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こんなことがありました。  作者: 金子よしふみ
第二章 新しい生活

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就寝前

 テレビも、ラジオも、オーディオもつけない部屋の中には、この町のどこか遠くで走っている救急車のサイレン音が届いてきた。

 日をまたぐ少し前の時間だった。

 蛍光灯がまぶしすぎて消した。

 シャワーを浴びた後のことだった。

 冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して口をつけた。その冷たさが爽快に思う時期が訪れていた。

ベランダへの窓を開け、風を入れる。やはり爽快だった。

 それでも飲んだ水もこの風も、どこか冷た痛く感じだのはなぜだったのだろうか。

 バスタオルで髪を何度かくしゃくしゃにしてから、ペットボトルを再び冷蔵庫に入れて、ベッドに身を預けた。

 今度は違うサイレンの音が聞こえたが、すぐに消えてしまった。


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