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ゲーム
33にしてただいま絶賛ゲームどはまりちゅうの竹田。まぁ、幼少期もそこそこやってきてはいるが、100本にはみたないくらいだとおもう。こどもの頃やったゲームは,、そりゃぁかんがえられないくらいおもしろかった。この世に、こんなにたのしいひとり遊びがあるのかとおもえるほどに。(いまはもうオンラインが主流で、どこぞの馬の骨ともわからないプレイヤー{人間}とやるのがふつうになってしまっている。しかも国籍がちがったりはけっこうあたりまえで、UPDATEを販売元がくりかえすためクリアが永遠にないゲームもしばしばみうけられる、まぁそれの良し悪しはともかくとして)
むかしはたいていのばあい、本屋でゲーム雑誌をみて「このゲームがほしい」とおもって、その発売日になるまでこころウッキウッキ、ワックワック待ち遠しくしていた。そしてそのひをむかえると、生前のおやじ(いまは戒名{かいみょう}をもらい、渓流刺身信士{けいりゅうさしみしんじ}という名のほとけになっているらしい)のくるまでゲーム屋からゲームソフトを購入、そのソフトのはいった紙箱がまたいい。4角がたっているつやつやのただの箱なのだが、なんというかこう清潔感があり神聖ささえただよう。ここにまっさらな説明書とゲームがはいってるとおもうと、さらにテンションUP。竹田は家にかえるや否やゲーム機のまえにダッシュ&スライディング。買いたてほやほやのソフトの箱をそっとあける。それそれはていねいに、あたかも茶道の作法のようにどこかおごそかにあける。そしてゲーム機とついにドッキング、待望のオープニングがはじまる。ジャンルはどちらかといえばRPGがおおかったきがする。どういったゲームか一言でいうと、じぶんとはちがう人生をゲームで疑似体験するたぐいのゲームである。このRPGがひとりであそぶにはうってつけだった。とくにレベルがほどよくあがり、このゲームの世界観に没入しはじめたぐらいが最高にたのしい、たまらない。そして終盤にはいり、ラスボス(ラストのボスの略称{りゃくしょう})のいるラスダン(ラストダンジョンの略称)にいくくらいのときには・・あぁ、もうこれでおわりか・・というもの悲しさ、わびしさにさいなまれる。RPGをやるたびにこれをくりかえす。そう、むかしのゲームにはかならずおわりがある。
もうひとつ、竹田には好きなジャンルがあった。それは「横スクロールアクション」(略{りゃく}して横スク)というたぐいのゲームである。これは端的にいうと主人公がただひたすら右にすすんでいくゲームである。ギャルのみなさんは・・はぁ?、意味プなんですけどぉ、とおおもいだろう。すこしはしょりすぎたので説明すると、みぎから敵がつぎからつぎへとあらわれてくるのでそれをばったばったたおしていき、いちばん右端にいるボスをたおす、そんなゲームだ。もちろん画面はもじどおりスクロールしていくため、みぎ側にはそうとうな奥行がある。そしてすみっこにいるボスをたおすとめでたく1面クリアとなり、主人公はふたたび左端へともどされ、あらたなステージ(2面)がはじまる。竹田はこのシンプルこのうえないしくみのゲームがじつに好きだった。RPGにくらべるとわりかし短時間でクリアできる横スクロールアクション、むろんストーリなんてものはとくにない。あっても、だれだれにだれだれがつれ去られたからたすけにいこう、てきな取っ手つけたようなうすっぺらいものばかり。感動巨編のRPGとは雲泥の差である。しかしそれでいいのだ、いやそれがいい。プレイヤーははじめから横スクにストーリー性をもとめてはいない。(感動したいなら名作RPGをやりゃいい)ただ、右からひたすらあらわれる敵を凹したい。あたまからっぽでボタン連打して、ほどよく横にスクロールしてくれればそれだけで余はまんぞくなのである。
