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夢中殺人事件  作者: 未連終連 仮命
1/1

Ep.1 新煮翻湾 溺死体事件

〜一つ目の事件〜

今日午後5時頃、新煮翻湾(しんにほんわん)で溺死体が発見されました。死亡したのは中学生の少年で、彼は学校でいじめにあっていました。警察の調べによると、いじめていた生徒達が新煮翻湾に沈めたということです。

同じクラスだった生徒に話を聞いたところ、「去年は仲良かったのに今年に入ってからずっと無視されていたり殴られたりしていた。」ということだそうです。

以上で夕方のニュースを終わります。

「体がソフトクリームになる今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。」

こんな感じかな…。

普段なれないことをするとやっぱり上手くいかないもので、スマートな感じで暑中見舞いを出せって突然言われてもね。なおかつおもしろくしなきゃいけないらしい。自分で書けばいいのに人に押し付けてくるとか…。自分のことは自分でやれっての。


ー次の日ー

「ごめんごめん!できた?」

「まぁ出来たけどさ、こんなんでいいの?」

全文をじっくりと彼は読む。一度読み終わって軽く息を吸うと、彼は大きな声で音読し始めた。彼の文として出すわけだが、自分が書いた文を読まれると恥ずかしものだ。

「ソフトクリームとか意味わかんないし。」

おもしろくっていったからボケたのに。

「そもそもダジャレでおもしろくしようとするとか考え方がおっさんだし。」

「人にやれって言っておいてそれは無いだろ。」

彼はスタスタと歩き始める。え、無視された?彼に無視されるなんて僕は想像してもなかった。


ーそのまた次の日ー

今日は一日中彼に無視されていた。ずっと友達だと思っていた彼がそんなふうにしてくると僕はだんだん悲しくなってきた。

僕と彼はその次の日からもずっと話していなかった。というより僕が彼に無視されていた。


ーあれから1ヶ月後ー

僕が学校に行くと机の中にゴミが沢山入っていた。いわゆるいじめだ。それもベタな。机に落書きもされてた。ベタすぎる。

その次の日もさらに1週間後も同じことが続いた。僕はずっと何事もないように過ごしていた。こんなことで動じたら負けだと思ったから。

学校の休み時間中、ずっと無視されていた彼に「ちょっと来い。」と呼ばれた。僕はずっと無視されていたから話しかけられてすごく嬉しかった。

着いたのは今は誰も使ってないような旧校舎。私は彼にいきなり殴られた。その日はそれで終わったが、その次の日もずっと殴られた。行くのを拒むと数人に取り押さえられて殴られたり、大人数で殴ってきたりしたこともあった。


ーそして事件当日ー

私はいつも通り旧校舎に連れてかれた。するとあの彼が殴るだけだったのに今日は僕のことを気絶させた。目が覚めたら僕は海の底に沈んでいた。もう起き上がることの出来ないように身体を縛られて。

私は生きることを諦めた。いや、諦めるしかなかった。ゆっくりと目を閉じると僕の母親の声が聞こえた。

「最後、さよならでも言いたかったな…。」



バサッ!

ひんやりとした空気が身体に伝わる。

「ちょっとなにやってんの!遅刻だよ遅刻!」

僕はその光景に唖然とした。僕はいじめられて殺されて死んだとばかり思ってたのにそれは夢だった。

僕は安心したのと同時に遅刻に対する焦りを感じた。急いで支度をして家を出た。

学校につくといつも通りみんなが明るく迎えてくれた。

「何やってんだよ。遅刻ギリギリだよ。」

「わりぃわりぃ。」

こんな今までの日々がどんなに楽しいく幸せなことなのか実感した夢だった。ある意味いい夢だったのかも?今日はいつもよりも一段と学校が楽しく感じた。


僕はこんな平和な日々がずっと続いてると思った。でも、僕は知らなかった。気づきさえもしなかった。誰も想像すらしないことだろう。僕の夢には終わりが永遠にこない。

先日の《新煮翻湾 溺死体事件》で遺体となった少年が何者かによって持ち去られたということです。持ち去った犯人は一切証拠を残さず持ち去ったそうで、警察は捜査を難航させています。

少年の遺体を発見された方はこちらの当テレビ局のTwitterにてコメントをお送りください。

https://twitter.com/4zk85rhllvproeb/status/945431433727709184

以上でお昼のニュースを終わります。

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