初めての依頼 2
「ない!!」
こんなはずじゃ無かった。まさか、
「こんなにも薬草が見つからないなんて!!!」
「うるさいわよ、七希」
「働けよ、ナナキ。他の人に迷惑だろ」
「なんか辛辣!!くそぉ!!全員が全員回復魔法を使えりゃこんな薬草なんていらねぇんだよ!あ、それじゃ私はただの能無しに!!くそぉぉぉおぉ!!」
薬草ってどんな見た目だっけ?めんどくせぇなぁ。
「薬草なんてただの雑草だしそのへんに生えてるドクダミみたいなもんだし…………」
暑いしジメジメしてるし、でも風景で見たら綺麗なのに……。早く終んねぇかなぁ。
「七希、」
「はぁい……なんですか……」
「あったわよ。お疲れ様」
「じゃあ、終わり?」
「終わりよ」
「ほんとに?」
「な、何度も言わせないで!」
「ウフフフフ、アハハハハハ!!わぁい終わったーー!」
「いや、俺が見つけたんだけどな?」
「帰りましょー!ウフフ~」
***
「終わりました!」
「はい、受け取らせていただきますね!えーでは3本2600ミルムで、6本あるので、4200ミルムですね!」
「はーい」
…………。
「「「いや5200ミリムでは!?」」」
「え、あっ!本当ですね!ではどうぞ!」
「はーい」
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