にしてもRPGとおなじくらいの本数をやってきた竹田。こどもの頃はむずかしすぎてあきらめたゲームもすくなくない。それをおとなになったいま、買いもどしてはクリアしている。(おとな買いといいたいところだったが、経済的困窮者{けいざいてきこんきゅうしゃ}のため割愛させてもらう)前述したようにRPGでそこまでむずかしくてクリアできなかったというゲームはさほどないのだが、迷子になってやめたRPGはわりとおおい。ギャルのみなさんは・・は?、ゲームで迷子?、あんたばかなんじゃない?・・とおもうかもしれないが、RPGゲームにはいがいに迷子がつきものなのである(いまのゲームはそんなことはないのだが、とくにむかしのゲームは不親切なあまり、つぎにいくところをだれもおしえてくれなかったりするのが日常茶飯事{にちじょうさはんじ}だった)あんのじょう、こどものころの竹田少年もそれの被害者。そのころはネットの攻略サイトもないため、攻略本たるものをもっていないとそこで八方ふさがりになるケースがけっこうあった。いわゆるゲーム用語でいう「詰{つ}み」というやつである。攻略本も新品のゲームならば書店においてあるが、すこしふるかったり旬をすぎていたりするゲームだと店頭からはすがたをけし、ゲットすることがむずかしかしくなる。かといってべつの本屋にいくにも竹田少年のチャリキ力ではとおく、車所持の生前のおやじ(戒名、渓流刺身信士)もそんなにこきつかうわけにもいかない。そうなるともう完全な迷子である。デパートのように迷子センターなんてものがあればいいが、もちろんそんなものはない。わたしはあるRPGゲームをのこすところあとラスボスをたおすのみというところで、どこに行っていいかわからずに15年寝かした。洋酒だったら15年ものである。でも洋酒じゃないので15年ものではない。(結局10年後、さいきんになってネットの攻略サイトをみてボスのすみかがわかり、クリアした。まよいにまよってレベルがほぼ最高値{さいこうち}にたっしていた{カンストしていた}ため、ボスを数発で撃破{げきは}。なんとも味気ない)
あきらめたといえばもうひとつ、横スクであきらめたのものもある。ギャルのみなさんは・・は?、RPGとくらべて横スクはみじかめでクリアできて尚且つかんたんなんじゃないの?、なんであきらめてんのよ、あんた・・このひょろがりのこんじょうなし!・・と叱咤されるかもしれない。しかしダメなのだ、仕方がないのだ。そう、とある横スクにはもじどおり悪魔がひそんでいた。
ここで一旦整理すると、RPGはクリアに20~4、50時間かかるのにたいし、横スクはまぁ、かかっても5時間ほど。RPGはねりにねられたお涙頂戴ストーリーにたいし、横スクはまぁうすっぺらいオマケみたいおはなし。RPGの難易度がやさしめ~ややむずかしめにたいし、横スクはやさしめ~激むず。しかし、横スクにはそのほかに激むずのうえ、というものが存在した。それが鬼むずである。正直はじめてプレイしたときは・・これつくったひとあたまおかしいんじゃねぇ?、とおもったほどだ。(実際{じっさい}、おとなになった竹田がいまプレイしてみても、やっぱりこれつくった人あたまおかしい、とおもった)常識というものがあるRPG製作陣にたいし、あたまのネジがぶっとんでしまった横スク制作陣。・・ちょっと竹田さん、それはいくらなんでもいいすぎなんじゃ、あやまりな・・とやさギャル(やさしめギャル)に説きふせられてしまいそうだが、冗談ぬきで、しんじられない難易度なのである。それほどにむずかしい、どうかんがえてもおかしい。まずこどもはクリアできない仕上がりである。いまの大人竹田がいどんでも、まず5時間ではクリアできない鬼仕様。これをゲーム業界ではムリゲー、またはクソゲーとよぶ。一体1面で何回しねば2面をおがめるのか、そういったゲームをいくつかもっていた竹田少年。そのなかでもとくに、いやNO1といっていいほどの鬼畜ゲーとしてしられていたものがある。タイトルを「悪魔降臨{あくまこうりん}大スペシャル」このゲームはこどものころはもっていなかったのでおとなになってから購入したのだが、もじどおりオニならぬ悪魔がひそんでいた。