から聞こえた。


俺はここで畳み掛けた。

「直ちに南アフリカ共和国及びザンビアへの侵略を辞めなければ経済制裁の決議をとる。」

と言ってもこれは国際連盟のため総会一致ではないと経済制裁はとれない。よって全体での経済制裁は見送られたが、俺は独自にイギリス、アルゼンチン、タイ、イラン、サウジアラビア、日本、ドイツ、アメリカ、イラン、中央アフリカ共和国(現在の中央アフリカ、カメルーン、ガボン、ゴンゴ共和国、エチオピア(現在のエチオピア、ソマリア、ジプチ、南スーダン)とともに経済制裁を始めた。

しかし秘密裏でゴンゴとケニアを支援する国があった、それは北の赤い大国だった。


それを知ったのは国際連盟の総会後二ヶ月が立ち時は

1931年に入った時だった。

今朝方、諜報部からある知らせが入った。生徒会長率いるソ連がその同盟国で生徒会長の親友が治める中華人民共和国(華北地方のみ)とゴンゴ民主共和国とケニアに対し軍事支援を行っているようだ。どうりでケニアとかいう三流国家が戦車を大量に戦線に出すわけだ。そこで俺はまずは脅威となるソ連や中華人民共和国を牽制するために中華民国(江南地方や四川の一部を支配下に置く)と交渉し満州の日本への割譲をこじつけた。

俺は陸海軍に満州への出兵を指示した。海軍は中華人民共和国に宣戦布告したのちに沿岸の艦艇を攻撃後陸軍の支援に回る。陸軍は一気に南満州鉄道区域から装甲車や戦車を駆使して満州全土を掌握するつもりだ。

3月

外務省から中華人民共和国へ満州からの即時武装兵力の撤退と永世中立国の建設を作る案を送った。しかし中華人民共和国は案の定拒否してくれた。これで戦争の名目を持てた。

俺は陸海軍に作戦行動に移れとの指令を入れた。

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