回復魔法ってどう練習するの?
えー練習をしない事には始まらないので、やってみることにした。
まずはつくった武器をもって詠唱!
「えいっ」
…………こんなんで出来るとよく思ったな、私。
回復魔法をする相手がいないのになんで出来ると思ったの!!怪我人がいないなら、怪我人を出せばいいんだ。ってよくない!!
うーんどうしよう……。怪我人がいないなら探さんとなぁ……。
そうだ、村行こう。
***
「怪我して人いませんかー。」
回復させる人がいないなら探せばいいッッ!!…………成功するか知らないけど。
「そこのお嬢ちゃん、ヒーラーなのかい?」
「17歳です。ヒーラーという訳じゃないんですが、出来るかなーと思いまして。」
「ポーションか?ヒーラーじゃないなら。回復魔法なんて貴族様しかやってもらえんよ。」
なるほど、貴族しかやってもらえないようなことなのか。
「ポーションではありませんよ、魔法です。出来るかわかりませんが」
「なるほど、回復魔法ね魔法……回復魔法じゃと!?回復魔法なんてBランク冒険者以上の人ぐらいしか使えんよ!!できるのか!?」
「多分ですけど……」
「本当か!!こっちこい!」
***
「ドンゴラ!」
うっわ重症患者かな?インフルエンザ的な?
「えっとこの人を治すんですか?」
「あぁ、できるか?」
「やってみます。出来なくても責めないでくださいね?」
えっと唱えればいいのかな?適当に魔力を手にためて……てきとうにそれっぽくして!!
【ヘルシー・デーズ・レターン・アンド・レターニング・ナイトメアズ・ディサピア・ヒズ・レカバリー】
「す、すごい……」
「ど、どうですか?」
出来ちゃった!マジで出来ちゃったよ!戻って来た!私のウフフアハハの異世界ライフ!!
「ありがとう、なにかお礼を……」
「お礼ですか?いえ大丈夫です。練習ができたので十分です!」
「そうか、ではまた今度お礼をするぞ」
「はい!」
ん?お礼しなくていいって言わなかったっけ。よし、とりあえず回復魔法完了!
読んでいただきありがとうございます!よろしければ評価、ブックマークよろしくお願いいたします!