異世界転移ってどう思う?
鳥の鳴き声がする。人の声はしない。あたりを見渡すと、近くに町があった。
そんな事より……
「ここどこ!?」
「あ、七希!居たのね!」
千穂が駆け寄ってきた。利奈は…………この辺りにはいない。
どうやらここは、さっきの路地裏ではないようだ。それに、少なくとも日本ではない。
「にしても…………ここ、どこかしら」
「どこだろうね」
***
とりあえず、利奈が見つからなかったので、町らしき場所に来た。
友人を置いていくだなんて人間のクズだって?私は千穂に従っただけだ。なんて儚い友情なのだろう。
ここはどうやら異世界のようだ。冒険者ギルドだってあるらしい。
冒険者ギルドがある国なんて私は知らないので異世界で間違いないだろう。
とりあえず、冒険者ギルドに向かうって冒険者登録をしようと思う。
ただのテンプレだ。
しばらく歩くとギルドに着いた。ドアを開けるとベルの音がする。
カウンターには綺麗なお姉さんがいた受付嬢だろうか。
「すみませーん、冒険者になりたいんですけど……」
日本語って通じるのかな?
「はい。2名様ですね。まず、能力を見てみましょう。これで一定以上の能力があれば登録可能です。」
へぇ、良くできている。死人を減らすための対策かな?
私は登録……できないんだろうなぁ………
「では失礼します。」
「えーまず体力が4070……ん?ちょっと待っててくださいねぇ…………ギルマスー!!」
あ、お姉さんどっか行った……どうしたんかな?ちょっと見てみよ……。
レベル1
体力 4070
攻撃力 9999
魔力 5200
素早さ 9999
知力 371
運 50
スキル
収納 創造 狙撃
……ん?おかしいのかな?別に文字化けしてたりもしないし……。まぁいいや、問題ないし。てか、画面が宙に浮いてる…………。
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