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ノリで異世界転移やってみた  作者: もち
第一章 異世界転移
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新しいお仕事

 冒険者ギルドを出る。悪意が無かったとはいえ、ぼったくられるところだった。危ない危ない。私は暗算は得意な方なのだ。それでも簡単なものしかできないけど。


「ねえ、あんた達」

「なに?」

「もしかしてこの世界の教育水準って低いのかしら?」

「そうだろうな。まぁ、ファンタジー世界あるあるだし」

「そんなラノベのテンプレはどうでもいいわ。まあ、そこで思ったのよ」

「「なにを?」」


 嫌な予感しかしない。千穂が自慢げな顔をするときはだいたい、ろくな事にならないのだ。電車でも変な料理見せやがって!


「教育水準が低いということは……」

「ことは……?」


「ふふん!聞いて驚きなさい!私たちには教師をするに十分な学力があるってことよ!」


「?」

「なるほど!!」


 え。今利奈なるほどっていった?もしや、この状況で分かっていないの私だけ?ふたりで話進めてるし!


「せ、せつめいをもとめます……」


 わからない、わからない。この人たちは何を言っているのだ……。そして今、千穂に鼻で笑われた気がする。


「そーよねぇ、ごめんなさいねぇ!あんたみたいなのには何を言っているかわからないわよね!仕方ない、この私が教えてあげるわ!利奈!説明したげて!」

「え、俺!?お前がするんじゃないのかよ!」

「そーよ、早く説明してあげなさいよ。七希が可哀そうじゃないの」

「あーはいはい分かりました!まぁ高江の下手な説明じゃ七希もわからないだろうからな!」

「な、なんですって!?」


 言い争わないで……。この状況で可哀そうなのは私だよ……。


「あーうるさいうるさい。説明だな?さっきギルドで依頼を見ただろう?あの依頼版に、家庭教師の依頼があったんだ。確か……ここの領主様の依頼だったか?知力が1500在れば受けれるらしい。あ、1500っていうのは宮廷勤めの学者くらいだってさ。つまり、俺らはこの依頼を受けることが可能ってこと。まぁほとんど受付嬢に聞いたんだがな」


 なるほど……。


「つまり可愛くて優しい受付嬢と話す口実がそれってこと?」

「違う!!!話をちゃんと聞け!!」

「あーはいはい聞いてた聞いてた……。って1500?」

「あぁ。そうだけど」


 すこしギルドカードを確認しよう。いや別に心配なわけじゃないんだけどね?一応、一応ね?


 レベル1

 体力  4070

 攻撃力 9999

 魔力  5200

 素早さ 9999

 知力   371

 運     50


 スキル

 収納 創造 狙撃


 知力371か……。ふむ…………全然足りない。

読んでいただきありがとうございます!よろしければ評価、ブックマークよろしくお願いいたします!

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