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讃岐坊戒空  作者: 桜桃露雨
4/8

裏仕事:そして…


 ここはお江戸を何百里~離れて遠き~上方の~本山行かずに~末端の~さびれたお寺にいるのやら~

覚悟を決めても無駄死にはごめんだからな。

御老中(おえらいさん)のご先祖につながるこの寺でまずは情報を集める。


御老中のご慧眼(バカの思い付き)で、大名家の幕府(おかみ)への忠誠が損なわれると謀反が起きまた戦乱になるかもしれねぇしな。


 御老中(うすらばか)ご政道(失策)で|御老中(愚か者)失脚する(報いを受ける)分にゃぁざまぁだが、庶民(俺たち)まで被害を受けるのは間尺に合わねぇ。


 御老中の失脚(自業自得)は、幕府の中(おえらいさん)で納めてもらいてぇもんだ。

「戒空尊師、ご要望の過去帳などの準備が整いましたので庫裏のほうにお越しください。」

「うむ、愚僧の頼みを快く引き受けてくれたことに礼を言うぞ。」


 へっへ~…と、なになに?

田貫讃岐(タヌキさぬき)金抜(かなぬき)…判じ言葉だとほとんど文字がなくなりそうな名前だな…

女形(おやま)趣味で女装(おんなよそおい)をして市中を歩く趣味があるだと?

 役に立たねぇというか…なんで過去帳に書いてあるんだよ…

もっと、こう…公金を私的に使った(横領)とか、派手に袖の下を受け取った(受託収賄)とか…

蟄居謹慎(引きニート)にさせられるネタがねぇのかよ!!


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