1話 I will judge you in the name of justice
プロローグ jから
暗い森の中。弱肉強食の世界。食い食われる世界の中逃げる人影が一つ。
第1章 knight claims one Justice again
sid ?
「ハッハッハ」
息が苦しい。もう限界だ。だけども走らねばならない。後ろから死が近ずいてくるのだから。
ドシン!!物凄く大きな破壊音が僕の後ろから聞こえた。僕はその音を出し続けている怪物から逃げていた。ふと後ろを振り向くと、人型をした3メートルくらいの怪物がいた。
怪物は僕がなかなか捕まらないことにイラついたのか奇声をあげながら僕のいるところに腕を振り下ろした。
「ゴァーー!!」
僕がなんとか避けると後ろで、ドシン!!と大きな音がする。そしてその音と共に地面が揺れた。
「ウワッ!!」
僕はその地面の揺れにより躓いた。足がヒリヒリする。擦りむいたようだ。血が出ているみたいだ。
僕が怪我をした足を見ていると。不意に足元が暗くなった。僕が見上げるとそこには怪物が目の前にいた。そして怪物は大きな声を出した。
「ゴァーー!!」
僕はそこから逃げようと立とうとした。だけど腰が抜けて立ち上がることができなかった。僕の目から涙が出て頬を流れていった。怪物は僕が動けないのも関係ないとばかりに腕を持ち上げた。そして振り下ろした。
「ゴァーー!!」
肘から下がない手を。怪物の手は怪物の足元に落ちていた。僕が何が起きたのかわからずにキョロキョロしていると
「もう大丈夫ですよ」
といつの間にか僕の横にいた青年が僕に笑いかけながら言った。彼は手に剣を持ち白いシャツを着て黒いズボンを履いていた。彼は怪物の方を向いた。そして言った。
「君は魔物だ。魔物それ即ち悪だ。だが僕は寛大です。今逃げれば見逃して差し上げましょう」
怪物はそんなこと関係ないとばかりに自分の腕がないことによる怒りと腕を切られた痛みで吠えた。
「ゴァーー!!」
彼はハァと溜息をつき言った。
「それでは貴方を裁きます。正義の名の下に」
怪物は彼に残っている手を振り下ろした。彼はその拳を剣の刃で受けた。そして怪物の腕はまるで怪物の怪力とその剣の切れ味で真っ二つになった。
「ゴァーー!?」
腕を両方とも斬られたことにより怪物は暴れ始めた。
「ゴァーー!!」
怪物は足を振り回したり足をみ鳴らしたりして周りを破壊し始めた。すると彼は一言言った。
「ジャスティス。ラウモード。『周りのものを破壊してはならない』」
彼がそう言うといつの間にか怪物の首と両足に鎖が巻き付いた。その怪物に彼が近づいていった。怪物は彼に向かって吠えた。
「ゴァーー!!」
しかしその声は首の鎖によりあまり声が出ていなかった。彼は怪物に対して言った。
「それは法の鎖。法の鎖は法を犯そうとするもの事前に止める能力を持つ。しかし」
青年がそこまで言った時バキッ!!という音と共に鎖がちぎれ青年の体のあたりに影が出来た。
ドシン!!怪物のかかと落としが青年がいた場所に振り下ろされた。しかしは彼にあたることなく地面にヒビを入れただけだった。彼はそこを見た後怪物の方を向いた。
「ただ止めるだけでしかない。そしてもし法を犯した場合そのものには処罰が訪れる。そして俺の方の今回の処罰は」
そこまで行った時彼は剣をしまい右手開きを横に伸ばした。すると右手の先が光り始めその光が槍の形になっていった。
「死刑だ」
そして彼は光の槍を怪物に向かって投げた。その光の槍は怪物の胸にあたった。そして怪物の体から無数の光の槍が飛び出した。そして鎖はすべて消えた。
「執行完了」
彼はそう言い僕の方に近づいて言った。
「怪我はありませんか」
僕はその優しい言葉を聞いた時泣いてしまった。
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ひとしきり泣いた僕に彼は言った。
「そろそろ帰りましょうか」
そして僕達は街の方へと向かって歩いた。
街に帰っている途中、彼は僕に言った。
「ところで御名前はなんでしょうか」
僕は答えた。
「僕はネモ。ネモ・ミークだよ」
僕がそう言うと彼は言った。
「よろしくネモさん。私の名前は」
その名前を聞いて僕は驚いた。なぜなら
「ジルノット。ジルノット・エヘダム」
今、一番強いと噂されている騎士の名前だったからだ。
ジルノット・エヘダム 16歳 男
クラス
救世主 ユニーク Level 2
能力 共通 このクラスがレベル3以下の場合スキルを習得と新しいクラスの取得をすることは出来ずスキルの経験値全てがこのクラスの経験値に変換される。
Level 1 全ステータスが1上昇
Level 2 全ステータスが2上昇
スキル
ジャスティス Level 1
能力 共通 ラウモードー法を作りそれを執行する。その法を犯したものには罪を与える。
Level 1 ジャッジメント 光の槍を作り出す。その槍には触れたものの罪の重さに見合ったダメージを与える。