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こんなことがありました。  作者: 金子よしふみ
第二章 新しい生活

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経緯

 カナ姉との会話からも察していただけただろうが、俺は家族と同居していない。転校とともに一人暮らしを始めたのだ。それができたのも、アパート経営をしている叔父さんのおかげであり、築数年にしては割安に済んだらしい。

 そもそも俺をこっちに呼んだのは、その叔父さんの影響であった。叔父さん曰く、俺はもっと快活になった方がいいらしい。高校進学の時も選択基準は自宅に近いかだけだった。中学の時は幽霊部員だったし、そういうのがスポ根的な叔父さんから見れば堪らなかったんだろう。両親も同意だったらしい。

 それで転校の話が出て、俺にしても、よくサボっている近い高校に三年間通うよりも、誰も知らない所でいた方が、気が楽だろうと予想していた。だから、この話に乗ったわけだ。しかし、この時点でカナ姉のことをすっかり忘れていたのはスルーしておきたい。実際、叔父さんが手続きをしてくれたものだから、どの高校に行くのかもよく知っておらず

「確か、カナ姉って、この高校に行ったんじゃなかったっけ?」

 と思いだしたのは、書類選考や面接や簡単なペーパー試験を経て、晴れて転校が許可された後だった。

 かといって、知ってる人がいる。などと気落ちすることもなかった。何と言ってもあのカナ姉である。他の人ならともかく、特に我を張る必要もない。あの猪突猛進だけを勘弁してくれればいいだけのこと。

と、思っていたのだが、転校初日に懸念が実現するとは。

 まあ、いいか。逆に俺と距離と取る人が増えれば、それでいい。それでいいんだ。


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