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姉狼の秘密 《後編》

「ねぇルゥ。さっきのは何なの?」

安全な場所に避難したところで

姉狼が話し出した。





「姉上の…名前を呼んだ。」





ルゥが言った。



「私の名前…?」

姉狼…いや、ウルルは目をまんまるにして

聞いた。

「父上と母上と私たちが

別れる事になったとき、母上に言われたの。

“弱いウルルをルゥが守ってあげなさい。

あなただけじゃ守れなくなったときは

ウルルの名前を呼びなさい。

驚くほどの力が出るわ。

だけど、それは危険なときだけ。

危険でも何でもないときに言ってしまうと

あなた達は別れることになる。

だからルゥは普段から姉上と呼ぶように

しなさい”ってね。」


言い終わるとルゥはゆっくり口を閉じた。


「母上が…そんな事を…?」


ウルルが哀しげに言った。


「ええ。おっしゃっていたわ。」

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