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クラス転移でハブられた俺、勇者の力だけ与えられた現代で無双する。  作者: ふぇありす


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第10話:異能力者テスト②

(4/2)矛盾点が出そうな部分がありましたので、前話の一部分を改稿しました、すみません。

「なんというか……本当に君一般人かい?」


「えっと……俺も驚きです……」


木戸さんの記録紙に書かれている数字は、陸上の世界記録を優に上回っている。


(神様に健康的な身体にしてもらってからは、体育の授業は成績が目に見えて良くなったことは確かだけど、ここまで異常な数値が出るとは思わなかったな……)


「うーん、本当に能力は使ってないんだよね?」


「はい、でも力を抜いてるって訳じゃ無くて今まで学校でやってた体力テストと同じ時みたいに8割くらいの力でやってます……」


今までも学校の体育の授業で本気でやった事は無いし、今もそれくらい抜いた力でやっている。


「そうか、じゃあ次は立ち幅跳びだし。全力でやってみても良いかもしれないな」


「全力ですか……」


(全力か、出来るかな?)


立ち幅跳びの全力なんてやった事は無い、だから深呼吸して力を溜めて……。


「ふぅぅぅ……はぁっ!!」


――バチッ! バチン!!


「えっ?」


ジャンプした瞬間地面から弾かれた感覚……まるでジェットコースターの如く力が全身を襲う、そして気がついたら天井が迫っていた。


「あ、がっふ!?」


「小鳥遊様!?」「タカト君!?」


顔を強打する感覚と浮遊感の直後、背中と頭に痛みが走り意識が飛ぶ。気がついた時には西園寺さんと木戸さんが俺を覗き込んでいた。


「大丈夫かい?」


「あれ? 俺、ジャンプしたら……」


「君は天井に直撃したんだ、ほら」


木戸さんが指差す、壁と天井の境目に顔を中心に罅が放射状に広がっている。


「マジですか……」


「マジだねぇ……すまなかったよ、私が全力でやって良いなんて言ってしまったばかりに……」


「いえ、まさか俺自身もそこまで跳んで行くなんて、思いもしませんでしたし」


何でこんなに飛べたのかが意味不明だが。あの時感じた電流の様な感じは……。


「ところで、君はしこたま激しく顔をぶつけたと思うのだが、今は大丈夫かね?」


「そういえば……思い切りぶつけたのに痛くない……」


「ふむ、回復または修復〝魔法〟とでも呼ぶべきかな? どうやらそれは無意識に使えるようだね」


「そうみたいですね、確かに初めて使った時も無意識でした」


確かに、最初西園寺さんを治した時も無意識だった。


「ふむ、こちらに来てもらえるかな? 立てるかい?」


「あ、はい……うぐっつ!?」


「小鳥遊様!?」「タカト君!?」


立ち上がろうとしたら、急激な頭の痛みと視界がぐらつき倒れ込む。


「姫ちゃん、彼を立たせるのを手伝ってくれるかい? 私一人じゃ無理でね」


「は、はい……」


慌てたように俺を支えてくれる西園寺さん、木戸さんに促され備え付けの医務室に運び込まれた。


「姫ちゃん。もしもの事があるから、タカト君を病院に連れて行こう。私は手の空いている者を連れてくるね、タカト君が無理しない様に見ていて」


「は、はい……」


木戸さんが走り去る、すると西園寺さんが俺の手を握ってくる。


「すみません小鳥遊様、私……」


「だ、だいじょうぶです……多分ぶつけた際に出来た、たんこぶかなんかですよ」


苦笑いをするが、西園寺さんの顔は曇ったままだ。


(なんか、黙っちゃった……。凄く、気まずい……)


沈黙が長引く、互いに言葉が出ないまましばらくして木戸さんが担架を持った男性数名を連れて戻って来た。


「タカト君、固定するよ」


「あ、はい……」


頭の横に挟まれ担架で運ばれる、その間西園寺さんがずっと傍で手を握っていてくれた。


◆◇

それから病院に向かい色々な機械を通された、そして西園寺家に戻って来る頃には夜になってしまっていた。


「本当に、大丈夫かね?」


「はい、なんか少し眠ったらばっちしです」


頭の痛みも、眩暈も今は無い。むしろ調子がかなり良いくらいだ。


「大丈夫そうだね、少しでも調子が悪そうだったら姫ちゃんに言うんだよ……って、姫ちゃん?」


「ふぇ? は、はい?」


「全く、これじゃあ怪我してない姫ちゃんのが具合が悪いみたいじゃないか」


「す、すみません……」


「一応検査では問題は無かったんだ、それにタカト君も気にしてないんだから」


「はい、すみません……」


「気に病むなら、ちゃんとタカト君の事を見ていてあげなさい。まだ完全には検査結果が出て無いんだから」


「はい、すみません……」


かなり気落ちしているのか空返事を返す西園寺さん、その姿に木戸さんもお手上げと首を振る。


「すまない、病み上がりの人間に頼むの事じゃ無いが姫ちゃんをよろしく頼むよ」


「はい、任せて下さい」


そう言って、木戸さんは車に乗って行ってしまった。


(とはいっても、女の子の扱いなんて慣れてるわけじゃ無いし……どうしたもんか……)


先を歩く、西園寺さんに気取られない様にため息をついた。


◆◇◆◇

◇???side◇

「あぁ、美味びみじゃ美味じゃ……」


まさか、ここでこの様な甘露に出会えるとは……。


「だが足りないな……」


足りない……こんな量では全く足りない!


「もっと、もっとじゃ……」


暗い闇を広げるように、もっと満足する力を得る為に……。


「このまま、神を喰ろうてやろうではないか……」


眼下に根差す神を見下しながら我は闇に沈むのだった

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