まず1面クリアにおとなになり、あるていどプレイスキルがともなった竹田が50回かかった。この時点でふつうの横スクの平均クリアプレイ時間はよゆうでこえている。そして2面、ここからがほんとうの地獄だった。このゲームには中間地点なるものがあり、そこまでいけばたとえ死んでも残基がのこっているかぎりとちゅうからはじめられる。まぁ、中間地点はだいたいノーダメ(ノーダメージ)でいけるのだが(軽マウント)、そこからがもんだいだった。やりを脳天に10回ていどぶちこまないといけない敵が何体もうろちょろしており、ときおりその間をぬうようにカラスが上下しながらとんでくる。それにくわえ、なんなのかいまいち正体のわかっていないムササビみたいなのもつっこんできて、もうはちゃめちゃにむずかしい。そこをどうにか突破して、ようやくボスにたどりついたかとおもえば1面のボスがなんと2体いる。それも大抵きまってタイムリミットがせまっているので、早急にたおすひつようがある。結果、2面をクリアするのに竹田は200回をようした。1面もあわせここまででおよそ20時間強はかかっている、ほぼ1日だ。手軽なRPGなら全クリしている。そして3面、ここでタイトルにもあるとおり悪魔があらわれる。それも5体。1面でも2面でもあらわれていたのだが、せいぜい各面に1体ずつ、その1体をたおすのもなかなかに苦労する。おそらく初見プレイでははやくても5~10回はかかるだろう。それが5体、しかも中間地点以降からしかあらわれないため実質5連戦になる。こちらは武器のやりでこうげきするわけだが、1体につき4発あてなければたおせない。主人公が被弾していいのは1回まで、2回ダメージをうけるとおわってしまうので、それまでに5×4で20発あてなければいけない寸法である。こいつらをたおすのに案の定手こずった竹田、だいたいこの5体をたおすのは40回やって1回たおせればいいほう。そしてたおしたあとにはもちろんボスがまっている、初見のボス、ドゥラゴン。地にあしをつけている欧風スタイルではなく、そらをとぶジャパニーズスタイルである。こいつがまたつよい。つよいというかたおし方がわからないといつまでたってもたおせない。あれだけやりにたよってきた主人公なのに、やりを脳天に20発ぶちこんでもたおせない。(あくまで竹田の例なので、もしかすると別のやりかたがあるのかも{やりだけに})せっかく40回チャレンジして1回悪魔を5体たおせても、ボスをたおせなきゃまた中間地点にぎゃくもどり、なにをしてるのかわからない。そこで、悪魔をこれいじょうスムーズにたおすのはむりとかんがえた竹田は、ボスドゥラゴンをいかに効率よくたおせるかにシフトチェンジ。そこで1度おもいきって武器をこうかんしてみることに。たまたまつかってくれとばかりにボス手前に松明がおちていたので、それでいどむ。すると7、8発顔面にあてたらあらふしぎ♪、たおせたではないか!、これはおおきい。このボスを5回に1回はたおせるようになった竹田、ようやく3面クリアがみえてきた。結果、3面にかかった総プレイ回数は300回ちかくにおよんだ。
そのご(以下省略{いかしょうりゃく})、4面はやさしめで50回、5面はちょいむずで100回、6面はラス面(ラストの面)でボスラッシュ(いままでたたかってきたボスがつぎつぎにあらわれること)があったのでやはり200回かかり、7面はいきなりラスボスがあらわれ松明数発で撃破。ラスボスにしてはめずらしくよわかった。かくして総プレイ回数900回、総プレイタイム100時間弱、でクリアとなった。しばらくは・・もうやんない、こんなクソゲー、みたくもない・・とクリア当初はおもっていた竹田。しかし月日がたつにつれ・・あれ、なんでだろう・・あのクソゲーがどこか恋しい・・あんなにしにまくったのに、にくんでさえいたのに、そのあとにクリアする脳汁がでる快感がわすれられない・・あれ、ひょっとしてまた、やりたいかも・・と、いつしかクソゲーのとりことなってしまっていた竹田なのであった。
・・あ・・横スク最高、かも・・




