表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラス転移でハブられた俺、勇者の力だけ与えられた現代で無双する。  作者: ふぇありす


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/16

第14話:前編

長くなっちゃったので前後編に分けます!(明日更新分のストックにさせて下さい……)

俺が西園寺さんの婚約者になってから3日後、花婿修行という事で西園寺家に引っ越す事になった。


鷹翔たかと様? お片付けのお手伝いを……お早いですね……」


何故か少しだけ悲しそうな西園寺さんが、肩を落としている。


「手伝いの申し出ありがとうございます。でも、俺の家から持って来る物なんて着替えの服と学校の制服くらいしかないんですよね……冬服とかは実家ですし……」


とはいってもこの制服は当分使う事は無い、現在俺と西園寺さんは体調不良を理由に休学中だ。


「すみません、私のせいで……」


「いえ、大丈夫ですよ。それに西園寺さんに教えてもらう方が、わかりやすいですし」


実は一つ年上だった西園寺さんに教えてもらう勉強は、授業よりも嚙み砕いて教えてくれるので実に分かりやすい。


「それならば良かったです。それで、本日の午後からいよいよですね……」


西園寺さんがそわそわしているのは、今日から俺の訓練が始まるからだろう。


(斯く言う俺も、かなり楽しみだったりする)


お互いそわそわしていると、視線が交差し何とも言えない空気になる。以前よりも西園寺さんと視線が合うようになったのだろう。


「お二人共……またですか?」


「!?」「!!?」


呆れたような声が聞こえて二人共目線を逸らす、あわてて声の方を向くとそこには俺達のお世話をしてくれるメイドの莉音りおんさんが面倒くさそうな顔をして立っていた。


「お二人共、昼食の準備が出来ました。というか、そんな視線で睦合わなくても良いじゃないですか……婚約者同士ですし言葉でイチャつけばいいじゃないですか……」


「ちょちょちょ、何を言ってるんですののの莉音さん!?」


「そそそ、そうですよ!? まだハードル高いというか……」


「あーもう、そのやり取りはここに来て10回以上見てるんで……早くご飯にしてもらってもいいですか?」


「あ、はい……」「すみません……」


「スーパーメイドちゃんたる私は忙しいんですからね」


無い胸を張るこの人、実は本当にスーパーメイドで俺達が住んでいる離れ(一軒家)の管理をすべて一人で行っている。食事から掃除に洗濯そして……。


「そうそう、昼食が済んだらですが。澪奈様が、鷹翔さんの事を呼んでいらっしゃいましたよ」


「そうなんですか?」


「はい。何でも訓練の前には話しておきたい事があるとか」


「わかりました」


「その間零音お嬢様は、私がお相手しますね」


「はい!」


澪奈さんの部下の中でも生え抜きの強さなので、俺や西園寺さんの訓練を見ててくれる余裕のある人なのだ。


◇◆◇◆◇◆

昼食後、俺達は澪奈さんの元へ向かう。途中で西園寺さんと別れ秘書さんに案内された場所は和風の家に似つかない洋間だった。


「いらっしゃい、鷹翔君。引越しは終わったかしら?」


書類仕事をしていた澪奈さんが顔を上げる、サッと机の上が片付けられお茶が出される。


「ありがとうございます」


「では澪奈様、私はこれで……」


一礼して秘書さんが出て行く、西園寺家は大きい家なので俺も出会った事が無い人が多い、先程の秘書さんもその一人だ。


「さてと……訓練を始める前に説明しておこうと思ってね。私達の使う御家流について」


資料がドンッと置かれるなんか凄い量があるんですが……。


「この間、鷹翔君が御留流を使える人と説明したし納得してもらったけど。鷹翔君が使った西園寺家の御留流は実のところ別物なのよ」


「そうなんですか? でも皆が見間違うほど同じなんですよね、どうやって見分けたんですか?」


「えっとね、この世界で幾つかの超常的な力を使うには数個のパターンがあってね。まずは神様から貰う力である『神力』次に、人が先天的に備えた力『霊力』……これは日本的解釈だから海外だと『魔力』ね。最後に力の無い人間でも特定の手順を踏むことで扱える『呪力』があるわ、黒魔術とか狐狗狸こっくりさんあたりが該当するわね」


神力と霊力や魔力か、ファンタジー感が凄いな……。


「私達の使う御留流は炎雷大神ほのいかづちのおおかみという、西園寺家が平安時代に力をいただいた雷神様の名前を冠したものなの。そして、雷神様から力の一部を授かって初めて使えるようになるの。だから、神雷を使う御留流は《《本来》》であれば鷹翔君でも出来無いものなのよ」


あの時、西園寺さんが纏っていた雷や魔獣を倒していた技がそうなのだろう。


「つまり、西園寺さん達は神力を使ってやってるんですね」


「えぇ、でもそれだけじゃ多彩な術の制御がおぼつかないから霊力を使って安定させてるのよ」


「となると、神様から神力を貰ってない俺が使ってるのはおかしいって事ですね?」


「そうなの、だからそこがひかかって鷹翔君が使ってる方法を木戸ちゃんと考えたのよ」


出された資料の中から澪奈さんが数枚抜き取って並べる。専門用語ばかりで何を書いているか不明なんだけど西園寺さんと俺の名前が書かれたグラフ、公園の写真で比較されたりしている。


「でもあの公園で検出されたのは、魔力のみなのよ」


そんな事がわかるんだ……あ、そうか西園寺さん達は神力と霊力を混ぜてるから、霊力の計測だけで比較できるのか。


「それを踏まえてね、見て欲しいのはこちらの資料よ」


「うっ……」


出された資料には、人の形をした物の写真だったり、内臓や脳の写真だった。

モチベーション向上の為に、☆やブックマークをしていただけると幸いです!

貰えると元気になります!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