表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/293

33.【俺】発覚した新機能を堪能する

 受付嬢シアラ :申し訳ありませんサブサブロ様、切り株の迷宮は閉鎖されました


 魔王サブサ風呂:ソウカ……


「えーマジかー。そんなのあんのかよ」


 学校から帰って即ダンジョンを片付けてしまおうと意気込んでいたのにこれである。しかし、時間が勝手に進むのを見ればこれは曜日イベントかも知れない。


 ≪プレイヤーはクリアした階層までジャンプすることが可能です≫


「なんだ、行けるじゃんか」


 何の手間だよこれって思ったけれど、これを生かしたクエストが発生するのだろうと予想する。


 受付嬢シアラ :そっそれでサブサブロ様。昨日はどうやって迷宮から出られたのでしょう?見張りから聞いた話では出る姿を見た者はいないという話でして……。迷宮から転移できる魔道具があるなら是非見せて頂きたいと上の者がヒッ


 魔王サブサ風呂:詮索ハ スカン

 受付嬢シアラ :ひっひゃい 申し訳ありません


「何かシアラちゃんビビってね?」


 ≪シアラの好感度が下がりました≫


「おいいいいいっ」


 圧倒的不可抗力。勝手に下がった好感度に衝撃が走る。しかも、よりにもよってシアラちゃん。泣きたい。


「んー確か門番の時も上がってたよな。でも好感度ってどういう意味が」


 十字キーを押せばシアラちゃんの上にマーカーが出ることに今更気づいた。他の冒険者には出ないことから何らかの条件があるか、出る者が決まっているのかもしれない。


「これって……」


 開いて見ればプレゼントをする、褒める、撫でるというボタンがシアラちゃんの横に表示された。


「ギャルゲー?」


 まさかのギャルゲー要素である。俺が抱いていたディアミへの世界観が崩壊。


(というか撫でるだとっ!?)


 俺は無言でカチカチと連打する……が


 ≪必要好感度が足りません≫

 ≪必要好感度が足りません≫

 ≪必要好感度が足りません≫

 ≪必要好感度が足りません≫


「くっ」


 ぐぬぬ。仕方なく隣のプレゼントを押してみる。


 ≪プレゼントLV1 相手に手持ちのアイテムをランダムでプレゼント。レベル上昇によってどんどん高額な品が選ばれるようになります。気になる相手にどんどん送りましょう≫


 ならば迷うまい。ターンと押して送る。こんな要素があるのなら俺はシアラちゃんを落とす。サブローがダーンっとプレゼントを置いた。渡し方っ!?と思ったがもう勢いである。


 受付嬢シアラ  :こっこれは?

 魔王サブサ風呂 :キサマニヤロウ ゴブリンノ耳ダ


「おいいいいいい」


 ≪シアラの好感度が下がりました≫


 新機能が発覚したがシアラちゃん攻略は前途多難である。


 ◇◇◇


 門番アラン  :これを俺に?本当にいいのかよ


 ≪アランの好感度が上がりました≫


「なん……っでやねん」


 俺が練習で作った武器や武器ホルダーが選ばれこの町に入った時対応してくれた門番の好感度がめっちゃ上がった。


 ゲームでも女の子とのイチャイチャは許されないというのか。だが、諦めるのはまだ早い。こいつでレベ上げすればいいのである。


 俺は絶対にあの清楚なシアラちゃんを攻略する。そして──結婚。でもそれだとサブサブロがってことに……。いや、いいんだそれでも。


 門番アラン  :依頼か?

 魔王サブサ風呂:少シ 用ガナ

 門番アラン  :切り株には近づくなよ?氾濫の兆候が出て危ないらしいからな

 魔王サブサ風呂:ワカッタ


「ストーリーっぽいな。これ行けってことだよな?」


 ゲームでの行くな行くなは行けってことだと学んでいる。それに元々、予定にあったことなのだ。俺は今日で最初のダンジョンをクリアすると。小心者の俺は警戒心たっぷり。わざわざ人目の付かない場所まで移動して俺は前回の続きである切り株ダンジョン10層へと転移した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ゴブリンの耳をプレゼントってワロタ
[良い点] 面白いです!わくわくします! [一言] 続きを楽しみにしています。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