電車でレッツゴー!
「ぜぇ……はぁ…………」
まじで、疲れた…。
「お、おい千穂…………、マジで何時間歩いたと思ってんの?それとなんでお前だけ元気なんだよ………。」
「確かに……、なんで?」
千穂だけ割と…いやなんか前より元気になってない…?
「はぁ……、だらしないわね。あなた達がおかしいの。私が正常よ」
「うっせインドア派舐めんな…」
「あら私もインドア派だけど」
……………。
「早く電車乗るわよ…。」
***
「ねぇ、もう一本待った方がよかったよね」
「ほんとだよ…」
あの後はギリギリで電車に乗ることに成功した。この電車は空いている。うれしい。
……もう12時か、お昼にしよう。
「お昼にするね」
「「あ、私(俺)も」」
「いただきまーす」
私は途中、コンビニ弁当を買った。つくる余裕が無かったからだ。
2人の弁当は……、お!利奈上手!すっげー
「利奈すごいね〜!」
「そう?」
「料理が上手な男子はモテるみたいだよ」
「ふーん」
そういえば家庭科の調理実習も上手だったしな。千穂の作ったやつは覚えてないけど。てか普通にコンビニ弁当うめぇ。
「うぇっ!なんだそれ!」
「へ?」
珍しい、利奈が大きい声を出すだなんて。昔一緒に遊んでたらGが出てきた時以来だ。
そんなことより、千穂の弁当箱の中には黒く焦げたのか、炭みたいになった何かが入っている。うーん、なんだあれ。
「え?なにってハンバーグよ……?」
てめぇの目は節穴か?物体✕の間違いでなく?
「じゃ、食べるわ。いただきます。もぐもぐ……」
「「あ、」」
どう見ても食べ物じゃないけど、大丈夫なのかな?
「ん、おいしいじゃない。二人も食べる?」
「「遠慮させていただきますッ!」」
「なによ、人がせっかく…………」
――次は~○○駅~ ○○駅――
「あ、降りないと」
「そうね、行きましょ」
***
「な、長い旅だったッ」
地獄のような旅を終え、綺麗な町についた。ん?なんだあの像。女神的な感じ?
「ねぇあの像何?」
「さぁ、なんだろ…」
まぁいいや。目的果たしてさっさと帰ろ。そういや千穂ってこれ以上ないほど我儘だと思う。おかしいよね、うん、私たちを子分か何かだと思ってる?でも、まぁこういう系の人には従うのが楽。楽ではないけど……
「さ、行くわよ」
「「ん?あっうん」」
こんな感じにね。ははは
「あの道の向こうが例の場所。」
「へぇー」
この後何かが起きる気がするのは私だけだろうか…
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