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人格異常者の異世界譚  作者: 5110
プロローグ
3/7

プロローグ j

新作です。


まずは1人目のプロローグ

広く白い空間。そこには三人の人影が存在していた。



一、人は生まれながらにして基本的に善の存在である。


sid 常海とこうみ 雅由まさよし





「どこだここは」


誰かが言った。私は常海 上 19歳の大学生だ。特に特別なことはない。ただ少し変わっていると友達に言われることがたびたびあっただけの普通の善人だ。この意味不明の空間において行かれた以外は。まぁ私以外にもここに連れてこられたに人がいるようだ。私はその人の声に応えた。


「わかりません。私も気付けばここに連れてこられていたので」


私がそう言うともう一人も喋った。


「三人とも知らない間にここに連れてこられたということでしょうか?」


ここにいる三人はここには連れてこられたようだ。私は部屋を見回した。この空間は白い。圧倒的な白さで距離感が全く感じられない。そこに私以外の二人の人を見た。一人は言うなれば黒。長髪黒髪の男性で目が細く顔は常に笑っている。しかしどこか冷たい。服装は黒が好きなのか黒のコートを羽織っている。その下に白いTシャツを着て、ジーンズのパンツを履いていた。もう一人は地味だ。黒髪で黒目。全く表情が読み取れない。存在感が全くなく周りが白く無ければ気付かなかったかもしれない。服装も地味だ。上下灰色のジャージを着ていた。眠たいのか目が閉じかかっている。そうして私が他の人を見ていると黒い粒が大量に部屋の真ん中に集まっていく。そしてそれは一箇所に集まりそして人型を形成した。その人型は口を開けた。いや口にあたる部分があいた。そしてヘリウムガスを吸った人のような高い声が聞こえた。


「やぁやぁやぁやぁ。どうだい君達。ここの居心地は」


その人型が喋ると黒の人が言った。


「お前が俺たちを連れてきたのか?」


その声には怒りが混じっていた。人型は怒りを受けても全く動じずに言った。


「そうだね。僕が君たち三人をここに連れてきたんだよ」


人型がそう言うと、地味の人が言った。


「何故僕らをここに連れてきたんだ?」


その声には全くの感情が込められていないようだった。その感情がない声にも人型は答えた。


「そうだね〜。それはね。ツマラナイからだよ」


その答えに黒の人は一層怒りを込めて言った。


「じゃあ俺たちはテメェの暇潰しを此処でするために呼ばれたっていうのか」


人型はその問いに答えた。


「少し違うね。暇ツブシをするのはあってるけど、ここじゃないよ」


私は聞いた。


「此処じゃない、とはどういうことでしょうか」


人型はこちらを向き答えた。


「君達もよく知っている世界だよ。その君達の良く知る世界の中の地球という星だよ」


何故?と思ったが地味な人が聞いた。


「じゃあ何故ここに僕たちを連れてきたの?」


人型は嬉しそうな声色で答えた。


「いい質問だね。その質問を答えるにはこの部屋のことを話さないとね。この部屋はね時間を渡る事が出来る部屋なんだよ」


人型は歩き始めた。いや歩いているように見えるように動いた。


「それでねこの部屋は過去へと向かってるんだよ。ん!?質問は最後にね」


黒の人が喋ろうとしたが口がパクパク動くだけで肝心の音が出ていなかった。


「人の話は最後まで聞かなければいけないでしょ。それでね何故過去に向かっているかそれはね〜なんと。君たちの行く世界はもしも。もしも地球の誕生時に魔力などという神秘の力が存在していたらという世界だよ」


その言葉を聞いた時私以外の二人はとても表情が変化した。黒の人は笑顔が一瞬とても歪みそしてすぐに笑顔に戻った。地味の人は無表情な顔を崩さず私と黒の人のことを見ていた。そんな中、人型は更に続けた。


「君たちは新しい赤子としてその世界に生まれる。だけどただの赤子として生まれても僕の暇ツブシにはならない。だから三人に特別な力を与えよう」


そして人型は霧散し地味の人の前に行き、


「まずは君だね。君にはコレを」


そう言って黒い球を地味の人の胸に当てた。するとその球は体の中にズブズブと埋まっていき、そして彼の中に消えた。そして人型はまた霧散し今度は黒の人の前に行った。そして、


「そして君。君にはコレだね」


そう言ってまた新しく出した黒い球を黒の人に埋め込んだ。そして霧散し私の前にきた。そして黒い球を私の胸にに当てた。


「!!!!!」


その瞬間体に痛みが走った。身体中の細胞が今入ってきたものを異物と判断し吐き出そうとしているような感覚に襲われた。しかし非情にもその黒い球は私の体に入ってきた。人型の声が近くで聞こえた。


「そして君はコレだ」


黒い球が全部が入り込むと痛みが嘘のように消えた。そして私は理解した。自分に新しく入ってきた力について。人型は私達に言った。


「じゃあこれで万全だね。何か聞きたいことは」


地味な人が聞いた。


「あなたは何者なんですか?」


人型の口が三日月型になっていった。そして、言った。


「僕はね〜君達から見れば〜神とかそんな存在じゃないかな。あっ。でもね、君たちが考えるようなものじゃないよ。ただの傍観者だよ。時間も空間も無限に続く場所で君達地球の生物を見ていた。だけどこの頃進化もしない進歩もしないそんな怠惰な世界を見ていて面白味を感じなかったんだ。だからね見る範囲を狭めてみようと思ったんだよ。だけどね今から見るといっても誰を見れば面白いかわからなくてね。だから君達を未知の世界に送ろうと思ってさ。おっと無駄話が過ぎたね」


そういった人型は黒い粒に変化していきそして部屋の至る所のくっついていきそして黒い色は広がっていった。そしてその内の一つが私の腕に当たった。そして黒くなっていった。そして先程まで聞こえていた声が聞こえてきた。


「じゃあ、頑張っていってね〜」


そして視界が黒に染まった。

備わった能力


ジャスティス Level1


1相手の行動に新しい法を一つ追加し縛る

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